5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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私は何を読むか | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「デカブリストの妻」ネクラーソフ作谷耕平訳新星社最近深い感銘をもってよみました。 | |||
これでは囚人扱い | 宮本百合子 | 5分以内 | |
逃げて行く子供達と、そしてそれをとりまく環境と両方に問題があると思います。 | |||
平和を保つため | 宮本百合子 | 5分以内 | |
日本女性の参政二年を記念して、去る十日にマッカーサー元帥が発したステートメントの言葉は大変に美しく、日本婦人の理想の姿を描き出していたと思います。 | |||
東宝争議について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
一般文化の問題として多くの人が注目している。 | |||
心から送る拍手 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
六十八歳になられた作家森田草平氏が入党されたということは、多くの人にいろいろと語りかけるいみを持っています。 | |||
山崎富栄の日記をめぐって | 宮本百合子 | 5分以内 | |
芥川龍之介が自分の才能とか学識を越えて社会と文学そのものの大きい変化と発展を見通して、そこから来る漠然とした不安を感じて死んだのと、太宰氏の生涯の終り方とは、まったく別種のものです。 | |||
批評は解放の組織者である | 宮本百合子 | 5分以内 | |
多喜二的みがまえということがいわれるとき、あの激しい弾圧の中で多喜二がひどくいびられ最後には殺されてしまったあのいさましい犠牲的な身がまえを要求されるように感じて、それを拒否しようとする動きがあるけれども、それには治安維持法という大きな恐しい影がつきまとっていて、その治安維持法への拒否が自分のあり方を歴史の上で生かそうとした多喜二的身がまえになっているので、この治安維持法へのびりびりした恐怖の根性を引出して日に干してよく殺菌しなければなにかおじおじしたものになってしまう。 | |||
泉山問題について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
第一私どもの目からみると議会内の大蔵委員会という重要な新給与予算の委員会席上で、あんなに酔うほど酒がでるということがそもそもひどいことだと思います。 | |||
「道標」創作メモ | 宮本百合子 | 5分以内 | |
再びパリへ九月十八日午后六年パリ十月二十四日パリを親たち去る〔欄外に〕青い手帖「フランス」九月二十九日夜三人モンマルトルの赤馬で食事してかえったら下に速達板倉鼎朝六時死板倉さんに泊る三十日夜ペル(ママ)ールにかえり入浴泊る十月一日葬式雨十月二日ひどい風十二時まで眠る夜八時すぎ板倉見まいモンパルナスの角でコーヒ... | |||
「広場」について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「広場」は、一九三九年十二月にかかれた。 | |||
はしがき(『十二年の手紙』その一) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
この往復書簡集三巻におさめられている宮本顕治・宮本百合子の手紙は、一九三四年十二月から一九四五年八月十五日、日本の無条件降伏後、治安維持法が撤廃されて、十月十日網走刑務所から顕治が解放されるまでにとりかわされた書簡、百合子凡そ千余通、顕治四百通ほどの手紙の中からえらび出されたものである。 | |||
気になったこと | 宮本百合子 | 5分以内 | |
二月号をひっくりかえして見ていて気になったことお耳にいれます。 | |||
戦争・平和・曲学阿世 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
1、文筆の仕事の上で、可能なかぎり、戦争反対と平和の確保、原子兵器禁止の態度を明かにして居ります。 | |||
同じ娘でも | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「御隠居様よ、又お清が来ましたぞえ何なりと買ってやりなんしょ」と頬を赤くして火を吹いて居下女の正は台所から声をかけた。 | |||
心配 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
静な町から来た私には駿河台と小川町の通はあんまりにぎやかすぎた。 | |||
大きい足袋 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
私とじいやとは買物に家を出た。 | |||
死に対して | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「めんどくさい、死ぬんだ」胸をしっかりおさえて居た手を椅子のひじかけの上になげ出して男は叫んだ。 | |||
ピッチの様に | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「どうもめっきりよわったもんだ」男は枯木の様に血の色もなく、力もなく、只かすかに、自分の足と云うだけの感じは有る二本の足をつめながら一人ごとを云う。 | |||
この頃 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「お前は好い子だネエ」とあたまをなでられたあとでポカリとげんこつをもらう。 | |||
短歌習作 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
涙ぐみてうるむ瞳を足元になぐれば小石うち笑みてありかんしやくを起しゝあとの淋しさに澄む大空をツク/″\と見るものたらぬ頬を舌にてふくらませ瓦ころがる抜け歯の音きくうすらさむき秋の暮方なげやりに氷をかめば悲の湧く角砂糖のくずるゝ音をそときけば若き心はうす笑する首人形遠き京なるおもちや屋の店より我にとつぎ出しかなはにかみてうす笑する我よめは孔雀の羽かげ髷のみを出す... | |||
秋霧 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
一面、かなり深い秋霧が降りて水を流した様なゆるい傾斜のトタン屋根に星がまたたく。 | |||
