5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 情慾 | 中原中也 | 5分以内 | |
何故取れない! 何故取れない! 電球よ暑くなれ! 冬の野原を夏の風が行くに 煙が去つた 情熱の火が突進する ブツカルものもなく―― だから不可ない 昔からあつたものだのに 今新たに起つたものだ それを如何して呉れるい 横から眺めてゐるな 誰の罪でもない 必要ぢやない 欲しいだけだ | |||
| 学規 | 会津八一 | 5分以内 | |
古い日記や手紙などを、みんな燒いてしまつたので、こまかに時日をいへないが、まだ若い中學教師であつた私が、牛込下戸塚町の素人下宿から、小石川豐川町へ引越して、その時越後から出て來たばかりの三人の書生と初めて所帶を持つたのは、たしか大正のはじめであつた。 | |||
| ある日 | 中野鈴子 | 5分以内 | |
ある日 市電ののりかえで待っていると 一人の女の人がやってきた 洋服も帽子も見たこともないような古い型で 汚れて穴もあいている 断髪の毛は赤ちゃけ 木綿靴下の足がすりこぎのように弾力がない 電車がきて 彼女はわたしの前に向かい合った 健康でない むしろやつれた細面のかお けれども 目は 生き生きとして ひとところを見ていた 彼女はどんな過去を持っているのだろう 風呂敷き包みをきちんとかかえ ど | |||
| 辻の立ち咄 | 折口信夫 | 5分以内 | |
夏めいて来ると、祭りに狂奔した故郷の昔が、思ひ出される。 | |||
| 芥川比呂志 | 加藤道夫 | 5分以内 | |
はやいもので、芥川比呂志との交友もそろそろ十五年になる。 | |||
| 肱鉄砲 | 管野須賀子 | 5分以内 | |
必要の一物 曰く婦人問題、曰く女学生問題、と近年遽かに女の問題は、所謂識者の口に筆に難解の謎の如く、是非論評せらるゝに至れるが、而も其多くは身勝手なる男子が稍覚醒せんとしつゝある、我等婦人の気運を見て、驚きの余り我田引水の愚論を喋々せるものにして、耳を傾くるの価値あるものは、殆んど皆無と言ひても差支なき程なり。 | |||
| 隠岐がよひの船 | 田山花袋 | 5分以内 | |
九月から先は、海が荒れて、ともすると一週間も交通の途絶えるやうなことがあるさうであるけれども、普通はその間は大してひどいところではなかつた。 | |||
| 瀬戸黒の話 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
瀬戸黒だね、俺が茶碗を作るとしたら。 | |||
| 火の島 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
海鳴りのとゞろく日は 船もより来ぬを 火の山の燃え熾りて 雲のながるゝ 海鳴り寄せ来る椿の林に ひねもす百合掘り 今日もはてぬ | |||
| 本能 | 田山花袋 | 5分以内 | |
本能は人間の如何ともすべからざるものである。 | |||
| 田中君に就いて | 太宰治 | 5分以内 | |
田中君の作品に就いてよりも、まづ田中君の人間に就いてお知らせして置いたはうが、いまは、必要なやうに思ひますから、そのはうだけを、少し書きます。 | |||
| 古九谷観 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
大聖寺の臣後藤才次郎なるもの徳川の万治年間、九州有田の製陶秘奥を探り、帰来所謂古九谷焼が創まる。 | |||
| メランコリア | 三富朽葉 | 5分以内 | |
外から砂鉄の臭ひを持つて来る海際の午後。 | |||
| 校正後に | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
○僕はこれからも今月のと同じような材料を使って創作するつもりである。 | |||
| 和歌二 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
