青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 満蒙遊記 | 与謝野寛 | 1時間〜 | |
満蒙遊記の初めに 日本人が先史時代から永久の未来に亘り、いろいろの意味で交渉の最も深い隣国の現状について、余りにも迂濶であるのは愧かしい事である。 | |||
| 三筋町界隈 | 斎藤茂吉 | 60分以内 | |
一 この追憶随筆は明治二十九年を起点とする四、五年に当るから、日清戦役が済んで遼東還附に関する問題が囂しく、また、東北三陸の大海嘯があり、足尾銅山鉱毒事件があり、文壇では、森鴎外の『めさまし草』、与謝野鉄幹の『東西南北』が出たころ、露伴の「雲の袖」、紅葉の「多情多恨」、柳浪の「今戸心中」あたりが書かれた頃に当るはずである。 | |||
| 或る淫売婦におくる詩 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
女よ おんみは此の世のはてに立っている おんみの道はつきている おんみはそれをしっている いまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ 静かにその目をとじて一切を忘れねばならぬ おんみはいま何を考えているか おんみの無智の尊とさよ おんみのくるしみ それが世界の苦みであると知れ ああそのくるしみによって人間は赦される おんみは人間を救った おんみもそれですくわれた どんなことでもおんみをお | |||
| 良寛様の書 | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
良寛様のような、近世では他にその比を見られないまでの、ずば抜けた書、それをわれわれごときがとやかくといい気になって批評することは、どういうものかと危惧を禁じ得ないものがないのでもないが、しかし良寛様には常日頃親しみと尊敬とを持っている一人であるという関係をもって許していただけるとし、僭越を承知しながら、ともかくも感ずるところを一応述べさして貰うこととする。 | |||
| 大阪の朝 | 安西冬衛 | 5分以内 | |
川に張り出した道頓堀の盛り場は、仇女の寝くたれ姿のように、たくましい家裏をまざまざと水鏡に照し出している。 | |||
| 露萩 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「これは槙さん入らっしゃい。」 「今晩は――大した景気ですね。」 「お化に景気も妙ですが、おもいのほか人が集りましたよ。」 最近の事である。 | |||
| 呪はれた手 | 葛西善蔵 | 10分以内 | |
彼が、机の上の原稿紙に向つてペンを動かしてゐると、細君が外からべそ面して、駈け込むやうに這入つて来た。 | |||
| 日の果て | 梅崎春生 | 1時間〜 | |
暁方、部隊長室から呼びに来た。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
【第一回】 一 「世の中に何が臆病と言ったって、二本差の武家ほど気の小さいものはありませんね」 八五郎はまた、途方もない哲学を持ち込んで来るのです。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 浪人大澤彦四郎は、まことに評判の良い人でした。 | |||
| 倒れた花瓶 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
ステーシヨン前の旅館から、新聞社の人達によつて案内されて来たその宿は、氷川の趣味性から言つて、ちよつと気持の好いものであつた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 八五郎の顔の広さ、足まめに江戸中を駆け廻って、いたるところから、珍奇なニュースを仕入れて来るのでした。 | |||
| お百度詣 | 大塚楠緒子 | 5分以内 | |
ひとあし踏みて夫思ひ、 ふたあし國を思へども、 三足ふたゝび夫おもふ、 女心に咎ありや。 | |||
| 「黒死館殺人事件」著者之序 | 小栗虫太郎 | 5分以内 | |
「黒死館殺人事件」の完成によって、それまで発表した幾つかの短篇は、いずれも、路傍の雑草のごとく、哀われ果敢ないものになってしまった。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 1時間〜 | |
【第一回】 一 「親分、近頃は滅多に両国へも行きませんね」 八五郎は相変らず何んかネタを持って来た様子です。 | |||
| ギルレイ | フレッド・M・ホワイト | 1時間〜 | |
