30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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清々しさの研究の話 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この頃ハンチントンの『気候と文明』が岩波文庫に出たので、前から読みたいと思っていた矢先、早速買って見たが、大変面白かった。 | |||
墨色 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
私が初めて墨色というものに興味を惹かれたのは、友人金沢の日本画家N氏の家でのことであった。 | |||
大謀網 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
伊豆の伊東の温泉の沖合に、大謀網が設置されていたころの話である。 | |||
鼠の湯治 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この話は、北大のY教授の研究室でなされた、鼠に湯治をさせる話である。 | |||
民族的記憶の名残 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう四年前のことになるが、考えて見れば、寺田先生の亡くなられた年の夏のことである。 | |||
真夏の日本海 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この十年あまり、海といえば太平洋岸の海しか見ていないのであるが、時々子供の頃毎年親しんだ日本海の夏の海を思い返してみると、非常に美しかったという思い出が浮んでくる。 | |||
自然界の虚偽 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
天真爛漫ともいい、「天に偽りはなきものを」ともいうて、天には偽りはないものと、すでに相場が定まっているようであるが、その天の字を冠らせた天然界はいかにと見渡すと、ここには詐欺、偽りはきわめて平常のことで数限りなく行なわれている。 | |||
進化論と衛生 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
進化論と衛生という表題を掲げたが、実は生物進化の一大原因なる自然淘汰と衛生との関係について述べたいとおもう。 | |||
動物の私有財産 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
人間社会では財産はきわめて大切なもので、ほとんど生命に次いで貴重なものというてよろしい。 | |||
民種改善学の実際価値 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
ここに民種改善学というのは、近来西洋諸国で盛んに用いられるEugenicsという字を訳したものである。 | |||
擬似新年 | 大下宇陀児 | 30分以内 | |
さて、新年の御慶を申そう。 | |||
旅人 | 林芙美子 | 30分以内 | |
斷崖絶壁の山道を往復四十里して、吉野川の下流、白地の村まで下つて來ると、恍惚の景色にも大分辟易して來てゐて、乘合自動車もろとも、河の中へ眞逆さまに落ちこんでしまひたくなつてゐる。 | |||
金魚は死んでいた | 大下宇陀児 | 30分以内 | |
「おやおや、惜しいことしちまつたな」思わず口から出たひとりごとだつたが、それを聞きとがめた井口警部が、ふりむいて、「なんだい。 | |||
学問の独立と東京専門学校の創立 | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔社会への初陣〕諸君、今日は東京専門学校にとって最も喜ぶべき卒業式、且つ十五周年の祝典をも同時に挙行するというこの喜ぶべき式場に臨んで、卒業生諸君に向って一言陳ぶることを得るは私の大いに喜ぶところであります。 | |||
“指揮権発動”を書かざるの記 | 犬養健 | 30分以内 | |
昨年の秋のある夜であった。 | |||
校歌「都の西北」と私 | 相馬御風 | 30分以内 | |
五月十五日發行の『早稻田大學新聞』に「世界的の名校歌」と題して次の如き記事が掲げられてゐた。 | |||
帰依と復活 | 亀井勝一郎 | 30分以内 | |
私の大和古寺巡礼は、まづ夢殿に上宮太子を偲び奉り、ついで法隆寺、中宮寺、法輪寺、薬師寺、唐招提寺、東大寺をめぐつて、最後はいつも新薬師寺で終るのであるが、これで飛鳥白鳳天平の主なる古寺はひととほり歩いたことになる。 | |||
君臣相念 | 亀井勝一郎 | 30分以内 | |
聖武天皇が大仏造顕を御発願あそばされ、その詔を賜つたのは天平十五年十月十五日であつた。 | |||
観想の時 | 北原白秋 | 30分以内 | |
黎明の不尽天地の闢(ひら)けしはじめ、成り成れる不尽の高嶺は白妙の奇しき高嶺、駿河甲斐二国かけて八面に裾張りひろげ、裾広に根ざし固めて、常久に雪かつぐ峰、かくそそり聳やきぬれば、厳しくも正しき容、譬ふるに物なき姿、いにしへもかくや神さび神ながら今に古りけむ。 | |||
〔憲政本党〕総理退任の辞 | 大隈重信 | 30分以内 | |
諸君、今日は憲政本党の大会に際しまして、諸君に向って私の意見を吐露することは最も喜ぶところであります。 | |||
勢力の中心を議会に移すべし | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔国家における勢力の中心の移動〕およそ国家は如何なる時代にも、勢力の中心が必要である。 | |||
明治文明史上に於ける福沢翁 | 大隈重信 | 30分以内 | |
塾長、閣下、諸君、今日は慶應義塾五十年の祭典にご案内を受けまして祝辞を述ぶることは私にとって最も光栄、且つ最も興味を感ずる次第である(拍手)。 | |||
左千夫先生への追憶 | 石原純 | 30分以内 | |
