1時間〜で読める青空文庫の長編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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愛の詩集 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
みまかりたまひし父上におくるいまは天にいまさむうつくしき微笑いまわれに映りて、我が眉みそらに昂る……。 | |||
忘れ残りの記 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
五石十人扶持おもいがけない未知の人から、ぼくらは常々たくさんな手紙をうける。 | |||
森の生活――ウォールデン―― | ヘンリー・デイビッド・ソロー | 1時間〜 | |
訳者のことばソーロー Thoreau の『ウォールデン―森の生活』(Walden, or Life in the Woods)はアメリカの代表的古典の一つである。 | |||
海上の道 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
まえがき私は三十年ほど前に、日本人は如何にして渡って来たかという題目について所感を発表したことがあるが、それからこの方、船と航海の問題が常に念頭から離れなかった。 | |||
食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820) | フレデリック・アークム | 1時間〜 | |
著者フレデリック・アークム専門化学者、ヨーロッパの主な芸術・科学アカデミーおよび学会の会員緒言.この本は表題が示すように、テーブル上で必須または贅沢な品物に分類される食べ物などへの不正な混ぜ物処理(adulteration)を簡単に見つけ出せるようにし、不注意な人たちでも健康に有害物が混じった商品に気づくようにしている。 | |||
お蝶夫人 | 三浦環 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]第一部[#改丁]リリー・レーマンに憧れてドイツへ行ってリリー・レーマンについて歌の勉強をしようと思って三浦政太郎と一緒に横浜を出帆したのは、一九一四年(大正三年)五月二十日のことでした。 | |||
断腸亭日乗 | 永井荷風 | 1時間〜 | |
荷風年四十正月元旦。 | |||
雪国の春 | 柳田国男 | 1時間〜 | |
自二十五、六年も前からほとんど毎年のように、北か東のどこかの村をあるいていたが、紀行を残しておきたいと思ったのは、大正九年の夏秋の長い旅だけであった。 | |||
森の石松 | 山中貞雄 | 1時間〜 | |
森の石松日活京都原作・脚色・監督山中貞雄撮影荒木朝二郎録音中村敏夫音楽西梧郎キャスト森の石松黒川弥太郎石松女房お半花井蘭子父親源兵衛横山運平妹お静深水藤子小松村の七五郎清川荘司お勘婆さん小松みどり清水次郎長鳥羽陽之助武井の安五郎香川良介... | |||
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
緒言私はただ今添田地方局長から御紹介になりました喜田貞吉でございます。 | |||
エタ源流考 | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
緒言往時「エタ」と呼ばれておった不幸なる人々は、本来いかなる性質のものか、またいかなる事情からかくの如き気の毒なる境遇に落ちたか。 | |||
中村仲蔵 | 山中貞雄 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]中村仲蔵(未映画化)――――――――――原作並脚色山中貞雄[#改ページ]=(F・I)道鏝不付の半次が徳利持って一散に走って居る。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
「あ、錢形の兄さん」平次は兩國橋の上で呼留められました。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
附け文ごつこ「あら、八五郎親分」神田お臺所町、これから親分の錢形平次の家へ朝詣りに行かうといふところで、八五郎は馥郁(ふくいく)たる年増に抱きつかれてしまひました。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
凉み舟「大層な人ですね、親分」兩國橋の上、ガラツ八の八五郎は、人波に押されながら、欄干で顎を撫でてをります。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
源氏長屋の怪いつものやうに、この話は、八五郎の早耳帳から始まります。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
