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10分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
断片(Ⅱ)寺田寅彦
10分以内
連句で附句をする妙趣は自己を捨てて自己を活かし他を活かす事にあると思う。
スパーク寺田寅彦
10分以内
当らずさわらずの事を書こうとするとなかなか六かしい。
釈迢空に与ふ斎藤茂吉
10分以内
君が歌百首を發表すると聞いたとき僕は嬉しいと思つた。
浅間山麓より寺田寅彦
10分以内
真夏の正午前の太陽に照りつけられた関東平野の上には、異常の熱量と湿気とを吸込んだ重苦しい空気が甕(かめ)の底のおりのように層積している。
高原寺田寅彦
10分以内
七月十七日朝上野発の「高原列車」で沓掛に行った。
ゴルフ随行記寺田寅彦
10分以内
ずっと前からM君にゴルフの仲間入りをすすめられ、多少の誘惑は感じているが、今日までのところでは頑強に抵抗して云う事を聞かないでいる。
雑記帳より(Ⅰ)寺田寅彦
10分以内
フランスの絵入雑誌を見ていると、モロッコ地方の叛徒の討伐に関する写真ニュースが数々掲載されている。
新年雑俎寺田寅彦
10分以内
数年前までは正月元旦か二日に、近い親類だけは年賀に廻ることにしていた。
ピタゴラスと豆寺田寅彦
10分以内
幾何学を教わった人は誰でもピタゴラスの定理というものの名前ぐらいは覚えているであろう。
阿芳の怨霊田中貢太郎
10分以内
由平は我にかえってからしまったと思った。
風呂供養の話田中貢太郎
10分以内
中国山脈といっても、播磨と但馬の国境になった谷あいの地に、世間から忘れられたような僅か十数戸の部落があったが、生業は云うまでもなく炭焼と猟師であった。
法華僧の怪異田中貢太郎
10分以内
奈良県吉野郡掖上村茅原に茅原寺と云う真宗の寺院があった。
火傷した神様田中貢太郎
10分以内
天津神国津神、山之神海之神、木之神草之神、ありとあらゆる神がみが、人間の間に姿を見せていたころのことであった。
小さな旅富田木歩
10分以内
五月六日今宵は向嶋の姉に招かれて泊りがてら遊びに行くのである。
累物語田中貢太郎
10分以内
承応二巳年八月十一日の黄昏のことであった。
怪しき旅僧田中貢太郎
10分以内
――此の話は武蔵の川越領の中の三ノ町と云う処に起った話になっているが、此の粉本は支那の怪談であることはうけあいである。
死人の手田中貢太郎
10分以内
此の話は、私が少年の時、隣家の老人から聞いた話であります。
雀の宮物語田中貢太郎
10分以内
東北本線の汽車に乗って宇都宮を通過する者は、宇都宮の手前に雀の宮と云う停車場のあるのを見るであろう。
長者田中貢太郎
10分以内
何時の比であったか、四国の吉野川の辺に四国三郎貞時と云う長者が住んでた。
人蔘の精田中貢太郎
10分以内
これは人蔘で有名な朝鮮の話であります。
薬指の曲り田中貢太郎
10分以内
――これは、私が近比知りあった医学士のはなしであります――私の父と云うのは、私の家へ養子に来て、医師になったものでありまして、もとは小学校の教師をしておりました。
とんだ屋の客田中貢太郎
10分以内
これは喜多村緑郎さんの持ち話で、私も本年六月の某夜浜町の支那料理で親しく喜多村さんの口から聞いて、非常に面白いと思ったから、其のうけうりをやってみることにしたが、此の話の舞台は大阪であるから、話中上場の人物は、勢、要処要処で大阪辯をつかわなくてはならないが、私には大阪辯がつかえないから、喜多村さんの話のように精彩のないと云うことをあらかじめ承知していてもらいたい。
提灯田中貢太郎
10分以内
八月の中比で国へ帰る連中はとうに帰ってしまい、懐の暖かな連中は海岸へ往ったり山へ往ったり、東京にいるのは金のない奴か物臭か、其のあたりのバーの女給にお思召をつけている奴か、それでなければ僕等のように酒ばかり飲み歩いている奴ばかりなのでしたよ。
自作を語る太宰治
10分以内
私は今日まで、自作に就いて語った事が一度も無い。
多頭蛇哲学太宰治
10分以内
事態がたいへん複雑になっている。
答案落第太宰治
10分以内
「小説修業に就いて語れ。
返事太宰治
10分以内
拝復。
作品の倫理的批評豊島与志雄
10分以内
私は今茲に作品の倫理的批評に就いて一二のことを云ってみたい。
真夜中から黎明まで豊島与志雄
10分以内
時の区劃から云えば、正子が一日と次の日との境界であるけれども、徹夜する者にとっては、この境界は全く感じられない。
梅花の気品豊島与志雄
10分以内
梅花の感じは、気品の感じである。
春の幻豊島与志雄
10分以内
春を想うと、ただもやもやっとした世界の幻が浮んでくる。
蝦蟇豊島与志雄
10分以内
五月頃から私の家の縁先に、大きい一匹の蝦蟇が出た。
真夏の幻影豊島与志雄
10分以内
広々とした平野である。
秋の気魄豊島与志雄
10分以内
秋と云えば、人は直ちに紅葉を連想する。
湯元の秋豊島与志雄
10分以内
私は或る秋の初め、日光の奥の湯元温泉に約二週間ばかり滞在していた。
故郷豊島与志雄
10分以内
北海道胆振国に、洞爺湖という湖水がある。
月評をして豊島与志雄
10分以内
月評をして、あらゆる情実より脱せしめよ。
戯曲を書く私の心持豊島与志雄
10分以内
四五年前から、戯曲を書いて見たまえって、周囲の友人に度び度びすすめられたことがあったんです。
帰京記豊島与志雄
10分以内
大正十二年の夏、私は深瀬春一君と北海道を旅し、九月一日には函館の深瀬君の家にいた。
逢魔の刻豊島与志雄
10分以内
昔は、逢魔の刻というのがいろいろあった。
「自然」豊島与志雄
10分以内
私の家の東側は、低い崖地になっている。
樹を愛する心豊島与志雄
10分以内
庭の中に、桃の木があった。
条件反射豊島与志雄
10分以内
煙草煙草の好きな某大学教授が、軽い肺尖カタルにかかった。
愉快な話豊島与志雄
10分以内
愉快な話というものは、なかなかないものだ。
舞踏病豊島与志雄
10分以内
君は舞踏病という病気を知っていますか。
豊島与志雄
10分以内
猫は唯物主義だと云われている。
蜘蛛豊島与志雄
10分以内
蜘蛛は面白い動物である。
豊島与志雄
10分以内
五月末の或る晴れやかな日の午後四時頃、私は旧友N君と一緒に、帝国大学の中の大きな池の南側にある、小高いテラースの上の、藤棚の下の石のベンチに腰掛けていた。
初秋海浜記豊島与志雄
10分以内
仕事をするつもりで九十九里の海岸に来て、沼や川や磯を毎日飛び廻ってるうちに、頭が潮風にふやけてしまって、仕事はなかなかはかどらず、さりとて東京へ帰る気もしないで、一日一日をぼんやり過してるうちに、もういつしか初秋になっていた。
表現論随筆豊島与志雄
10分以内
私達六七人の男女が、或る夏、泳げるのも泳げないのもいっしょになって、遠浅の海で遊んでいた。
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