30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 青春 | 槙村浩 | 30分以内 | |
(若き日の孤独を灼きつくす情熱を われらに与えよ われらをして戦いに凍えたる手と疲れたる唇に 友を亨けしめよ 銀の鉛屋根の上に 朽葉色の標燈の照らす夜を われらの老いたる母のひとり眠る時 明るき原と自由なる槌を、こゝに 赤きプラカードのごとく われらと共に擁する友を亨けしめよ 牢獄! 崩れた喜びと愛と思い出の蘇る日 友と生活の悦びを 金盞花えの雑りけなき接吻と共に 鉄色の電気の溶流の瞬間の衝撃の | |||
| 俳句は老人文学ではない | 室生犀星 | 30分以内 | |
萩原朔太郎君がいつか「詩に別れた室生君へ」と題した僕に宛てた感想文のなかに、特に俳句が老年者の文学であつて恰も若い溌溂とした文学作品でないことを述べてあつたが、僕はこれを萩原君に答へずに置いたのは、この問題を釈くことが可成りに面倒であり簡単に言ひ尽せないからであつた。 | |||
| イーサル川 | 斎藤茂吉 | 30分以内 | |
イーサル川は南の方のアルプス山中から出て、北へ向つて流れてゐる。 | |||
| 南京虫日記 | 斎藤茂吉 | 30分以内 | |
西暦一九二三年八月十三日、Rothmund 街八番地に貸間があるといふので日本媼の息子が案内してくれた。 | |||
| ツーン湖のほとり | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう十年も前のことであるが、倫敦に留学中私はユニバシティカレッヂのポーター老先生の所へ繁げ/\出入りしてゐるうちに、一緒に瑞西へ行かうとさそはれたことがあつた。 | |||
| 「茶碗の湯」のことなど | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう三年ばかり前のことであるが、小宮先生の紹介で鈴木三重吉氏の未亡人の方から、『赤い鳥』に昔出ていた通俗科学の話を纏めて、一冊の本にしたいから、その校訂をしてくれというお話があった。 | |||
| 語呂の論理 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
先年北海道で雪の研究に手を付けた時、日本の昔の雪の研究として有名な、土井利位の『雪華図説』と鈴木牧之の『北越雪譜』とを何とかして手に入れたいものと思って、古書の専門店の方へも聞き合せたことがあったが、折悪しくどうも手に入らないので困っていた。 | |||
| 指導者としての寺田先生 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
先生の臨終の席に御別れして、激しい心の動揺に圧されながらも、私はやむをえぬ事情のために、その晩の夜行で帰家の途に就いた。 | |||
| 比較科学論 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
一 研究における二つの型 科学が今日のように発達して来ると、専門の分野が、非常に多岐に分れて、研究の方法も、千差万別の観を呈している。 | |||
| 雪雑記 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この頃大ていの雪の結晶が皆実験室の中で人工で出来るようになったので、自分ではひとりで面白がっている。 | |||
| 由布院行 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
去年の夏のことである。 | |||
| I駅の一夜 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
まだ戦争中の話である。 | |||
| 茶碗の曲線 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう二十年以上も昔の話であるが、考古学を専攻していた私の弟が、東大の人類学教室で、土器の研究をしていたことがある。 | |||
| 隣の花 | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 郊外にある例の小住宅向き二軒長屋。 | |||
| 蛾 | 室生犀星 | 30分以内 | |
一 お川師堀武三郎の留守宅では、ちょうど四十九日の法事の読経も終って、湯葉や精進刺身のさかなで、もう坊さんが帰ってから小一時間も経ってからのことであった。 | |||
