30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 昼の花火 | 山川方夫 | 30分以内 | |
野球場の暗い階段を上りきると、別世界のような明るい大きなグラウンドが、目の前にひらけた。 | |||
| 余震の一夜 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
或夜中に私は寝所について、いくらか眠つたと思ふ頃に、又人騒がせな余震があつたとみえて、家中騒ぎだした。 | |||
| 一年の計 | 佐々木邦 | 30分以内 | |
片岡君は又禁酒を思い立った。 | |||
| 百喩経 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
前言 この作は旧作である。 | |||
| 通俗小説 | 田山花袋 | 30分以内 | |
△ 私が鈍才であるためかも知れないが、何うも本格的な小説が書けない。 | |||
| 鉢かつぎ | 楠山正雄 | 30分以内 | |
一 ある時、河内国の交野という所に、備中守実高というお侍がありました。 | |||
| ダルマ船日記 | 山之口貘 | 30分以内 | |
×月×日 金 眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分」 「何んだ、八。大層あわててゐるぢやないか」 「天下の大事ですぜ、親分」 「大きく出やがつたな。大久保彦左衞門樣見たいな分別臭い顏をどこで仕入れて來たんだ」 錢形の平次は驚く色もありません。 | |||
| 犬舎 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
十一時が鳴ると、アルトヴェル氏は麦酒の最後の一杯をぐっと飲み乾し、ひろげていた新聞をたたんで、うんと一つ伸びをやって、欠伸をして、それからゆったりと起ちあがった。 | |||
| 今日 | 西東三鬼 | 30分以内 | |
昭和二十三年 一二〇句 陳氏来て家去れといふクリスマス クリスマス馬小屋ありて馬が住む クリスマス藷一片を夜食とす 除夜眠れぬ仏人の猫露人の犬 猫が鶏殺すを除夜の月照らす 蝋涙の冷えゆく除夜の闇に寝る 切らざりし二十の爪と除夜眠る 朝の琴唄路に鼠が破裂して うづたかき馬糞湯気立つ朝の力 寒の夕焼雄鶏雌の上に乗る 老婆来て赤子を覗く寒の暮 木枯の真下に赤子眼を見張る 百舌鳥に顔切られて今日が始まる | |||
| よい書とうまい書 | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
古来世間でいう「うまい書」というものには、例えば夏の夕、裸であぐらをかいて、夕顔棚の下で涼しい顔をしているようなのがある。 | |||
| 暗中の接吻 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
「御免なさい……御免なさい……」 女は膝まずいて哀願していた。 | |||
| 秋風と母 | 尾崎士郎 | 30分以内 | |
昼少し過ぎてから母の容体が急に変ってきた。 | |||
| 偶像崇拝の心理 | 和辻哲郎 | 30分以内 | |
私がここに観察しようとするのは、「偶像破壊」の運動が破壊の目的物とした、「固定観念」の尊崇についてではない。 | |||
| うき草 | 林芙美子 | 30分以内 | |
その村には遊んでゐる女が二人ゐた。 | |||
| 不思議な鳥 | 小川未明 | 30分以内 | |
一 車屋夫婦のものは淋しい、火の消えたような町に住んでいる。 | |||
| 魯迅さん | 内山完造 | 30分以内 | |
私が初めて魯迅さんに会ったのは一九二七年の十月五日であったことは魯迅日記の次ぎの記入ではっきりと解ったのです。 | |||
| 福沢先生の処世主義と我輩の処世主義 | 大隈重信 | 30分以内 | |
凡人主義の勝利者 福沢先生に処世主義というべきものが有ったかどうか知らぬが、我輩には処世主義というべきものがない。 | |||
| 非名誉教授の弁 | 和辻哲郎 | 30分以内 | |
わたくしは東京大学の名誉教授ではない。 | |||
| 『西遊記』の夢 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
子供の頃読んだ本の中で、一番印象に残っているのは、『西遊記』である。 | |||
| 舌を噛み切った女 | 室生犀星 | 30分以内 | |
京にのぼる供は二十人くらい、虫の垂衣で蔽うた馬上の女のすがたは、遠目にも朝涼の中で清艶を極めたものであった。 | |||
| 影のない犯人 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
診察拒否の巻 この温泉都市でたぶん前山別荘が一番大きな別荘だろう。 | |||
| 慶応義塾学生諸氏に告ぐ | 福沢諭吉 | 30分以内 | |
左の一編は、去月廿三日、府下芝区三田慶応義塾邸内演説館において、同塾生褒賞試文披露の節、福沢先生の演説を筆記したるものなり。 | |||
| 本朝変態葬礼史 | 中山太郎 | 30分以内 | |
屍体投棄から屍体保存へ 我国で古く屍体を始末することはハフル(葬)と云うていたが、この語には、二つの意味が含まれていた。 | |||
| 避病院 | 正宗白鳥 | 30分以内 | |
町村の自治制が敷かれてから間もないころであつた。 | |||
| 閣下 | 佐々木邦 | 30分以内 | |