○ 文開く衣の袖はぬれにけり 海より深き 君が美心 世の人はわれをなにともゆはゞいへわがなすことはわれのみぞしる 春くれて五月まつ間のほととぎす初音をしのべ深山べの里 湊川にて 月と日のむかしをしのぶみなと川流れて清き菊の下水 明石にて うき事を独明しの旅磯うつ浪もあわれとぞ聞 ○ 人心けふやきのふとかわる世に独なげきのます鏡哉 | |||
| 耳目記 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
× 僕等の性格は不思議にも大抵頸すぢの線に現はれてゐる。 | |||
| 加藤道夫の死 | 岸田国士 | 5分以内 | |
またひとり、作家が自殺した、といふ感じ方でこのニュウスを受けとつた人々がずいぶんたくさんあつたと思ふ。 | |||
| 猫 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
(四月の夜、とし老った猫が) 友達のうちのあまり明るくない電燈の向ふにその年老った猫がしづかに顔を出した。 | |||
| 文月のひと日 | 末吉安持 | 5分以内 | |
黒檀のみどり葉末に、 そよ風ながう滑りて、 自然の魂塊藍に 薫りとぶ真夏の昼。 | |||
| 入選小説「毒」について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
この作品は「新聞配達夫」とは又別の意味で一気に終りまで読ませ、しかもなかなかひきつけるところのある作品である。 | |||
| 馬を愛す | 今野大力 | 5分以内 | |
馬を愛す 地表を走らせて競馬という 桜のすぐる頃 葉桜の蔭に 人々 金を懸て馬をひょろひょろと走らす 競馬という そして 人間 『馬を愛す』という | |||
| 正と譎と | 高村光太郎 | 5分以内 | |
竹田流に言へば、ピカソは譎にして正ならざるもの、ドランは正にして譎ならざるものだ。 | |||
| バザンの小説 | 田山花袋 | 5分以内 | |
バザンの[#「バザンの」は底本では「バサンの」]田園小説を二三册讀んだ。 | |||
| 丘陵風景 | 今野大力 | 5分以内 | |
傾斜の丘に 菜の花黄ろく咲けば 軍団兵士の頭二個ばかり 丘陵の蔭に並び出で 銃先を見せすぐる | |||
| 大唐田または唐干田という地名 | 柳田国男 | 5分以内 | |
トウボシという稲について、本誌紙上質問の第一号に答を求めたのは自分であった。 | |||
| 酒場にて(定稿) | 中原中也 | 5分以内 | |
今晩あゝして元気に語り合つてゐる人々も、 実は、元気ではないのです。 | |||
| 人生 | 竹内浩三 | 5分以内 | |
映画について むつかしいもの。 | |||
| 書の深淵 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
書をみるのはたのしい。 | |||
| 延若礼讃 | 折口信夫 | 5分以内 | |
うらゝかな春の入日、ちり/″\に地面も空もまつ白に、過ぎ行く花の幻影――その中に、かつきりと立つた延若の五右衛門――。 | |||
| 合本三太郎の日記 序 | 阿部次郎 | 5分以内 | |
三太郎の日記を永久に打切りにするために、從來公にした第一と第二との本文に、その後のものを集めた第三を加へて、此處に此の書を出版する。 | |||
| 「日本怪談全集」序 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
私が最初に怪談に筆をつけたのは、大正七年であつた。 | |||
| ラロシフコー | 太宰治 | 5分以内 | |
その高橋五郎といふ人は、他にどんな仕事をした人か、私は知らない。 | |||
| 娘 | 今野大力 | 5分以内 | |
お前は俺の子供 おれはお前の父親 おれはお前の親となって六月だ お前は生れた時 この頭がおれの握り拳位だった ずい分と大きくなったな お前の顔がおれに似て居るようだし 今添寝して居る母にも似て居る 誰彼がそう云った それはほんとうだろうか ねむったお前 お前は今ずい分よくねて居る さっきはあんなにおれに困らせたんだが 母の乳房に乳がなくなりゃ お前にとっては全く一大事だから 泣いて泣いて の | |||
| 我が一九二二年 | 生田長江 | 5分以内 | |