| 「鱧の皮 他五篇」解説 | 宇野浩二 | 30分以内 | |
上司小劍は、明治七年十二月十五日に生まれ、昭和二十二年九月二日に死んだ、かぞへ年七十四歳であつた。 | |||
| 父の葬式 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
いよいよ明日は父の遺骨を携えて帰郷という段になって、私たちは服装のことでちょっと当惑を感じた。 | |||
| 父の出郷 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
ほんのちょっとしたことからだったが、Fを郷里の妻の許に帰してやる気になった。 | |||
| 死児を産む | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
この月の二十日前後と産婆に言われている大きな腹して、背丈がずんぐりなので醤油樽か何かでも詰めこんでいるかのような恰好して、おせいは、下宿の子持の女中につれられて、三丁目附近へ産衣の小ぎれを買いに出て行った。 | |||
| 手紙 | 小泉八雲 | 30分以内 | |
拝啓 先に長崎からお手紙を差し上げると申しておりましたが、それはかなわない事になりました。 | |||
| 熱海へ | 牧野信一 | 30分以内 | |
彼は徳利を倒にして、細君の顔を見返つた。 | |||
| 池のまはり | 牧野信一 | 30分以内 | |
「ね、お祖母さん――」 半分あまつたれるやうな口調で彼は、もぐ/\云はせながら祖母の炬燵の中へ割込むで行つた。 | |||
| 砂浜 | 牧野信一 | 30分以内 | |
羽根蒲団の上に寝ころんでゐるやうだ――などと私は思つたくらゐでした。 | |||
| 痴想 | 牧野信一 | 30分以内 | |
私は岡村純七郎の長男で純太郎といふ名前である。 | |||
| 愚かな朝の話 | 牧野信一 | 30分以内 | |
窓に限られた小さな空が紺碧に澄み渡つて、――何かかう今日の一日は愉快に暮せさうな、といふやうな爽々しい気持が、室の真中に上向けに寝転むだ儘、うつとりとその空を眺めあげた私の胸にふはふはと感ぜられました。 | |||
| 蚊 | 牧野信一 | 30分以内 | |
若しも貴方が妾に裏切るやうな事があれば、妾は屹度貴方を殺さずには置きませんよ、と常に云つてゐた女が、いざとなつたら他愛もなく此方を棄てゝ行つた。 | |||
| 凸面鏡 | 牧野信一 | 30分以内 | |
「君は一度も恋の悦びを経験した事がないのだね。――僕が若し女ならば、生命を棄てゝも君に恋をして見せるよ。」と彼のたつた一人の親友が云つた時、 「よせツ、戯談じやねえ、気味の悪るい。」、と二人が腹を抱へて笑つてしまつて――その笑ひが止らない中に、彼はその友の言葉に真実性を認めたから、自分を寂しいと思ふ以上に、親友の有り難さに嬉し涙を感ずる、と同時に、「そんなに心配して呉れないでもいゝよ。」と答へ度い | |||
| 爪 | 牧野信一 | 30分以内 | |
寒い晩だつた。 | |||
| 或るハイカーの記 | 牧野信一 | 30分以内 | |
適量の日本酒を静かに吟味しながら愛用してゐれば、凡そ健康上の効用に此れ以上のものは無いといふことは古来から夙に云はれて居り、わたしなども身をもつてそれを明言出来る者であつたが、誰しも多くの飲酒者は稍ともすれば感情のほとばしるに任せては後悔の種を育てがちになるのも実にも通例の仕儀ながら、わたしも亦その伝で銀座通りなどをおし歩きながらウヰスキーをあをりつゞけたお蔭で、例に依つて例の如く、終ひに閑寂なる | |||
| 山峡の凧 | 牧野信一 | 30分以内 | |
一 百足凧と称する奇怪なかたちの凧は、殆ど人に知られてゐないらしい。 | |||
| 浪曼的時評 | 牧野信一 | 30分以内 | |
先月は殆んど一ト月、新緑の中の海辺や山の温泉につかつて文字といふ文字は何ひとつ目にもせず蝶々などを追ひかけて暮し、その間に何か際立つた作品が現れてゐたかも知れないが、それまでは今年になつてからといふものわたしは、その読後感を誌す目的で毎月つゞけて月々の多くの雑誌を読んで来た。 | |||
| 文学的自叙伝 | 牧野信一 | 30分以内 | |
父親からの迎へが来次第、アメリカへ渡るといふ覚悟を持たせられてゐて、私は小学校へ入る前後からカトリツク教会のケラアといふ先生に日常会話を習ひはじめてゐた。 | |||
| 湖の夢 | 牧野信一 | 30分以内 | |
