1時間〜で読める青空文庫の長編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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旗岡巡査 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
雲雀も啼(な)かぬ日河が吼(ほ)えるように河の底から、船頭の大きな声が、「――船止めだとようっ」「六刻かぎりで、川筋も陸も往来止めだぞうっ」船から船へ、呶鳴り交わしてから触れ合っていた。 | |||
柳生月影抄 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
弟の窓・兄の窓紺屋の干し場には、もう朝の薄陽が映している。 | |||
茶漬三略 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
柾木孫平治覚え書人々は時の天下様である太閤の氏素姓を知りたがった。 | |||
波乗りの島 | 片岡義男 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]白い波の荒野へ[#改ページ]かつては洗濯部屋だったところが、スライドや16ミリ・フィルムの映写室になっていて、いま僕たち四人はその部屋のなかにいる。 | |||
雪 | 中谷宇吉郎 | 1時間〜 | |
第1図版[#改ページ]第2図版[#改ページ]第3図版[#改ページ]第4図版[#改ページ]第5図版[#改ページ]第6図版[#改ページ]第7図版[#改ページ]第8図版[#改ページ]第9図版[#改ページ]第10図版[#改ページ]第11図版[#改ページ]第12図版[#改ペー... | |||
遠野物語 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]この書を外国に在る人々に呈す[#改ページ]この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。 | |||
山の人生 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
自山の人生と題する短い研究を、昨年『朝日グラフ』に連載した時には、一番親切だと思った友人の批評が、面白そうだがよく解らぬというのであった。 | |||
先天性代謝異常 | アーチボルド・ギャロッド | 1時間〜 | |
第1章先天性代謝異常動物や植物の属や種を区別するのに役立つ構造や形の違いは、自然における最も明白な事実である。 | |||
簡約医学史 | ウイリアム・オスラー | 1時間〜 | |
過去3世紀のあいだに英語を話す人たちが平均的に働く一生は2倍になった。 | |||
近代医学の興隆 | ウイリアム・オスラー | 1時間〜 | |
原編集者序文(1921)ウィリアム・オスラー卿が1913年4月にイェール大学シリマン財団で行った講義「近代医学の興隆」の原稿は、刊行するためにイェール大学出版会にすぐに渡した。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
世の中が中々むづかしいのは、悧巧者が居過ぎるからなら有がたいが、実は馬鹿が多く居過ぎるためだからやりきれない。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
前年記昭和八年度は、活躍開始の記憶すべき年だった。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
前年記昭和十年は、浅草から丸の内へといふ、僕にとっての一大転機の年として記念すべき年であった。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
昭和十二年一月一月一日(金曜)雨かと思はれた天気も先づ元旦の薄陽ざし、十一時起き。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
昭和十三年一月一月一日(土曜)有楽座初日。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
昭和十四年一月一月一日(日曜)起床十二時。 | |||
古川ロッパ昭和日記 | 古川緑波 | 1時間〜 | |
昭和三十三年一月一月一日(水曜)晴九時すぎに起され、入浴。 | |||
妄想患者 | 牧野信一 | 1時間〜 | |
ふつと、軽い夢が消えると、窓先を白い花が散つてゐた。 | |||
日本改造法案大綱 | 北一輝 | 1時間〜 | |
凡例一。 | |||
受験生の手記 | 久米正雄 | 1時間〜 | |
汽笛ががらんとした構内に響き渡つた。 | |||
野草雑記・野鳥雑記 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
記念の言葉この二冊の小さな本のように、最初思った通りに出来あがらなかった書物も少ない。 | |||
野草雑記・野鳥雑記 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
野鳥雑記暫らく少年と共に郊外の家に住むことになって、改めて天然を見なおすような心持が出て来た。 | |||
夢殿 | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]上巻[#改丁][#ページの左右中央]白良[#改ページ][#ページの左右中央]昭和九年八月中旬、台湾巡歴の帰途、神戸に迎へたる妻子と共に紀州白良温泉に遊ぶ。 | |||
或る少女の死まで | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]大正八年十一月[#改ページ]遠いところで私を呼ぶ声がするので、ふと眼をさますと、枕もとに宿のおかみが立っていた。 | |||
性に眼覚める頃 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]大正八年十月[#改ページ]私は七十に近い父と一しょに、寂しい寺領の奥の院で自由に暮した。 | |||
幼年時代 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]大正八年八月[#改ページ]私はよく実家へ遊びに行った。 | |||
入江のほとり | 正宗白鳥 | 1時間〜 | |
長兄の栄一が奈良から出した絵葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡った。 | |||