「日本一の面白い話があるんですが、親分」ガラツ八の八五郎、こみ上げる笑ひを噛みしめながら、ニヤリニヤリと入つて來るのです。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
「親分、大變ツ」日本一の淺黄空、江戸の町々は漸く活氣づいて、晴がましい初日の光の中に動き出した時、八五郎はあわてふためいて、明神下の平次の家へ飛び込んで來たのです。 | |||
銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
「親分、この世の中といふものは――」愛稱ガラツ八の八五郎が、お先煙草を五匁ほど燻(くん)じて、鐵瓶を一パイ空つぽにして、さてこんな事を言ひ出すのです。 | |||
七月の水玉 | 片岡義男 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]彼女が謎だった夏[#改ページ]教授の研究室のドアは開いていた。 | |||
賤民概説 | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
緒言「賤民」の研究は我が民衆史上、風俗史上、最も重要なる地位を占むるものの一つとして、今日の社会問題を観察する上にとっても、参考となすべきものが少くない。 | |||
俗法師考 | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
俗法師考序論緒言斯道において先輩たる柳田國男君が、かつてその経営に係わる『郷土研究』の誌上において、「毛坊主考」(大正三―四年、第二巻一―一二号)の題下に特殊民と在俗法師との関係につき、長々しく研究を連載せられたことがあった。 | |||
融和促進 | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
この小冊子はいかにして融和を促進すべきかということを主として説述したもので、いわゆる特殊部落民なるものは、決して普通部落民と筋の違ったものではなく、ただ昔の落伍者のある者が、その択んだ職業によって、当時の社会の迷信と、階級的意識の犠牲となったにほかならぬということを述べたに止どまり、私の特に宣伝したいと思うところの、歴史的の説明にはあまり多く及ぶことができませんでした。 | |||
融和問題に関する歴史的考察 | 喜田貞吉 | 1時間〜 | |
この小冊子は昨年「融和促進」を発行しました際の予約に基づいて、もっぱらいわゆる特殊部落の由来変遷を述べたものであります。 | |||
ロザリオの鎖 | 永井隆 | 1時間〜 | |
自長崎の野に廃人の身を横たえてから二年余り、知る人知らぬお方のお祈りと励ましの力によって細々ながら生命をつないで来たが、その間に書いたり口述したりした短文を式場博士がまとめて出版してくださることになった。 | |||
鶴彬全川柳 | 鶴彬 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]大正十三年篇一九二四年(十五歳)[#改ページ]◆大正十三年十月二十五日『北国新聞』夕刊「北国柳壇」(高松)喜多一児静な夜口笛の消え去る淋しさ燐寸の棒の燃焼にも似た生命皺に宿る淋しい影よ母よ◆十月二十九日夕刊「北国柳壇」秋日和砂弄んでる純な瞳思ひ切り笑ひたくなった我無駄な祈りと思ひつゝ祈る心運命を怨んで見るも浅猿しさ其の侭に流れんこ... | |||
私の履歴書 | 井上貞治郎 | 1時間〜 | |
「よし偉いもんになったるぞ」『紙にしようか、メリケン粉にするか』。 | |||
ベートーヴェンの生涯 | ロマン・ロラン | 1時間〜 | |
すでに今から二十五年ほど前、私がこの小さな『ベートーヴェンの生涯』を書いたあの頃、私は音楽学(ミュジコロジー)的な著作をしようとしたのではなかった。 | |||
工芸の道 | 柳宗悦 | 1時間〜 | |
新版のこの一冊は、私がかつて工藝の性質について書いた最初のまとまった論文である。 | |||
民芸四十年 | 柳宗悦 | 1時間〜 | |
朝鮮の友に贈る書私の知れる、または見知らぬ多くの朝鮮の友に、心からのこの書翰を贈る。 | |||
春泥 | 久保田万太郎 | 1時間〜 | |
向島……渡しをあがったところで田代は二人づれの若い女に呼びとめられた。 | |||
山之口貘詩集 | 山之口貘 | 1時間〜 | |
喪のある景色うしろを振りむくと親である親のうしろがその親であるその親のそのまたうしろがまたその親の親であるといふやうに親の親の親ばつかりがむかしの奧へとつづいてゐるまへを見るとまへは子である子のまへはその子であるその子のそのまたまへはそのまた子の子であるといふやうに子の子の子の子の子ばつかりが空の彼方へ消えいるやうに未來の涯へとつづいてゐるこんな景色のなかに神のバ... | |||
楽聖物語 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