私達の友人は既に、彼の本性にかなはない総ての物を脱ぎ棄て、すべての物を斥けた。 | |||
| ハワイの食用蛙 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
小島政二郎君 僕の作品展示会の模様は、後便で記事の出ている新聞といっしょに送りますから、それをご一覧ください。 | |||
| (仮定はないぞよ!) | 中原中也 | 5分以内 | |
仮定はないぞよ! 先天的観念もないぞよ! 何にもない所から組立てゝ行つて 先天的観念にも合致したがね 理窟が面倒になつたさ 屋根みたいなものさ 意識した親切は持たないがね 忠告する元気があれば 象牙の塔の修繕にまはさうさ カウモリ傘にもたれてみてゐりやあ 人は真面目にくたびれずに 事業つて奴をやつて呉れらあ サンチマンタリズムに迎合しなきや 趣味の本質に叛くかしらつてのが まあまあ俺の問題とい | |||
| TZSCHALLAPPOKO | 菊池寛 | 5分以内 | |
□北原白秋氏の出して居た雑誌の題「ザンボア」は誤つた発音で、実はザンボンと発音するのだ。 | |||
| 童話に対する所見 | 小川未明 | 5分以内 | |
一 今日世間では頻りに文化的ということを言っている。 | |||
| 黄昏 | 三好達治 | 5分以内 | |
どこかで鳥の聲がする 雪の山の黄昏時 私は一つの尾根に彳つ 谿間の宿のランプの灯 私の部屋の小さな窗 窗に映つた帽子の影 あはれあはれ それは思出のやうに見える 微かな谿の水の聲 | |||
| 北越雪譜 | 岡田武松 | 5分以内 | |
岩波文庫に収めた北越雪譜は不図も読書子の称賛を得て、昨年三月には第二刷を発行し、茲にまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである。 | |||
| 神、国王、国家 | マハトマ・ガンジー | 5分以内 | |
私は嘗つて巡歴中に制服を着た少年に出遭つたので、その制服は何の服であるかと尋ねた。 | |||
| 心の姿の研究 | 石川啄木 | 5分以内 | |
夏の街の恐怖 焼けつくやうな夏の日の下に おびえてぎらつく軌条の心。 | |||
| 余が平和主義の立脚点 | 大隈重信 | 5分以内 | |
人類は、元来、本能的に平和を好む動物である。 | |||
| 蛙を食う岩魚 | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
大きな山蜘蛛が、激しい溪流を、斜めに渡る姿を見た瞬間、水面にガバと音を立てて白泡の渦巻を残し、忽として蜘蛛が消え去る事がある。 | |||
| 白い魔の手 | 長沢佑 | 5分以内 | |
七月―― 焼けただれた太陽が地を射す 幽明の地をめざして 行進する華やかな一群 臨時列車は、 ――海へ ――山へ …………………… 誰だッ? 汗を吝しむ奴等は? 土堤の上には わんわんと燃えるかげろう、 じりじりと焼きつける田の底 頭上には、太陽が ありったけの元気で踊ってる。 | |||
| 語学修業 | 正宗白鳥 | 5分以内 | |
明治十年代の末期から二十年代へ掛けて、新時代の文學が芽生えたので、早稻田で文學部が創設され、早稻田文學が發刊された時分は、少數ではあつたが、若い文學愛好者の間には、清新な藝術氣分が、漂つてゐたのだ。 | |||
| 服装語彙分類案 | 柳田国男 | 5分以内 | |
一、晴着、よそ行き 最初晴着をどういふ場合にこしらへ、又如何なる場合に是非着たかを、注意してかゝる必要がある。 | |||
| 科学の国際連合 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
一年ぶりに、旧の研究所(イリノイ州ウィルメット所在雪氷永久凍土研究所)へ顔を出してみたら、大分新顔が増えていた。 | |||
| 準備は出来たトヨタは邁進します | 豊田喜一郎 | 5分以内 | |
私は過去四年間を自動車と寢食を共にして、四六時中唯それのみを考へつゞけて來ました。 | |||
| 遊びの芸術 | 相馬御風 | 5分以内 | |
○ 短歌が滅亡するかしないかといふやうなことが先頃だいぶ問題になつてゐたやうである。 | |||