風隠集 | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]震前震後[#改ページ]薄日の崖白菊目にたちて黄なる蕋までいくつ明る白菊の乱れ今朝まだ冷たき黄の蕋(しべ)のいとど目にたつ白菊は花みな小さし咲き乱れつつさえざえと今朝咲き盛る白菊の葉かげの土は紫に見ゆ独遊ぶ今朝のこころのつくづくと目を留めてゐる白菊の花に菊の香よ故しわかねどうらうらに咲きの盛りは我を泣かしむ咲くほどは垣内の小菊影さして日のあたり弱き... | |||
木綿以前の事 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
自女と俳諧、この二つは何の関係も無いもののように、今までは考えられておりました。 | |||
幻影の都市 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
かれは時には悩ましげな呉服店の広告画に描かれた殆(ほとん)ど普通の女と同じいくらいの、円い女の肉顔を人人が寝静まったころを見計って壁に吊るしたりしながら、飽くこともなく凝視めるか、そうでなければ、やはり俗悪な何とかサイダアのこれも同じい広告画を壁に張りつけるかして、にがい煙草をふかすかでなければ冷たい酒を何時までも飲みつづけるのである。 | |||
童子 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
母親に脚気があるので母乳はいっさい飲まさぬことにした。 | |||
海阪 | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]道のべの春[#改ページ]半島の早春三浦三崎大正十二年二月一日午後、何処といふあてもなくアルスの牧野君と小田原駅から汽車に乗つた。 | |||
はつ恋 | イワン・ツルゲーネフ | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]P・V・アンネンコフに捧(ささ)げる[#改丁]客はもうとうに散ってしまった。 | |||
黒田如水 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
蜂の巣太鼓櫓の棟木の陰へ、すいすいと吸いこまれるように、蜂がかくれてゆく、またぶーんと飛び出してゆくのもある。 | |||
フレップ・トリップ | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]フレップの実は赤く、トリップの実は黒い。 | |||
蜜のあわれ | 室生犀星 | 1時間〜 | |
一、あたいは殺されない「おじさま、お早うございます。 | |||
われはうたえども やぶれかぶれ | 室生犀星 | 1時間〜 | |
詩を書くのにも一々平常からメモをとっている。 | |||
イングランドの西部の諸州とくにグルスターシャーで見つかった病気で、 牛痘の名で知られているウシ天然痘の原因および効果についての研究 | エドワード・ジェンナー | 1時間〜 | |
真と誤を示すことができるものとして感覚以上に確実な試験があるだろうか?ルクレティウスバースのC・H・パリー博士殿親しいわが友へ科学研究の現代において、牛痘のように特別な性質をもつ病気が最近にこの州および近くの州に出現したのに、長期にわたって特別に注目されていないのは驚くべきことである。 | |||
天満宮 | 上司小剣 | 1時間〜 | |
府立病院の二等室は、其の頃疊が敷いてあつた。 | |||
建国の事情と万世一系の思想 | 津田左右吉 | 1時間〜 | |
今、世間で要求せられていることは、これまでの歴史がまちがっているから、それを改めて真の歴史を書かねばならぬ、というのであるが、こういう場合、歴史がまちがっているということには二つの意義があるらしい。 | |||
コレラの伝染様式について | ジョン・スノウ | 1時間〜 | |
第2版へのこの本の第1版は1849年の8月に出版されたものであるが、薄いパンフレットに過ぎないものであった。 | |||
雨 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
歳月が流れ、お君は植物のように成長した。 | |||
俗臭 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
最近児子政江はパアマネントウェーヴをかけた。 | |||
放浪 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
身に覚えないとは言わさぬ、言うならば言うてみよ、大阪は二ツ井戸「まからんや」呉服店の番頭は現糞のわるい男、言うちゃわるいが人殺しであると、在所のお婆は順平にいいきかせた。 | |||
四つの都 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
『四つの都』の起案より脱稿まで『四つの都』は川島雄三氏の第一回演出作品であるが、同時に私にとっても第一回シナリオである。 | |||
こども風土記 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
小子どもとそのお母さんたちとに、ともどもに読めるものをという、朝日の企てに動かされたのであったが、私にはもうそういう註文に合うような文章を書くことができなくなっているらしい。 | |||
年中行事覚書 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
著者の言葉日本の年中行事が、近頃再び内外人の注意をひくようになったことは事実だが、その興味の中心というべきものが、これからどの方角へ向おうとしているのか、久しくこういう問題に携わっている者には、かえって見当をつけることがむつかしい。 | |||
母の手毬歌 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]この書を外国に在る人々に呈す[#改ページ]母の手毬歌一、正月の遊び皆さんは村に入って、うちに静かに暮らしているような時間は無くなったけれども、その代りには今までまるで知らずにいた色々の珍らしいことを、見たり聞いたりする場合は多くなってきた。 | |||
東奥異聞 | 佐々木喜善 | 1時間〜 | |
街頭に佇てばあまりに騒がしい。 | |||
あの世の入口 | 知里真志保 | 1時間〜 | |
まえがきアイヌ語の地名を調べていると、海岸、または河岸の洞窟に、あの世へ行く道の入口だというものが意外に多い。 |