5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1,401-1,450件 / 全4,785件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| リシダス | ジョン・ミルトン | 5分以内 | |
今一たびは、あはれ桂よ。 | |||
| 熱河略図 No.2 | 李箱 | 5分以内 | |
1931年の風雲を寂しく語つてゐるタンクが早晨の大霧に赭く錆びついてゐる。 | |||
| 『辞苑』跋 | 新村出 | 5分以内 | |
『辞苑』のここに完成を告ぐるに当つて一言述べたいと思ふ。 | |||
| 狐狗狸の話 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
コクリと云う遊戯は、海外から渡来したものであって、渡来期は正確には判らないが、明治十六年比、米国船が伊豆の下田へ寄港した時、水夫の一人がそれを伝えたと云われている。 | |||
| 白い小犬を抱いた女 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
某夜、某運転手が護国寺の墓地を通っていると、白い小犬を抱いた女が来て車を停めた。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
かの小野小町が名哥よみても、よくひでりの順のよき時ハうけあい、雨がふり不レ申。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
此一品ハきみへにおつかハし被レ成度、あれハ今どこにおるかしらん、たゞきづかい候。 | |||
| 遠州の墨蹟 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
小堀遠州といえば、先ず第一に京都の桂離宮を思い出す人も多いことであろう。 | |||
| たたかいの中に | 今野大力 | 5分以内 | |
母を飢えさせ 妻子を飢えさせ 幼き弟を稼がせて どうやら俺のいない家が保たれている 「飢死の自由」は九尺二間の長屋を占領し 共同井戸の水さえくさってまずい 芋を煮て 仏壇に捧げようとも 心から、真に生命の極から 諦めぬうらみをこめて手向けとなり 俺が死なないように むざむざとうらみの手に殺されないように 無言のいのりがひそんでいる 平和な家庭――生活、 平和な生存、 おしゃべりなしの真剣な愛、 | |||
| 詩と詩人 | 中原中也 | 5分以内 | |
一 詩といふものが、人生を打算して生きてゐる根性からは、決して生れるものではない! 一見、その根性は人をして屡々知慧ある態度を採らせるやうに見える。 | |||
| 月は中天に | 中野鈴子 | 5分以内 | |
土も凍る夜 友と二人 炭のない部屋にねむろうとしている われらの「戦旗」がいま 二三の女の手にカギが渡され 必死のこぶしを 彼らの靴先が踏みくだこうとしている 友の夫 わたしの兄たち いく百の前衛は牢や いく千の兵士は満洲の戦場に狩り出され 友と二人 破れた雨戸の部屋にねむろうとしている ガラスの窓に月が冴えて光る 月は中天に輝々として | |||
| 娘の生霊 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
某相場師の娘が、父親にねだって買ってもらった衣服を、知りあいの裁縫師の処へ縫わしにやった。 | |||
| 「五階の窓」執筆に就いて | 国枝史郎 | 5分以内 | |
二回目平林氏の作中、舟木新太郎と想像される人間が、貼紙をして立ち去った件は、どうにも解釈に苦しみました。 | |||
| 皇帝の使者 | フランツ・カフカ | 5分以内 | |
皇帝が――そう呼ばれているのだ――君という単独者、みすぼらしい臣下、皇帝という太陽から貧弱な姿で遠い遠いところへ逃がれていく影、そういう君に皇帝が臨終のベッドから伝言を送った。 | |||
| 検疫と荷物検査 | 杉村楚人冠 | 5分以内 | |
午後三時十五分にゴールデンゲートを過ぎてから、今迄にもう何時間経つたと思ふぞ。 | |||
| 船中八策 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。 | |||
| 茴香 | 末吉安持 | 5分以内 | |
なが月下浣の日のゆふべ、 山下岩根垂る水の 玉のしづくに核ぐみて、 かつ熟みこぼし斎ひつゝ、 風に額づく茴香の あゝ姉妹の二人もとよ。 | |||
| 小林虐殺一周忌 二月二十日 | 今野大力 | 5分以内 | |
