30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 瓜の涙 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 年紀は少いのに、よっぽど好きだと見えて、さもおいしそうに煙草を喫みつつ、……しかし烈しい暑さに弱って、身も疲れた様子で、炎天の並木の下に憩んでいる学生がある。 | |||
| 墓 | 正岡子規 | 30分以内 | |
○こう生きて居たからとて面白い事もないから、ちょっと死んで来られるなら一年間位地獄漫遊と出かけて、一周忌の祭の真中へヒョコと帰って来て地獄土産の演説なぞは甚だしゃれてる訳だが、しかし死にッきりの引導渡されッきりでは余り有難くないね。 | |||
| 三国山と苗場山 | 木暮理太郎 | 30分以内 | |
大正二、三年の頃、東京から見える山のスケッチを作る為に、強い北西の風が吹く晴れた冬の日には、よく愛宕山の塔や浅草の凌雲閣に上って、遠い雪の山の姿に見入りながら、新しい印象や古い記憶を辿って、山の持つ個性から其何山であるかを探し出すのが楽しみであった。 | |||
| 母たち | 小林多喜二 | 30分以内 | |
弟が面会に行くとき、今度の事件のことをお前に知らせるようにと云ってやった。 | |||
| 狐 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
非有想非無想処――大智度論 時は寛保二年頃。 | |||
| 陶芸家を志す者のために | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
私に陶器に関する講演をせよとのご依頼を受けましたが、何をどう申し上げてよいか困っております。 | |||
| エトランジェ | 堀辰雄 | 30分以内 | |
七月二十三日 夕方だのに汽車は大へん混んでゐた。 | |||
| いわゆる自然の美と自然の愛 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
教育学の書物を開いて見ると、博物学の教育的価値を論ずるところにかならず次の一か条が掲げてある。 | |||
| 文壇球突物語 | 南部修太郎 | 30分以内 | |
球突の球の響 アントン・チエエホフの名戯曲「櫻の園」の第三幕目の舞台の左奧手には球突塲がある心になつてゐる。 | |||
| 牡丹灯籠 牡丹灯記 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
日本の幽霊は普通とろとろと燃える焼酎火の上にふうわりと浮いていて、腰から下が無いことになっているが、有名な円朝の牡丹燈籠では、それがからこんからこんと駒下駄の音をさして生垣の外を通るので、ちょっと異様な感じを与えるとともに、そのからこんからこんの下駄の音は、牡丹燈籠を読んだ者の神経に何時までも遺っていて消えない。 | |||
| 彷徨へる | 徳田秋声 | 30分以内 | |
芸術論や人生論をやる場合にも劣らぬ否寧ろそれよりも※かに主観的に情熱の高まつて来るのは、彼が先輩G――の愛人I子の噂をする時の態度であつたが、その晩彼は彼自身の恋愛的事件について、仄かな暗示をG――に与へたのであつた。 | |||
| Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について | エドゥアール・エルネ・プリリュー | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について (著者のプリリューは,最外殻の子嚢子座および内部の子嚢殻の両方を合わせてこうよんでいると思われる.以降,多くの場合,子嚢子座と読み替えて差し支えない) 国立学院教授(原文では「M. PRILLIEUX, de 〔l'Institut〕」.確証には至らなかったが,「M | |||
| 藤九郎の島 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 享保四年の秋、遠州新居の筒山船に船頭左太夫以下、楫取、水夫十二人が乗組んで南部へ米を運んだ帰り、十一月末、運賃材木を積んで宮古港を出帆、九十九里浜の沖合まで来たところで、にわかの時化に遭った。 | |||
| 遁走 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
