30分以内で読める久生十蘭の短編作品
青空文庫で公開されている久生十蘭の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-28件 / 全28件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 春雪 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 四月七日だというのに雪が降った。 | |||
| 黄泉から | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 「九時二十分……」 新橋のホームで、魚返光太郎が腕時計を見ながらつぶやいた。 | |||
| 白雪姫 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 ある夏、阿曽祐吉という男が、新婚匆々の細君を携帯して、アルプスのシャモニーへ煙霞の旅としゃれたのはよかったが、合※の夢もまだ浅い新妻が、ネヴェという質のわるい濡れ雪を踏みそくなって、底知れぬ氷河の割目に嚥みこまれてしまった。 | |||
| 姦(かしまし) | 久生十蘭 | 30分以内 | |
いつお帰りになって? ……昨夜? よかったわ、間にあって……ちょいと咲子さん、昨日、大阪から久能志貴子がやってきたの。 | |||
| 生霊 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 松久三十郎は人も知る春陽会の驥足である。 | |||
| 母子像 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
進駐軍、厚木キャンプの近くにある、聖ジョセフ学院中学部の初年級の担任教諭が、受持の生徒のことで、地区の警察署から呼出しを受けた。 | |||
| 無惨やな | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 上野、厩橋(前橋)で十五万石、酒井の殿さま、十代雅楽頭忠恭は、四年前の延享二年、譜代の小大名どもが、夢にまであくがれる老中の列にすすみ、御用部屋入りとなって幕閣に立ち、五十万石百万石の大諸侯を、 その方が、 と頭ごなしにやりつける身分に[#「身分に」は底本では「見分に」]なったが、ひっこみ思案のところへ、苦労性ときているので、権勢の重石におしひしがれ、失策ばかり恐れて、ほとほとに憔れて | |||
| 一の倉沢 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
正午のラジオニュースで、菱苅安夫は長男の安一郎が谷川岳で遭難したことを知った。 | |||
| 玉取物語 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
嘉永のはじめ(嘉永二年十月)のことでござった。 | |||
| 春の山 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
蘆田周平はサンルームのつづきの日向くさい絨氈の上に寝ころがり、去年の冬から床のうえに放りだしてあった絵葉書を拾いあげた。 | |||
| ひどい煙 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 飯倉の西にあたる麻布勝手ヶ原は、太田道灌が江戸から兵を出すとき、いつもここで武者揃えをしたよし、風土記に見えている。 | |||
| 猪鹿蝶 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
いつお帰りになって? 昨夜? よかったわ、間にあって……ちょいと咲子さん、昨日、大阪から久能志貴子がやってきたの。 | |||
| 葡萄蔓の束 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
北海道の春は、雪も消えないうちにセカセカとやって来る。 | |||
| 川波 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
第二次大戦がはじまった年の七月の午後、大電流部門の発送関係の器材の受渡しをするため、近くドイツに行くことになっていた大電工業の和田宇一郎が、会社の帰りに並木通りの「アラスカ」のバアへ寄ると、そこで思いがけなく豊川治兵衛に行きあった。 | |||
| ユモレスク | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 出かける時間になったが、やすが来ない。 | |||
| 西林図 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 冬木が縁の日向に坐って、懐手でぼんやりしているところへ、俳友の冬亭がビールと葱をさげてきて、今日はツル菜鍋をやりますといった。 | |||
| 復活祭 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 二時半に食堂部が終ると、外套置場と交換台に当番をおいてレジスターやルーム・メイドが食事に行く。 | |||
| 藤九郎の島 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 享保四年の秋、遠州新居の筒山船に船頭左太夫以下、楫取、水夫十二人が乗組んで南部へ米を運んだ帰り、十一月末、運賃材木を積んで宮古港を出帆、九十九里浜の沖合まで来たところで、にわかの時化に遭った。 | |||
| 野萩 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 出かけるはずの時間になったが、安は来ない。 | |||
| 顎十郎捕物帳 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
魚釣談義 神田小川町『川崎』という釣道具屋。 | |||
| 顎十郎捕物帳 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
藤波友衛 坊主畳を敷いた長二十畳で、部屋のまんなかに大きな囲炉裏が切ってある。 | |||
| 顎十郎捕物帳 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
川風 「阿古十郎さん、まア、もうひとつ召しあがれ」 「ごうせいに、とりもつの」 「へへへ」 「陽気のせいじゃあるまいな」 「あいかわらず、悪い口だ。……いくらあっしが下戸でも、船遊びぐらいはいたします。……これがあたしの持病でね。……まア、いっぱい召しあがれ」 川面から映りかえす陽のひかりが屋根舟の障子にチラチラとうごく。 | |||
| 顎十郎捕物帳 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
金の鱗 看月も、あと二三日。 | |||
| 顎十郎捕物帳 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
府中 「……すみませんねえ。これじゃ冥利につきるようで身体がちぢみます」 「やかましい、黙って乗っておれというのに」 駕籠に乗っているのは、ついこのあいだまで顎十郎の下まわりだった神田鍋町の御用聞、ひょろりの松五郎。 | |||
| キャラコさん | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 市ヶ谷加賀町から砂土原町のほうへおりる左内坂の途中に、木造建ての小さな骨董店がある。 | |||
| キャラコさん | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 秋が深くなって、朝晩、公園に白い霧がおりるようになった。 | |||
| ノンシャラン道中記 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一、虎は人を恐れ人は虎を恐る。 | |||
| ノンシャラン道中記 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一、因果は廻る小屋馬車の車輪。 | |||
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。