私の家は両隣りとも陸軍大佐である。 | |||
| 赤いステッキ | 壺井栄 | 30分以内 | |
一 生まれつき目のよく見えない克子が兄の健とつれだって外へ遊びに出るとき、お母さんはきまったように二人にいって聞かせる。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、変なことがありますよ」 八五郎のガラッ八が、長い顔を糸瓜棚の下から覗かせたとき、銭形の平次は縁側の柱にもたれて、粉煙草をせせりながら、赤蜻蛉の行方を眺めておりました。 | |||
| ジャーナリズム雑感 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
いつかある大新聞社の工場を見学に行ってあの高速度輪転機の前面を瀑布のごとく流れ落ちる新聞紙の帯が、截断され折り畳まれ積み上げられて行く光景を見ていたとき、なるほどこれではジャーナリズムが世界に氾濫するのも当然だという気がしないではいられなかった。 | |||
| 青年僧と叡山の老爺 | 若山牧水 | 30分以内 | |
一週間か十日ほどの予定で出かけた旅行から丁度十七日目に帰って来た。 | |||
| 我が人生観 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
小生もついに別荘の七ツ八ツ風光明媚なるところにブッたてようという遠大千万なコンタンによって「捕物帳」をかくことゝなり、小説新潮の案内で、箱根の谷のドン底の温泉旅館へ行った。 | |||
| 妾の会つた男の人人 | 伊藤野枝 | 30分以内 | |
森田草平氏 四年ばかりも前に鴈治郎が新富座で椀久を出した時に、私と哥津ちやんと保持さんが見にゆく約束をしました。 | |||
| 椿子物語 | 高浜虚子 | 30分以内 | |
上 私は鎌倉の俳小屋の椅子に腰をかけて庭を眺めてゐた。 | |||
| 角力 | 久保田万太郎 | 30分以内 | |
一 ……だまつて、一人で、せッせと原稿を書いてゐた石谷さんが急に立ち上り、 「一寸、ぢやァ、行つて来ます。」 万年筆をいそがしく内かくしへしまひながらいつた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「八、居るか」 向柳原の叔母さんの二階に、独り者の気楽な朝寝をしている八五郎は、往来から声を掛けられて、ガバと飛起きました。 | |||
| 球皮事件 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この話は寺田先生が航空船の爆発の原因を調査された時の研究室の内部の話である。 | |||
| 告げ人 | 伊藤左千夫 | 30分以内 | |
雨が落ちたり日影がもれたり、降るとも降らぬとも定めのつかぬ、晩秋の空もようである。 | |||
| 貞操に就いての雑感 | 伊藤野枝 | 30分以内 | |
在来の道徳の中でも一番婦人を苦めたものは貞操であるらしい。 | |||
| 詛言に就て | 南方熊楠 | 30分以内 | |
人類學雜誌二九卷十二號四九五―七頁に誓言(英語で Swearing)の事を述べたが、爰には詛言(英語で Curse)に就て少しく述よう。 | |||
| 友人一家の死 | 松崎天民 | 30分以内 | |
○ K君――――。 | |||
| はやい秋 | 山川方夫 | 30分以内 | |
東京に帰ってきた彼は、見違えるように逞しくなって、ひどく日焼けしていた。 | |||
| 籠の小鳥 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
一 羊三は山を見るのが目的で、その山全体を預かつてゐる兄の淳二と一緒にこゝへ来たのだつたけれど、毎日の日課があつたり何かして、つひ鼻の先きの山の蔭から濛々と立昇つてゐる煙を日毎に見てゐながら、つい其の傍まで行つて見るのが臆劫であつた。 | |||
| 残雪の幻像 | 中村清太郎 | 30分以内 | |
総説 五月から六月にかけて、高根の雪が解けるにしたがい、山肌が処々に現われて来る。 | |||
| 光る生物 | 神田左京 | 30分以内 | |
一 序言 光る生物と言へば又、例の『不知火』の話だと早合點をする人があるかも知れない。 | |||
| 雨の上高地 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
山好きの友人から上高地行を勧められる度に、自動車が通じるようになったら行くつもりだといって遁げていた。 | |||
| 空家 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
錠をこじあけて屋内へ入ると、彼はその扉を要心ぶかく締めきって、じっと耳を澄ました。 | |||
| 四年のあいだのこと | 久坂葉子 | 30分以内 | |
うすねずみいろの毛地のワンピースを着て、私は花束を持っている。 | |||
| 三の酉 | 久保田万太郎 | 30分以内 | |
一 ――おい、この間、三の酉へ行ったろう? …… ズケリといって、ぼくは、おさわの顔をみたのである。 | |||
| 諜報部秘話 | フレッド・M・ホワイト | 30分以内 | |
[#改ページ] 黄色い霧がグラスゴー地域の一部にかかった。 | |||
| 兎の耳 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
兎の耳はだてについているものじゃないという話をこの頃聞いて大変面白かった。 | |||