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切捨御免――貞操なきジャーナリズム――

坂口安吾

『切捨御免』は青空文庫で公開されている坂口安吾の短編作品。5,061文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
5,061文字
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書出

帝銀容疑者、北海道のH画伯のタイホ、上京、二十三日上野駅到着は犯人見物の人出で賑ったそうだが、首実検で、犯人らしくないときまると、たった一日でガラリと人気が変って、今日(八月二十五日)の新聞は、人権侵害、にわかにH画伯に同情あつまり、警視庁は総攻撃をくらっている。

初出「オール読物 第三巻第一〇号」1948(昭和23)年10月1日
底本坂口安吾全集 07
表記
新字新仮名
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