夜寒 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
めっきり夜寒になった。 | |||
午後 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
昨夜おそく帰ったので私は昼近くなるまで、何もしらずに赤坊の様によく寝込んで仕舞った。 | |||
霜柱 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
冬の日の静けさは何となく一種異った感じを人に与える。 | |||
草の根元 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
五時に近い日差しが、ガラス窓にうす黄色くまどろんで居る。 | |||
南風 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
昨夜、ドッドと降って居た雨が朝になってすっかり上った。 | |||
偶感 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
非常に愛らしい妹を得ると同時に、危ぶんで居た母の健康も廻復期に向って来たので、私は今又とない歓びに身を横えて居る。 | |||
雨の日 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
ねばねばした水気の多い風と、横ざまに降る居ぎたない雨がちゃんぽんに、荒れ廻って居る。 | |||
曇天 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
此頃、癖になって仕舞ったと見えて、どうしても私は九時前には起きられない。 | |||
雨滴 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
此頃、自然美の讚美され出して来た事は、自然美崇拝の私にとってまことに嬉しく感じる事である。 | |||
一日 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
降りたくても降れないと云う様な空模様で、蒸す事甚い。 | |||
後庭 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
いつもの様に私は本を持って庭に出た。 | |||
飛鳥寺 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
私が飛鳥の里に來たのは、秋も半ばを過ぎて、そこらの雜木林は金のやうに黄いろく光つてゐた。 | |||
喜光寺 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
佐紀の村外れから、郡山街道について南へ下ると、路の右手に當つて、熟れかかつた麥の穗並の上に、ぬつとした喜光寺の屋根が見える。 | |||
西大寺の伎芸天女 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
私は西大寺をたづねて、一わたり愛染堂の寶物を見終つた。 | |||
旋風 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
秋篠寺を出て、南へとぼとぼと西大寺村へ下つて來ると、午過ぎの太陽が、容赦もなく照りつけるので、急にくらくらと眩暈(めまひ)がしさうになつて來た。 | |||
貝殻追放 | 水上滝太郎 | 5分以内 | |
古代希臘アゼンスに於ては、人民の快とせざるものある時、其の罪の有無を審判することなく、公衆の投票によりて、五年間若くは十年間國外に追放したりといふ。 | |||
帝室論緒言 | 飯田平作 | 5分以内 | |
我日本の政治に關して至大至重のものは帝室の外にある可らずと雖ども、世の政談家にして之を論ずる者甚だ稀なり。 | |||
絵本 | 林芙美子 | 5分以内 | |
赤い屋根だつたけれど、小さい家にお婆さんがひとりで住んでゐた[#「でゐた」は底本では「ゐでた」]。 | |||
著者小伝 | 直木三十五 | 5分以内 | |
私の略歴本名――植村宗年齡――三十五、卯の一白生地――大阪市南内安堂寺町父――惣八、八十一才母――靜、六十九才族籍――平民弟――清二、松山高等學校教授妻――須磨子、四十七才長男――昂生長女――木の實身長――五尺五寸六七分體重――十二貫百位筆名の由來――植村の植を二分して直木、この時、三十一才なりし故、直木三十一と稱す。 | |||
長谷川時雨が卅歳若かつたら | 直木三十五 | 5分以内 | |
女人藝術は、美人揃(ぞろ)ひである。 | |||
秋の歌 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
チャイコフスキーの「秋の歌」という小曲がある。 | |||
ある幻想曲の序 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
何もない空虚の闇の中に、急に小さな焔が燃え上がる。 | |||
祭 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
毎年春と秋と一度ずつ先祖祭をするのがわが家の例である。 | |||
星 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
天幕の破れ目から見ゆる砂漠の空の星、駱駝(らくだ)の鈴の音がする。 | |||
鷹を貰い損なった話 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
小学時代の先生方から学校教育を受けた外に同学の友達からは色々の大切な人間教育を受けた。 | |||
書簡(Ⅱ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
拝復。 | |||
書簡(Ⅰ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
拝復。 | |||
凩 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
またひとしきり強いのが西の方から鳴って来て、黒く枯れた紅葉を机の前のガラス障子になぐり付けて裏の藪を押し倒すようにして過ぎ去った。 | |||
車 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
私が九つの秋であった、父上が役を御やめになって家族一同郷里の田舎へ引移る事になった。 |