一 友人である医学士のF君が、オースチンを購入したので、案内車を先に立てながら富士の五湖をまはつて来ようと、或る晩わたしの部屋を訪れた。 | |||
| 書斎を棄てゝ | 牧野信一 | 30分以内 | |
一 もうわたしは、余程久しい以前から定つた自分の部屋といふものを忘れて、まるで吟遊詩人のやうな日をおくつてゐることだ。 | |||
| 月評 | 牧野信一 | 30分以内 | |
一 読むのがのろいからと心配して――これで僕は四ヶ月もつゞけて(三ヶ月間は、「早稲田文学」のために――)早く出るものからぼつ/\と読みはじめ、さて、いよ/\書かうといふ段になると、十日も前に読んだものゝ記憶は大ぶんあやしくなり、また繰ひろげて、あれこれと戸惑ひ、結局時間に追はれて半分も読み損つてしまふ有様は、まるでアダムスン漫画のやうであつた。 | |||
| 喧嘩咄 | 牧野信一 | 30分以内 | |
ちかごろ或る日、十何年も他所にあづけ放してあるトランクをあけて見ると昔のエハガキブックや本や手帳にまぢって、二十歳前後の写真を二束見つけた。 | |||
| その村を憶ひて | 牧野信一 | 30分以内 | |
怒田村のこと 鬼涙、寄生木、夜見、五郎丸、鬼柳、深堀、怒田、竜巻、惣領、赤松、金棒、鍋川――足柄の奥地に、昔ながらのさゝやかな巣を営んでゐるそれらの村々を私は渡り歩いて、昆虫採集に没頭してゐた。 | |||
| 〔婦人手紙範例文〕 | 牧野信一 | 30分以内 | |
転地してゐる義妹へ 何や彼やと毎日のことばかりに追はれて、ついついお手紙さへも書きおくれて居りましたこと、どうぞおゆるし下さい。 | |||
| 「学生警鐘」と風 | 牧野信一 | 30分以内 | |
氷嚢の下 旅まくら 熱になやみて風を聴く とり落した手鏡の 破片にうつる いくつものわが顔 湖はひかりて ふるさとは遠い * 夜をこめて吹き荒んだ風が、次の日もまたその次の日も絶え間もなく鳴りつづけてゐるといふ――そのやうな風に私はこの町ではぢめて出遇つた。 | |||
| 卓上演説 | 牧野信一 | 30分以内 | |
おゝ皆さん、今宵、この真夏の夜の夢の、いとも花やかなる私達の円卓子にお集りになつた学識に富み夢に恵まれ、且つまたゲルマン系の「冒険の歌」より他に歌らしい歌も弁へぬ南方の蛮人(私)を指命して一場の演説を所望なさるゝといふ最も趣味拡き紳士よ、淑女よ、私は立ち上りました、私はマルテン・ルーテルの祈りを口吟みながら立ち上りました――。 | |||
| 喜劇考 | 牧野信一 | 30分以内 | |
KATA-KOMAS ドリアン――彼女は私達の愛馬の名前である。 | |||
| 新興芸術派に就ての雑談 | 牧野信一 | 30分以内 | |
S・S・F倶楽部員の座談会。 | |||
| 川蒸気は昔のまゝ | 牧野信一 | 30分以内 | |
さあ、これから宿へ帰つて「東京見物記」といふ記事を書くのだ――おいおい、タキシイを呼び止めて呉れ、何方側だ? 何方側だ? 俺には見当がつかぬ――などゝ僕は同伴の妻に云ひ寄るのであつたが、妻君は、前の晩に友達と別れてから、夫と手を携へて怖る/\訪れた赤坂辺のダンスホールを訪れたところが、そこで、案外にも平気で踊ることが出来たので、自信を得てしまつて、やつぱり村の野天やアバラ屋で古風な蓄音機に合せて村 | |||
| エハガキの激賞文 | 牧野信一 | 30分以内 | |
友を訪ねて 僕は一ト頃外国製のエハガキを集めたことがある、その頃は、集めた数々のものを酷く大切にして、夫々のアルバムを「科学篇」とか「歴史篇」とか「物語篇」とか「考古篇」とか「美術篇」とか「地理篇」とかといふ風に分類して悦に入つた。 | |||
| 余の倅に就いて | 牧野信一 | 30分以内 | |
試みに、余の三歳になる一子をとらへて、――葛西をぢちやんに如何されたか? と訊ねて見給へ! 彼は、忽ち武張つた表情をして、次のやうな動作をするであらう。 | |||
| 海浜日誌 | 牧野信一 | 30分以内 | |
一 ――日。 | |||
| 第二海豹と雲 | 北原白秋 | 30分以内 | |
古代新頌 懸巣 飛べよ、深山懸巣、 神神はまた目ざめぬ。 | |||
| 博多にて | 小泉八雲 | 30分以内 | |
1 人力車で旅行していて、できるのはあたりを眺めることと夢見ることくらいである。 | |||
| 神戸 | 古川緑波 | 30分以内 | |
久しぶりで、神戸の町を歩いた。 | |||
| 甘話休題 | 古川緑波 | 30分以内 | |
※ もう僕の食談も、二十何回と続けたのに、ちっとも甘いものの話をしないものだから、菓子については話が無いのか、と訊いて来た人がある。 | |||