主な登場人物 備考 ジョン・ギルレイ 殺人の被害者 フィリップ・テンプル 編集長、フィル スパロウ警部補 警視庁 ジェーン・マーチン 現・家政婦 イズミ 前・家政婦 エルシ・シルバデール 旧姓ゴードン ジョン・ゴードン卿 エルシの父 シルバデール公爵 エルシの夫 ハリンゲイ公爵 東部の名門貴族 サディ・マクレガ 公爵夫人 ギルバート 邸宅 | |||
| 広島という名の由来 | 薄田太郎 | 10分以内 | |
輝元の築城 広島城のことを鯉城というが、この鯉城というのはこの土地が己斐の浦に臨んでいたので、己斐が鯉の音に通じるところから、こう名付けられたものといわれる。 | |||
| ランプのいろいろ | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
一 わずか数十年前の夜と今の夜とを比べると、正に夜と昼ほどの相違である。 | |||
| 雪今昔物語 | 中谷宇吉郎 | 60分以内 | |
一 もう十年前のことであるが、昭和十一年の秋に、北海道に大演習があり、天皇陛下が北海道に行幸されたことがあった。 | |||
| 年譜 | 吉川英治 | 60分以内 | |
明治二十五年(1892) 八月十一日。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「へツへツ、親分、今晩は」 ガラツ八の八五郎、箍のはじけた桶のやうに手のつけやうの無い笑ひを湛へ乍ら、明神下の平次の家の格子を顎で――平次に言はせると――開けて入るのでした。 | |||
| 秋 | 蔵原伸二郎 | 5分以内 | |
釣竿の影がうつつている この無限の中で 釣をする人は しつかり岩の上に坐つたまま ねむつている ねむつたまま竿をにぎつている 今日は川魚たちの祝祭日 みんな青い時間の流れにそつて さがつている針を 横目でにらみながら通りすぎる 今までどうにか生き残つた魚たちの 今日はお祭りなんだよ 先頭を行く逞しい雄のあとを 紅いろに着飾つた雌たちが 一列になつておよいでゆく 水底の砂にゆれる光る青空と白い雲 | |||
| 空想としての新婚旅行 | 正宗白鳥 | 5分以内 | |
新婚旅行とは噂を聞いても歯が浮くような気がするが、僕でも女房を娶ったら、悦しくて可愛くて、蜜月旅行を企てたくなるかも知れん。 | |||
| バブル崩壊 | フレッド・M・ホワイト | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] いかにして証券取引所を恐慌に落とし、帝国の命運を二日間撹乱させたか [#改ページ] 一九〇六年、平和な時代が順調に始まったようで、当然、特徴は活発な商業・経済活動になる。 | |||
| 博士問題とマードック先生と余 | 夏目漱石 | 30分以内 | |
上 余が博士に推薦されたという報知が新聞紙上で世間に伝えられたとき、余を知る人のうちの或者は特に書を寄せて余の栄選を祝した。 | |||
| 探偵小説小論 | 佐藤春夫 | 10分以内 | |
探偵小説に興味がないこともないが、常に忙しいのと、生来の怠け癖とで読めもしないのをコツコツ洋書を読む根気もないので、十分の確信をもつて探偵小説の話ができる訳のものではない。 | |||
| 悲しき決闘 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
雜誌「文藝」に發表した僕の評論(詩に告別した室生犀星君へ)は、意外にも文壇の人々に反響した。 | |||
| 術数 | 小泉八雲 | 5分以内 | |
屋敷の庭で死刑が執行される事にきまった。 | |||
| 二つの絵 | 小穴隆一 | 1時間〜 | |
龍之介先生 龍之介先生の顏――岡本一平が畫いた似顏は、首相加藤友三郎とちやんぽんだ。 | |||
| 地震なまず | 武者金吉 | 1時間〜 | |
昭和五年(1930年) 伊豆地震調査当時の著者。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、何かこう胸のすくようなことはありませんかね」 ガラッ八の八五郎は薄寒そうに弥蔵を構えたまま、膝小僧で銭形平次の家の木戸を押し開けて、狭い庭先へノソリと立ったのでした。 | |||
| 一つ身の着物 | 壺井栄 | 30分以内 | |
赤ん坊の名を右文といった。 | |||
| 可愛い女 | アントン・チェーホフ | 60分以内 | |
オーレンカという、退職八等官プレミャンニコフの娘が、わが家の中庭へ下りる小さな段々に腰かけて、何やら考え込んでいた。 | |||
| 過ぎた春の記憶 | 小川未明 | 30分以内 | |