左千夫先生のことを憶うと、私にはいかにも懐かしい気分が湧いてくる。 | |||
アインシュタイン教授をわが国に迎えて | 石原純 | 30分以内 | |
チューリッヒでのアインシュタイン教授のことを私は上の文に記しましたが、その後世界大戦が勃発し、それが一九一八年にようやく収まった後に、教授のその間に発表せられた一般相対性理論が世界的に著名となったので、わが国でも改造社の山本実彦氏が京都帝国大学の西田教授と相談して教授招聘のことを決定し、私にもこれを話されたので、私も大いに賛成したのでした。 | |||
歌の潤い | 伊藤左千夫 | 30分以内 | |
潤いのある歌と、味いのある歌と、そこにどういう差があるかと考えて見た。 | |||
祝東京専門学校之開校 | 小野梓 | 30分以内 | |
本校の恩人大隈公、敬賓及び本校諸君、余の不学短識を以て職に本校の議員に列し、その員に加わるは、甚だ僭越の事なり。 | |||
垣内の話 | 柳田国男 | 30分以内 | |
垣内(カイト)は思いのほかこみ入った問題であった。 | |||
洪川禅師のことども | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
近頃洪川老師のことを調べて居ると、色々有り難きことに逢著する。 | |||
釈宗演師を語る | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
今年の夏、米国シカゴ市で万国博覧会を開くその序でに、万国宗教大会を催すと云う計劃があったと聞く。 | |||
僧堂教育論 | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
昔は方外の友などといえば、面白い聯想もあったものである。 | |||
楞迦窟老大師の一年忌に当りて | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
月日のたつのは誠に早い、楞伽窟の遷化せられてから、もう一年を経過した。 | |||
鹿山庵居 | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
人の心と云うものは本来縛らねばならぬように出来ておるのかどうかは知らぬけれども、吾等は何かかんか云うてこの心を繋ぎ、この身を苦しめておる。 | |||
榎物語 | 永井荷風 | 30分以内 | |
市外荏原郡世田ヶ谷町に満行寺という小さな寺がある。 | |||
寐顔 | 永井荷風 | 30分以内 | |
竜子は六歳の時父を失ったのでその写真を見てもはっきりと父の顔を思出すことができない。 | |||
新島先生を憶う | 大隈重信 | 30分以内 | |
我輩の知れる二大教育家この春は京都同志社の創立者たりし故新島襄君の二十回忌に当るのである。 | |||
福沢先生の処世主義と我輩の処世主義 | 大隈重信 | 30分以内 | |
凡人主義の勝利者福沢先生に処世主義というべきものが有ったかどうか知らぬが、我輩には処世主義というべきものがない。 | |||
ある死、次の死 | 佐佐木茂索 | 30分以内 | |
花嫁が式服を替えて、再座に著いた頃には、席は既に可なりな乱れやうであつた。 | |||
第四階級の文学 | 中野秀人 | 30分以内 | |
文学も効用漸減法に支配されるものである。 | |||
物語の絵画化についてなど | 亀井勝一郎 | 30分以内 | |
造型は始原的には「言葉」に従ふものである。 | |||
永久平和の先決問題 | 大隈重信 | 30分以内 | |
天国は近づけり風塵漸く収まって世界は今や夕凪の寂静に帰ったが、この平和を間歇的のものたらしめず永久に確保し行かんと欲する事が、この五年間戦雲に鎖された後に、斉しく眼覚めた全人類の渾身の努力で無ければならぬ。 | |||
国民教育の複本位 | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔成瀬君からの依頼〕諸君、今日は成瀬〔仁蔵〕君より諸君に向って何か一言述べる様にという事でありました。 | |||
青年の天下 | 大隈重信 | 30分以内 | |
この世界は諸君青年達の世界である健全なる精神をもち、健康なる体躯を有する青年であって、それで成功が出来ないということがあるものか。 | |||
選挙人に与う | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔選挙の歩み〕選挙ということが初めて我が国に行われたのは明治十一年、即ち府県会開設以来のことである。 | |||
大戦乱後の国際平和 | 大隈重信 | 30分以内 | |
将来の世界の平和の予想今度スタンホルドのジョルダン博士が会長となって、桑港に於て平和会議が開かれる。 | |||
日本の文明 | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔日本と東西両洋の文明〕従来、我が日本国には立派な哲学者が無かった。 | |||
文明史上の一新紀元 | 大隈重信 | 30分以内 | |
平和論の起るや久し我が国で平和論の唱道されるは、近頃の事ながら、欧羅巴では早くより基督教徒の間にその議論が起っておった。 | |||
列強環視の中心に在る日本 | 大隈重信 | 30分以内 | |
文明はすべて調和なり一切の文明が、すべて調和である。 | |||
吾人の文明運動 | 大隈重信 | 30分以内 | |
諸君、本日は大日本文明協会のために諸君に一言するの機会を得たのを喜ぶ。 | |||
始業式訓示 | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔すべて時代に従って発達する〕学生諸君、もはや諸君に向って学校内部に於ける細かな訓示を致す必要はないと思うのである。 | |||
始業式に臨みて | 大隈重信 | 30分以内 | |
〔早稲田は大講堂がない〕漸次増加する所の早稲田学園の学生諸君、もはやかくの如く群衆する所の多数の学生を容るる家のないということは諸君に対して甚だ申訳のないことである。 |