一 神田のある会社へと、それから日比谷の方の新聞社へ知人を訪ねて、明日の晩の笹川の長編小説出版記念会の会費を借りることを頼んだが、いずれも成功しなかった。 | |||
| 好色夢 | 牧野信一 | 30分以内 | |
回想 父の十三回忌が一昨年と思はれ、たしかその歿後の翌年と回想される故指折れば早くも十星霜にあまる時が経ちしなり、故葛西善蔵氏が切りと余に力作をすゝめ、稿終るや氏は未読のまゝに故滝田哲太郎氏へおくられたるなり。 | |||
| 野萩 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 出かけるはずの時間になったが、安は来ない。 | |||
| 十万石 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 こゝに信州の六文錢は世々英勇の家なること人の能く識る處なり。 | |||
| 竈の中の顔 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
※ 「今日も負かしてやろうか」 相場三左衛門はそう云ってから、碁盤を中にして己と向いあっている温泉宿の主翁の顔を見て笑った。 | |||
| 黒髪山 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
源氏物語の「總角」の卷で、長患ひのために「かひななどもいとほそうなりて影のやうによわげに」、衾のなかに雛かなんぞの伏せられたやうになつたきり、「御髮はいとこちたうもあらぬほどにうちやられたる、枕よりおちたるきはの、つやつやと」した宇治の姫君が愛人の薫の君たちにみとられながら、遂に息を引きとつてしまふ。 | |||
| 仮面 | 正宗白鳥 | 30分以内 | |
一 五月も末になつてゐるのに、火鉢の欲しいほどの時候外れの寒さで、雨さへ終日降りつゞいた。 | |||
| 短歌 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
明治三十五年 ○ 鞦韆のさゆらぎ止まぬ我が庭の芭蕉卷葉に細し春雨 ひと夜えにし おち椿ふみては人のこひしくて春日七日を惓じぬる里 流れ來て加茂川さむき春のよひ京の欄人うつくしき あけぼのの花により來しそぞろ道そぞろあふ人皆うつくしき 松落葉ふみつつ行けば里ちかし朝靄みちにうすれうすれゆく 朝ゆくに人目涼しき濱や濱小靴玉靴漣のあと 明治三十六年 ○ 白黄紅 | |||
| 青山菊栄様へ | 伊藤野枝 | 30分以内 | |
青山菊栄様 あなたの公開状は本当に、私には有りがたいものでした。 | |||
| 渓三題 | 木暮理太郎 | 30分以内 | |
いつぞや秩父の長瀞見物に行って来た人が「どうもいい景色ですな、あんな所は山の中にもそう沢山はありますまい」というて、其話をして呉れたことがある。 | |||
| 越後獅子 | 羽志主水 | 30分以内 | |
(一) 春も三月と言えば、些しは、ポカついて来ても好いのに、此二三日の寒気は如何だ。 | |||
| 日本出版協会論 | 嶋中雄作 | 30分以内 | |
1 「あなたの方の出版協会というのはいつもゴタ/\揉めているようですが、どうしたというんですか?」 こういって訊ねる人もある。 | |||
| 国民教育の複本位 | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔成瀬君からの依頼〕 諸君、今日は成瀬〔仁蔵〕君より諸君に向って何か一言述べる様にという事でありました。 | |||
| 旅客機事件 | 大庭武年 | 30分以内 | |
1 ――E・S微風、驟雨模様の薄曇。 | |||
| 向嶋 | 永井荷風 | 30分以内 | |
向島は久しい以前から既に雅遊の地ではない。 | |||
| 雀が森の怪異 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
明治――年六月末の某夜、彼は夜のふけるのも忘れてノートと首っぴきしていた。 | |||
| 盗難 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
小さい妹の、激しい泣き声に目をさましたのは、彼れ此れもう六時であった。 | |||
| 一人舞台 | アウグスト・ストリンドベリ | 30分以内 | |
人物 甲、夫ある女優。 | |||