小樽から来た小林が 殺されたんだと 親に教えた俺だった やられたか やりやがったか 一日も二日も三日もねむられぬ 憎っくい下手人 ××の手先 小林が元気な頃は 又逢えるつもりでいたのに 殺されて 二度と逢いない 二度と逢いない 小林をとらえた刑事 抜けがけをやろうとしたか 全身の皮下溢血が無残な姿 犬や猫や豚を 殴って殺しても こんなに無惨に 殺せるものか 残忍、野蕃 鬼畜の如く 同志を | |||
| 書簡 大杉栄宛 | 伊藤野枝 | 5分以内 | |
宛先 東京市麹町区三番町六四 第一福四萬館 発信地 千葉県夷隅郡御宿 上野屋旅館 停車場を出ると、前の支店でしばらく休んで、それから宿に帰へりました。 | |||
| 方向 | 中野鈴子 | 5分以内 | |
わたしはこの頃しきりに考える 自分というものについて わたしは下宿の二階に兄のくれる金で暮らしている それはわずかな金だ けれども兄の彼が夜ヒル書きつづける血のしたたりなのだ わたしはそれで米や炭をととのえ腹を満たしている わたしの仕事は詩を書くこと、文学の途をゆくことになっている わたしは机に向かって本を読む あるいは書こうとする けれども書けない わたしはうっ伏して足りない才能をかなしむ 心 | |||
| あやしき楽の音 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
かつて、きゝし折りなき楽の音! 今宵、心にしのび入る。 | |||
| 大切な雰囲気 | 石井柏亭 | 5分以内 | |
鬼才小出楢重が逝いてから早くも五年になろうとする。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
此度の使者村新同行ニて参上可レ仕なれども、実ニ心ニ不レ任義在レ之、故ハ去月廿三日夜伏水ニ一宿仕候所、不レ斗も幕府より人数さし立、龍を打取るとて夜八ツ時頃二十人計寝所ニ押込ミ、皆手ごとニ鎗とり持、口々ニ上意/\と申候ニ付、少※論弁も致し候得ども、早も殺候勢相見へ候故、無二是非一彼高杉より被レ送候ビストールを以て打払、一人を打たをし候。 | |||
| 炭取り | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
母親を無くした小供が、ある夜、ふと眼を覚ました。 | |||
| 忘春詩集 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
今朝、室生君からの手紙を枕頭に受け取つて、まだ起きもせずに開いて見ると、忘春詩集に序を書けといふのである。 | |||
| 屋根の上の黒猫 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
昭和九年の夏、横井春野君が三田稲門戦の試合を見て帰って来たところで、その時千葉の市川にいた令弟の夫人から、 「病気危篤、すぐ来い」 と云う電報が来た。 | |||
| 遺稿 | 水上滝太郎 | 5分以内 | |
この無題の小説は、泉先生逝去後、机辺の篋底に、夫人の見出されしものにして、いつ頃書かれしものか、これにて完結のものか、はたまた未完結のものか、今はあきらかにする術なきものなり。 | |||
| 後漢書倭伝 | 范曄 | 5分以内 | |
倭在韓東南大海中、依山島爲居、凡百餘國。 | |||
| 青い服の列 | 西村陽吉 | 5分以内 | |
青い服の長い列、 みんな揃って青い服、 ひょろひょろとした、 せいのひくい、 営養不良の、 顔まで青い長い列。 | |||
| 冬のしぶき | 伊藤信二 | 5分以内 | |
お前が工場の帰りに買ってきてくれた この櫛は もう あっちこっち 歯がこぼれた 梳いたヌケ毛の一本一本は お前がオッカサンとよばってくれる その日がまためぐってくる年月のながさを ヒトツキ フタツキ と かぞえさせる お前からの夏のタヨリを 帯にはさんでいる―― 六十二にもなったわたしのふしぶしは ズキン ズキン ズキン 凍れにたたかれて ヒビがひろがってゆく お前がアバシリの 刑務所におくら | |||
| 夢と幻を見る家 | 今野大力 | 5分以内 | |
寝室とも書斎とも名附け難い私の室 ここで私は私の好きな事をする 私の家は小さな家である 北国のヌタプカムシペ山脈の畔である 上川平野の隅であるチュウベツを言う アイヌ人種が五十年の昔 鹿を追い熊を追い 狐を追った処である 今まだ太古の伝説鮮やかなる 殖民地の一小邑である 私はここに住んでいる そして小さな安らかな新しい材木の香のする家に 父母があたえた、ささやかな幸福を ひたぶるに恋して ゆっく | |||
| 狂人と鏡 | 今野大力 | 5分以内 | |