私は、私の流儀に従って、日頃尊敬する大音楽家の列伝を書いた。 | |||
胡堂百話 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
石川啄木やはり、平次誕生から、はじめなければ、ならないかも知れない。 | |||
古器観道楽 | 北大路魯山人 | 1時間〜 | |
宋赤絵壺在銘高サ七寸六分胴廻五寸七分口径二寸九分この壺の銘には「太平十年五月十六日造」とある。 | |||
艶容万年若衆 | 三上於菟吉 | 1時間〜 | |
呉羽之介、露月と不忍池畔に奇遇の事揺るぎ無い御代は枝を吹く風の音も静かに明け暮れて、徳川の深い流れに根をひたした江戸文明の巨木には、豪華艶美を極めた花房が、今をさかりに咲き盛かり、散って萎れる末の世のかなしみの気配をば、まだこればかりも見せぬ元禄時代の、さる年の晩春初夏に、この長物語ははじまります。 | |||
物のかたちのバラッド | 片岡義男 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]バスを待つうしろ姿[#改ページ]昼食には洋食の店でコロッケを食べた。 | |||
折々の記 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
折々の記世の“名ヅケ子”子が生まれる。 | |||
比較神話学 | 高木敏雄 | 1時間〜 | |
欧羅巴に於ける神話学の研究は、嘗て所謂比較神話学派の勃興せし当時に於て、甚しく隆盛を極めし反動の勢未だ止まずして、現今に於ては、寔に微々として、甚振わざるの観なきに非ず。 | |||
食品とその混ぜ物処理 | アーサー・ヒル・ハッサル | 1時間〜 | |
ランセットの「分析衛生委員会」の1851〜54年の報告を含み修正・拡大している。 | |||
折々の記 | 吉川英治 | 1時間〜 | |
ことばは少く、文はみじかいほどがよい。 | |||
鮪に鰯 | 山之口貘 | 1時間〜 | |
野次馬これはおどろいたこの家にもテレビがあったのかいと来たのだが食うのがやっとの家にだってテレビはあって結構じゃないかと言うと貰ったのかいそれとも買ったのかいと首をかしげるのだどちらにしても勝手じゃないかと言うと買ったのではないだろう貰ったのだろうと言うわけなのだがいかにもそれは真実その通りなのだがおしつけられては腹立たしくて余計なお世話をするものだと言うとまたしてもどこ吹く風なのか... | |||
蒼白き巣窟 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
私はいつも其處の路次へ這入ると、あちこちの暗い穴のやうな通り拔けや、墨汁のやうな泥寧の小路から吐き出される種々な階級の人々を見た。 | |||
歌う白骨 | リチャード・オースティン・フリーマン | 1時間〜 | |
犯罪編おとなの論理的な頭では、とうてい分らないような人間のかくれた性格、そんなかくれたものを、おさなごや下等動物がわけもなく見破るという迷信は、かなり広くゆきわたっているようだ。 | |||
予謀殺人 | リチャード・オースティン・フリーマン | 1時間〜 | |
犯罪編よい酒を送ってくれといって、それに相当する金を送ってきた人に、わるい酒を送る商人は、面とむかって非難されてもしかたがないどころか、ことによると、法律上の罪人になるかもしれない。 | |||
オスカー・ブロズキー事件 | リチャード・オースティン・フリーマン | 1時間〜 | |
犯罪編良心という言葉は、いろいろの意味に解釈されている。 | |||
俳句とはどんなものか | 高浜虚子 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]この小講義は雑誌ホトトギス紙上(大正二年五月号以下)に「六ヶ月間俳句講義」として連載したものであります。 | |||
俳句の作りよう | 高浜虚子 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]かつてある人の言葉に「虚子の俳話は俗談平話のうちに俳諧の大乗を説くものなり」とあったことは我が意を得た言である。 | |||
俳句への道 | 高浜虚子 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]おやをもり俳諧をもりもりたけ忌虚子もりたけ(荒木田守武)室町末期の俳人・連歌師天文十八年八月八日没[#改ページ]二、三年来『玉藻』誌上に載せた短い俳話を集めて本書が出来た。 | |||
戦争史大観 | 石原莞爾 | 1時間〜 | |
序文昨年の末感ずるところあり、京都で御世話になった方々及び部下の希望者に「戦争史大観」を説明したい気持になり、年末年始の休みに要旨を書くつもりであったが果さなかった。 |
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。