青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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今日の作家と読者 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
この一二年来、文学的な本を読む読者の数がぐっとふえていることは周知の事実であって、それらの新しい読者層の何割かが、通俗読物と文学作品との本質の区別を知らないままに自身の購買力に従っているという現象も、一般に注意をひいて来ている。 | |||
『暦』とその作者 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
壺井栄さんの「大根の葉」という小説が書きあげられたのは昭和十三年の九月で、それが『文芸』に発表されたのは十四年の早春のことであったと思う。 | |||
「愛と死」 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「愛と死」が、読むものの心にあたたかく自然に触れてゆくところをもった作品であることはよくわかる。 | |||
シートンの「動物記」 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
シートンの動物好き、動物に目と心とをひかれつくして飽きず観察に我を忘れる姿は全く一種独特である。 | |||
文学は常に具体的 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
生活的な真実というもののあらわれは、非常に多種多様だと思う。 | |||
ヴォルフの世界 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
この間さがさなければならない本があって銀座の紀伊国屋へよったらば、欲しいものはなかったかわり、思いがけずパウル・ヴォルフの傑作写真集が飾窓に出ているのに気がついた。 | |||
ルポルタージュの読後感 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
今月、私のところへ送られて来た原稿は全部で十篇でありましたが、その殆どが、働いている女性の生活記録であり、さもなければ外に出て働いていなくても家庭で無くてはならない人として暮している女性たちの文章でした。 | |||
『トルストーイ伝』 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
数あるトルストイの伝記の中でも、このビリューコフの『トルストーイ伝』は、資料の豊富なことと考証の正確な点で、最も基礎的な参考文献であろう。 | |||
拡がる視野 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
最近の二年ほどの間に、婦人作家の活動はかなり活溌にあらわれた。 | |||
実感への求め | 宮本百合子 | 5分以内 | |
先月、日比谷映画劇場で、国際観光局が海外宣伝映画試写会をもよおした。 | |||
作品の主人公と心理の翳 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
この頃、折々ふっと感じて、その感じが重るにつれ次第に一つの疑問のようになって来ていることがある。 | |||
人生の風情 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
明治二十年代の日本のロマンティシズムの流れの中からは、藤村、露伴をはじめいろいろの作家が生れたわけだけれども、樋口一葉は、その二十五年の生涯が短かっただけに、丁度この時代のロマンティシズムが凝って珠玉となったような「たけくらべ」を代表作として、その完成において作家としての一生をも閉じた。 | |||
「保姆」の印象 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
「保姆」いろいろの意味で興味ふかく観た。 | |||
バルザックについてのノート | 宮本百合子 | 30分以内 | |
バルザックの小説バルザックの世界において、性格は寧ろ単純である。 | |||
ベリンスキーの眼力 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「『マクベス』はシェークスピアの最も大きな、そしてそれと共に最も怪奇な作品の一つである。 | |||
あられ笹 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
宗達宗達の絵の趣などは、知っている人には知られすぎていることだろうが、私はつい先頃源氏物語図屏風というものの絵はがきに縮写されているのを見て、美しさに深いよろこびを感じた。 | |||
婦人と文学 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
婦人と文学一、藪の鶯一八八六―九六(明治初期一)二、「清風徐ろに吹来つて」(明治初期二)三、短い翼一八九七―一九〇六(明治三十年代)四、入り乱れた羽搏き一九〇七―一七(明治四十年代から大正初頭へ)五、分流(大正前期)六、この岸辺には一九一八―二三(大正中期)七、ひろい飛沫一九二三―二六(大正末期から昭和へ)八、合わせ鏡一九二六―三三(昭和初頭)九、人間の像一九三四―三七(... | |||
漱石と自分 | 狩野亨吉 | 10分以内 | |
夏目君のことを又話せといふが、どんなことにしろ物事の眞相が誤まらずに傳へられることは稀であり、その上近來甚だ記憶が不確であるからあんまり話をしたくない。 | |||
天馬 | 金史良 | 1時間〜 | |
ある重苦しい雲の垂れこめた日の朝、京城での有名な廓(くるわ)、新町裏小路のとある娼家から、みすぼらしい風采の小説家玄竜がごみごみした路地へ、投げ出されるように出て来た。 | |||
シベリヤに近く | 里村欣三 | 30分以内 | |
「うむ、それから」と興に乗じた隊長は斜な陽を、刃疵のある片頬に浴びながら、あぶみを踏んで一膝のり出した。 | |||