友よ わが一人の愚かなる人間の為めに 秘かに鏡を用意して呉れ給い そこに一人の狂人がいる 彼は真紅の夢を胎むことによって 恋をする愚かな狂おしい男である 彼の室は赤 壁の地図も赤 彼の思想も赤 赤 赤 赤 点々 点々 ベタベタ 赤色の中に芽ぐむ一人の生 友よ 彼は横臥することを好む 今こそ 彼に鏡を与えよ おお そして 見ろ! 彼の狂態が初まるのだ! 殺せ! (殺さねばこそ!) 狂人 狂態 | |||
| 一顆の栗一顆の小なし | 小穴隆一 | 5分以内 | |
花巻・盛岡を巡つて帰つて、私は一顆の栗一顆の小なしを茶の間の卓上に置いてをいた。 | |||
| 神童でなかつたラムボオの詩 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は中原が訳すまで、ラムボオに『学校時代の詩』といふもののあることを知らなかつた。 | |||
| X氏の手帳 | 堀辰雄 | 5分以内 | |
或る夜、或る酒場から一人の青年がふらふらしながら出て來た。 | |||
| 事実と感想 | 小川未明 | 5分以内 | |
田園の破産 学生の時分、暑中休暇に田舎へ帰って、百姓に接したときは、全くそこに都会から独立した生活があったように感じられたものです。 | |||
| 写真(北満の土産)その二 | 今野大力 | 5分以内 | |
貴族の表情をこさえるために ハルピンの白系露人の女は ジーッと物を見すえてうっかり動揺の見にくさを見せまえとし、古い宝石の腕輪や首かざりやピンに品物以上を物語らせようとし、 窮屈なほど口元をすぼめて上品さを見せんとしている。 | |||
| 妖女の舞踏する踏切 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
品川駅の近くに魔の踏切と云われている踏切がある。 | |||
| 通魔 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
旧幕の比であった。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
其後芸州の船より小蝶丸ニ乗かへ須崎を発し、十月九日ニ大坂に参り申候。 | |||
| 小鹿田窯への懸念 | 柳宗悦 | 5分以内 | |
誰にも読めぬ大分県日田の皿山たる小鹿田(おんだ)の地名が、今では多くの方々の口に上るまでに至った。 | |||
| 岸辺 | 蔵原伸二郎 | 5分以内 | |
岸辺 冬の日がかんかん照つていた 川岸の枯草の中から首だけ出して 八十九歳の老人が釣をしていた 釣竿をもつたまま 水に映るちぎれ雲の間をおよぐ 冬の魚たちと昔話をしながら 老人は死んでいた ちかちかと 日はかたむいていた 一匹の紋白蝶が よたよたと向う岸に渡つていつた 魚たちが老人を呼んでいた 赤い小さなうきが かすかな波紋をおこして 沈んだり浮いたりしている 不在の人 山すその丘に 古 | |||
| 単独犯行に非ず | 坂口安吾 | 5分以内 | |
普通の時間に家を出て登庁せずに三越へ行って開店するまでに無理な自動車散歩までして開店に間に合ったということは、誰かと会見するような何か重大な約束があったのではなかろうかと考えられる。 | |||
| 雨後 | 堀辰雄 | 5分以内 | |
六月二十日 これでもう山小屋に雨に降りこめられてゐること一週間。 | |||
| 国楽を振興すべきの説 | 神田孝平 | 5分以内 | |
方今我邦、改正・振興すべきものはなはだ多し。 | |||
| 「雪と花火」献辞 | 北原白秋 | 5分以内 | |
わかき日の饗宴を忍びてこの怪しき黄と緑との 詩集を“PAN”とわが「屋上庭園」の友にささぐ | |||
| 祭活字子文 | 成島柳北 | 5分以内 | |
第四回改称節ノ賀筵上ニ於テ、社長柳北恭シク社主ヨリ賜ハル酒※ノ※[#「飮のへん+俊のつくり」、U+9915、M.10.9.26.5.4.3]余ヲ奠シテ、汝活字子ノ霊ニ告グ。 | |||
| 出版法 | 李箱 | 5分以内 | |
※ 虚偽告発と云ふ罪目が僕に死刑を言渡した。 | |||
| 朝倉一五〇 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
洋画家の橋田庫次君の話であるが、橋田君は少年の頃、吾川郡の弘岡村へ使いに往って、日が暮れてから帰って来たが、途中に荒倉と云う山坂があって、そこには鬼火が出るとか狸がいるとかと云うので、少年の橋田君は鬼魅がわるかった。 | |||
| 続 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
愈※御安全之由、奉レ賀入候。 | |||
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