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反古しらべ

樋口一葉

『反古しらべ』は青空文庫で公開されている樋口一葉の短編作品。1,038文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
1,038文字
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書出

※ 虫干すとてかびくさき反古どもあまた取出しける中に、故兄が殘したるくさ/″\の筆記あり、ことこまかにしるしとゝめたるさま、これはそれの夏、腦の病ひおこらんとせし前の月こゝろをとゝめて物しつるなり、今かたつかたハ霜こほる冬のよ、毎よさかならず父母が寐間をうかゝひて裾に物をおき、襖のたてつけをあらためし頃ほひ、今宵ハいと寒きに早く寐よかし風もぞ引くと母の仰せつるに、承りぬとて        ※

初出
底本樋口一葉全集 第三卷(下)
表記
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