| 撫でられた象 | 中原中也 | 30分以内 | |
様々な議論が沸騰してゐるけれど、それらの何れもはや議論といふよりは彷徨、それも随分無責任な、身入りのしないことにしか過ぎない。 | |||
| 二人の盲人 | 平林初之輔 | 30分以内 | |
一 復興局の一技師の手が、大東京市の地図の上に、縦横に朱線をひいていく。 | |||
| 十日の菊 | 永井荷風 | 30分以内 | |
一 庭の山茶花も散りかけた頃である。 | |||
| 最近欧米に於ける財政経済事情 | 井上準之助 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] 例言 本編は大正十三年九月一日芝公園協調会館に開催の教化団体聯合会主催震災記念国力振興大講演会に於ける前大蔵大臣井上準之助氏の講演速記を謄写したものである。 | |||
| 里の今昔 | 永井荷風 | 30分以内 | |
昭和二年の冬、酉の市へ行った時、山谷堀は既に埋められ、日本堤は丁度取崩しの工事中であった。 | |||
| 年譜 | 原田義人 | 30分以内 | |
一八八三年 七月三日、当時オーストリア帝国領であったプラーク(現在のチェコ首都プラハ)に生まれる。 | |||
| 志士と経済 | 服部之総 | 30分以内 | |
一 幕末に取材する大衆文芸は一部志士文芸(?)でもあるが、志士活動の基底にどんな社会経済が横たわっているのかはっきりしないものが多い。 | |||
| 周防石城山神籠石探検記 | 喜田貞吉 | 30分以内 | |
明治四十二年十二月三十日、世間では年末だ師走だと餅搗きやら懸取りやらに忙しく騒いでいる中を東京帝国大学の嘱によって石城山神籠石探検の為に登山した。 | |||
| 世界の裏 | 国枝史郎 | 30分以内 | |
一 十六堂会 この面では理屈は云わない。 | |||
| 行乞記 | 種田山頭火 | 30分以内 | |
八月八日 五時半出立、はつらつとして歩いてゐたら、犬がとびだしてきて吠えたてた、あまりしつこいので※杖で一撃をくれてやつた、吠える犬はほんとうに臆病だつた。 | |||
| 普羅句集 | 前田普羅 | 30分以内 | |
序 説明するまでもなく、此の句集を繙かれる時、一句一句に就て私の生活が見出される事であらう。 | |||
| 青年の天下 | 大隈重信 | 30分以内 | |
この世界は諸君青年達の世界である 健全なる精神をもち、健康なる体躯を有する青年であって、それで成功が出来ないということがあるものか。 | |||
| 誰も知らぬ | 太宰治 | 30分以内 | |
誰も知ってはいないのですが、――と四十一歳の安井夫人は少し笑って物語る。 | |||
| 小酒井不木氏スケッチ | 国枝史郎 | 30分以内 | |
一 「高きに登って羅馬を俯瞰し、巨火に対して竪琴を弾じ、ホーマアを吟じた愛す可き暴王、ネロを日本へ招来し、思想界へ放火させようではないか。五百あまりの白骨が、塁々として現われようぞ。惜しい人間が幾人あろう? 一、二、三……」と指を折る。 | |||
| 文庫版『雀の卵』覚書 | 北原白秋 | 30分以内 | |
※ 初版本について 初版『雀の卵』は大正十年八月にアルスより刊行された。 | |||
| 独楽 | 高祖保 | 30分以内 | |
征旅 蛾は あのやうに狂ほしく とびこんでゆくではないか みづからを灼く 火むらのただなかに わたしは みづからを灼く たたかひの 火むらのただなかへ とびこんでゆく あゝ 一匹の蛾だ 夢に白鶏をみる 暁のともしびほそく灯りて歳新し 城太郎 暁のともしび ほそい庫裡に 神さびた白鶏が ククク、クと鳴いて 羽搏いた あとは 森閑と なり鎮まる (鶏の面輪は 阿母の俤あつて 床しい) い | |||
| 絵画の不安 | 中井正一 | 30分以内 | |
真に在るものは不安の上にある、というハイデッガーの考えかたには何ものか深いものがある。 | |||
| 馬の顔 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
暗い中から驟雨のような初夏の雨が吹きあげるように降っていた。 | |||
| 勢力の中心を議会に移すべし | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔国家における勢力の中心の移動〕 およそ国家は如何なる時代にも、勢力の中心が必要である。 | |||