一 正一は、かくれんぼうが好きであった。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「親分、あツしもいよ/\來年は三十ですね」 錢形平次の子分、愛稱ガラツ八こと八五郎は、つく/″\こんなことを言つて、深刻な顏をするのでした。 | |||
| 歳末に近き或る冬の日の日記 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
詩人協會の用件にて高村光太郎氏を訪ふべく、前夜福士幸次郎君と約束がしてあつたので、萬世驛のミカドで待合せをする。 | |||
| 海よ | 三好達治 | 5分以内 | |
門を閉ぢよ 心を開け…… それで私は 表を閉めて 裏の垣根を越えてきた 蜜柑畠の間を拔けて 海よ お前の渚に かうして私は一人できた ああ陽炎のもえる初夏の小徑 眩めく砂の上で 海よ 私は何を考へよう 思出のやうにうすぐもつて 藍鼠色にぼんやりした 遙かなお前の水平線 私はお前に向きあつて 私は世間に背中を向ける 門を閉ぢよ 心を開け…… それで私は表を閉めて 裏の垣根を越えてきた 海よ お前の渚 | |||
| 夜汽車 | 尾崎放哉 | 10分以内 | |
「それで貴女とう/\離婚れてしまいましたので……丁度、昨年の春の事で御座いました」 「まーとう/\。ほんまに憎らしいのは其女の奴どすえなー、妾なら死んでも其家を動いてやりや致やしませんで、」 あんまり今の女の声が高かつたので、思はずわれも其話しの方に釣り込まれた。 | |||
| 十二支考 | 南方熊楠 | 1時間〜 | |
1 南洋ニュウブリツン土人の説に、犬はもと直立して歩み甚だ速やかに走って多くの人を殺した。 | |||
| 北越雪譜 | 山東京山 | 5分以内 | |
世之農商而嗜ム二文雅ヲ一者、或不レ知所三以ヲ文雅ノ為ル二文雅一、徒ラニ企二羨シ韻士墨客之風標ヲ一、沈二酣シ文酒ニ一、流二連シ花月ニ一、而置テ二生計於不問ニ一、以傾ル二産業ヲ一者、間亦有レ之、是豈嗜ムノ二文雅ヲ一罪ラン哉、其人特自ラ取ルレ之ヲ耳ノミ矣、鈴木牧之翁者北越塩沢之老農也、性嗜ミ二文雅ヲ一、而能尚ヒ二節倹ヲ一抑エ二驕惰ヲ一、不レ絶二誦読ヲ於経営之中ニ一、而務ム二鉛槧ヲ於会計之余ニ一、以交ル二 | |||
| 神童でなかったラムボオの詩 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は中原が訳すまで、ラムボオに『学校時代の詩』というもののあることを知らなかった。 | |||
| だいこん | 久生十蘭 | 1時間〜 | |
十五日 水曜 どこかで道草を食っていた最後のB29が一機、海よりも青い空の中をクラゲのように泳ぎながらゆるゆるとサイパンのほうへ帰って行った。 | |||
| 秘められたる挿話 | 松本泰 | 30分以内 | |
竹藪がざわざわ鳴っていた。 | |||
| 三階の家 | 室生犀星 | 30分以内 | |
三階の家は坂の中程にあった。 | |||
| 蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ | 河井寛次郎 | 5分以内 | |
戦争も終りに近づいた頃でありました。 | |||
| 煉獄 | フレッド・M・ホワイト | 1時間〜 | |
主な登場人物 備考 メアリ メアリ・ダッシュウッド ジョージ卿 メアリの実父 メイフィールド メアリと結婚予定 大奥様 レディ・ダッシュウッド ラルフ ラルフ・ダーンリ 先代 ラルフの実父 先々代 ラルフの祖父 スライト 老執事 マリア 実父の最初の妻 アリス 実父の米国人妻 ペイシャンス 元・乳母 ビンセント 謎の人物 | |||
| 春泥 | 久保田万太郎 | 1時間〜 | |
向島 一 ……渡しをあがったところで田代は二人づれの若い女に呼びとめられた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 深川熊井町の廻船問屋板倉屋万兵衛、土蔵の修復が出来上がったお祝い心に、出入りの棟梁佐太郎を呼んで、薄寒い後の月を眺めながら、大川を見晴らした、二階座敷で呑んでおりました。 | |||
| 恋愛恐怖病(二場) | 岸田国士 | 30分以内 | |
第一場 静かな海を見下ろす小高い砂丘の上 日没前後 男と女とが、向うむきに、脚を投げ出して坐つてゐる。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「へツ、へツ、親分え」 ガラツ八の八五郎は、髷節で格子戸をあけて、――嘘をつきやがれ、髷節ぢや格子は開かねえ、俺のところは家賃がうんと溜つて居るから、表の格子だつて、建て付けが惡いんだからと――、錢形の平次は言やしません。 | |||