放浪の宿 | 里村欣三 | 60分以内 | |
午さがりの太陽が、油のきれたフライパンのように、風の死んだ街を焙りつけていた。 | |||
十姉妹 | 山本勝治 | 30分以内 | |
田面には地図の様な線条が縦横に走って、旱(ひでり)の空は雨乞の松火に却って灼かれたかの様に、あくまでも輝やき渡った。 | |||
大菩薩峠 | 中里介山 | 1時間〜 | |
この巻は安房の国から始めます。 | |||
労働者の居ない船 | 葉山嘉樹 | 30分以内 | |
こう云う船だった。 | |||
坑夫の子 | 葉山嘉樹 | 30分以内 | |
発電所の掘鑿は進んだ。 | |||
支那目録学 | 内藤湖南 | 1時間〜 | |
目録學は支那には古くからあるが、日本には今もつて無い。 | |||
日本文化とは何ぞや(其一) | 内藤湖南 | 30分以内 | |
文化と云ふ語は、近頃流行し、何ものにでも此の二字が附せられると景氣好く見えるかのやうであるが、しかし、一般世人が文化其の物をどれだけ理解して居るか。 | |||
日本文化とは何ぞや(其二) | 内藤湖南 | 30分以内 | |
もう時間がありませぬので、私が御話申したいと考へました事の眞の骨組だけを、二十分ばかりにザツと御話してしまひたいと思ひます。 | |||
日本上古の状態 | 内藤湖南 | 30分以内 | |
從來日本史の研究は、何れの時代を問はず、本國の側から觀察するが常であつた。 | |||
易疑 | 内藤湖南 | 30分以内 | |
易に關する疑問は古くは宋の歐陽修に易童子問の著あり、我邦に於ても伊藤東涯などからして新らしく研究する學者があつて、最近には我が本田成之君が、本誌上に於て作易年代考を發表せられた。 | |||
かんかん虫 | 有島武郎 | 60分以内 | |
ドゥニパー湾の水は、照り続く八月の熱で煮え立って、総ての濁った複色の彩は影を潜め、モネーの画に見る様な、強烈な単色ばかりが、海と空と船と人とを、めまぐるしい迄にあざやかに染めて、其の総てを真夏の光が、押し包む様に射して居る。 | |||
戦話 | 岩野泡鳴 | 30分以内 | |
十年振りの会飲に、友人と僕とは気持ちよく酔った。 | |||
二少女 | 国木田独歩 | 30分以内 | |
上夏の初、月色街に満つる夜の十時ごろ、カラコロと鼻緒のゆるそうな吾妻下駄の音高く、芝琴平社の後のお濠ばたを十八ばかりの少女、赤坂の方から物案じそうに首をうなだれて来る。 | |||
ドレフュー大疑獄とエミール・ゾーラ | 幸徳秋水 | 5分以内 | |
近時世界の耳目を聳動せる仏国ドレフューの大疑獄は軍政が社会人心を腐敗せしむる較著なる例証也。 | |||
文士としての兆民先生 | 幸徳秋水 | 10分以内 | |
官吏、教師、商人としての兆民先生は、必ずしも企及すべからざる者ではない。 | |||
獄中生活 | 堺利彦 | 60分以内 | |
監獄は今が入り時寒川鼠骨君には「新囚人」の著がある。 | |||
朝飯 | 島崎藤村 | 10分以内 | |
五月が来た。 | |||
トコヨゴヨミ | 田山花袋 | 60分以内 | |
雑嚢を肩からかけた勇吉は、日の暮れる時分漸く自分の村近く帰って来た。 | |||
躯 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
四五日前に、善く人にじゃれつく可愛い犬ころを一匹くれて行った田町の吉兵衛と云う爺さんが、今夜もその犬の懐き具合を見に来たらしい。 | |||
太十と其犬 | 長塚節 | 60分以内 | |
太十は死んだ。 | |||
昇降場 | 広津柳浪 | 30分以内 | |
上仙台の師団に居らしッた西田若子さんの御兄いさんが、今度戦地へ行らッしゃるので、新宿の停車場を御通過りなさるから、私も若子さんと御同伴に御見送に行って見ました。 | |||
新日本文学の端緒 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
満州事変以来今日までの十四年間に、旧日本の文学が崩壊しつくして行った過程は、日本文学史にとって未曾有のことであるばかりでなく、世界文学の眺望においても、駭(おどろ)くべき一事実ではないだろうか。 | |||
よもの眺め | 宮本百合子 | 10分以内 | |
この数年の間、私たちは全く外国文学から遮断されて暮して来た。 | |||
歌声よ、おこれ | 宮本百合子 | 30分以内 | |
今日、日本は全面的な再出発の時機に到達している。 | |||
生活においての統一 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
日本の文学と文学者とは、最近数年の間に極めて容赦のない過程で、政治というものについて、目をさまされて来た。 | |||
「どう考えるか」に就て | 宮本百合子 | 30分以内 | |
最近、一つの示唆に富んだ経験をした。 | |||
婦人の創造力 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
題は「婦人の創造力」という、何となし難かしそうな題目ですけれども、話の内容はそうぎごちないものでなく、昔から女の人で小説を書いた人があります、そういう人の文学が日本の社会の歴史の中でどんな風に扱われて来たか、また婦人はどんな風に小説を書いて来たか、今日私どもはどんな小説を書きたいと思っているか、或は将来女の人がどんな小説を書けるような世の中になって行くだろうかという風なことを、お話してみたいと存じます。 | |||
今日の生命 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
小林多喜二は、一九三三年二月二十日、築地警察で拷問された結果、内出血のために死んだ。 | |||
春桃 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
情報局、出版会という役所が、どんどん良い本を追っぱらって、悪書を天下に氾濫させた時代があった。 | |||
民主戦線と文学者 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
今日の日本において民主戦線統一は、単なる政治上のやりかたという以上に意味をもつと思います。 |