宮本百合子の全作品
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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婦人作家は何故道徳家か? そして何故男の美が描けぬか? | 宮本百合子 | 5分以内 | |
父を殺している○作者は巧妙な(しかし)極めて平俗な理由で息子の父を母の生活から切りはなし、父と母との矛盾をこの作において避けている。 | |||
無題(九) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
○温室の石井を呼びつける、m真中、右石井(若い方うなだれている)、左石井草の工合をきいているが妙にからんで「昨日よそへ行きましたら、カーネーションがのでんですっかりよく育って居りましたよさし木をしてねエ、あれは温室でなくても育つと見えますねえ」石「ずっと野天で生えているのをさし木すれば育ちます、種生はどうも……」やがて「奥さん、何かおこのみでこれを育てたいというような花がありましたら仰云って下さい」「どうも私どもは... | |||
窓からの風景(六月――) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
晴○しっかりした面白味のある幹に密生していかにも勁そうな細かい銀杏の若葉。 | |||
心持について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
或瞬間(思い出)正午のサイレンが鳴ってよほど経つ少し空腹工事場でのこぎりの音せわしい技巧的ななめらかな小鳥のさえずり、いかにも籠の小鳥らしい美しさで鳴くとつぜんガランガランと豆屋のベルの音がした。 | |||
生活の様式 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
芍薬「これ八百屋の店先にバケツにつけてあったの。 | |||
情景(秋) | 宮本百合子 | 10分以内 | |
秋の景色(十一月初旬)○曇り日日曜。 | |||
無題(十) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
三四日梅雨のように降りつづいた雨がひどい地震のあと晴れあがった。 | |||
Sketches for details Shima | 宮本百合子 | 10分以内 | |
○床の間の上の長押に功七級金鵄勲章の金額のところはかくれるような工合に折った書類が茶色の小さい木の椽に入ってかかっている、針金で。 | |||
SISIDO | 宮本百合子 | 5分以内 | |
○手帖、(やすものの人造皮の表紙)その間から新聞の切抜カストダアカストする(歯車でも何でも)そのキカイとカストとを二つながら製造する目ろみ、○「まだ関西にもこれはないそうですからいろいろ研究しているんです、しらんぷりして。 | |||
マクシム・ゴーリキイについて | 宮本百合子 | 10分以内 | |
マクシム・ゴーリキイは一八六八年、日本の明治元年に、ヴォルガ河の岸にあるニージュニ・ノヴゴロドに生れました。 | |||
国際観光局の映画試写会 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
五月十九日の朝。 | |||
無題(十一) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
自分で書いたことの意味が、十年もたって一層ほんとにわかって来る面白さ。 | |||
彼等は絶望しなかった | 宮本百合子 | 5分以内 | |
チェホフやウェルサーエフや、現代ではカロッサ、これらの作家たちが医師であって同時に作家であったことは、彼等にとって比類のない仕合わせ、人類にとっては一つの慰安となっている。 | |||
ツワイク「三人の巨匠」 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
ツワイクの「三人の巨匠」p.150○ワイルドがその中で鉱滓となってしまった熱の中で(監獄)ドストイェフスキーは輝く硬度宝石に形づくられた。 | |||
「青眉抄」について | 宮本百合子 | 10分以内 | |
この秋(昭和十八年)文展と殆ど同時に関西美術展というのが開催された。 | |||
或る画家の祝宴 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
何心なく場内を眺めているうちに、不思議なことに注意をひかれた。 | |||
折たく柴 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
○支那事変がはじまって五年、大東亜戦争がはじまって満一ヵ年と十ヵ月経って秋も深くなった。 | |||
バルザック | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「幻滅」より。 | |||
無題(十二) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
○西側の腰高窓の床の間よりに机を出して坐った。 | |||
観光について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
それを見たことでその人の人生に何かが加わり或は何かが変る丈の力がなくては観光の対象として極めて薄弱だ。 | |||
往復帖 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
要件(婦人部会へ)四月二十六日(金)一、出版プランについて(A)[#「(A)」は縦中横]婦人のための問答集二冊これはもう出版部とお話がついているのでしょうか。 | |||
よろこびはその道から | 宮本百合子 | 5分以内 | |
夕暮仕事につかれ「赤と黒」とを手にもって縁側に腰かけているきょうも空しいままに暮れたわがよろこびの小径を眺めながら。 | |||
無題(十三) | 宮本百合子 | 5分以内 | |
「道標」のため○猿の毛皮矢はず形についだ茶色の猿の毛皮余りおもくなくて丈夫な○ガローシをぬぐつぎに外套をぬぎすき間風をふせぐためにくびのまわりにまいているネッカチーフをとる。 | |||
「緑の騎士」ノート | 宮本百合子 | 10分以内 | |
一、リュシアンソレルとは全くちがったリュシアン・ルーヴェン。 | |||
あとがき(『宮本百合子選集』第二巻) | 宮本百合子 | 10分以内 | |
この第二巻には、わたしとしてほんとうに思いがけない作品がおさめられた。 | |||
「敗北の文学」について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
一、伸子は段々ひきつけられた、p.9「プロレタリアートは時代の先端を壮烈な情熱をもって進んでいる、しかも我々の前には過渡期の影が尚巨体をよこたえている」一章一章が、青年らしい丹念さでまとめられている。 | |||
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻) | 宮本百合子 | 30分以内 | |
この集には「冬を越す蕾」につづいて一九三七年(昭和十二年)から一九四一年(昭和十六年)のはじめまでに執筆された文芸評論があつめられている。 | |||
きょうの写真 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
むかしの人たち、と云っても日本へ写真術が渡来して間もないころの人たちは、写真は、仕掛けでひとがたがとられるのだから、それだけ寿命がちぢまることだと、こわがった。 | |||
年譜 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
一八九九年(明治三十二年)二月十三日。 | |||
獄中への手紙 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
十二月八日〔牛込区富久町一一二市ヶ谷刑務所の宮本顕治宛淀橋区上落合二ノ七四〇より(封書)〕第一信。 | |||
中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
父は、ものを書くのが特に好きというのではなかったようですが、一般にまめであった性質から、結局はなかなかの筆まめであるという結果になって居たと思います。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
七月二十一日晴木の葉のしげみや花ずいの奥にまだ夜の香りがうせない頃に目が覚めた。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
一月五日(月曜)山岡にかえって来る。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
一九三〇年のソヴェート舞台芸術に於ける特徴一、まわり舞台の一般的利用、М・Х・А・Тの「復活」、全然日本のかえし。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
十月一日『新女苑』20枚「若き精神の成長を描く作品」『明日への精神』発売。 | |||
悲しめる心 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
我が妹の亡き御霊の御前に只一人の妹に先立たれた姉の心はその両親にも勝るほど悲しいものである。 | |||
栄蔵の死 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
朝から、おぼつかない日差しがドンヨリ障子にまどろんで居る様な日である。 | |||
二十三番地 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
暫く明いて居た裏の家へ到々人が来て仕舞った。 | |||
農村 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
冬枯の恐ろしく長い東北の小村は、四国あたりの其れにくらべると幾層倍か、貧しい哀れなものだと云う事は其の気候の事を思ってもじき分る事であるが、此の二年ほど、それどころかもっと長い間うるさくつきまとうて居る不作と、それにともなった身を切る様な不景気が此等みじめな村々を今一層はげしい生活難に陥れた。 | |||
お久美さんと其の周囲 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
月に一二度は欠かさず寄こすお久美さんの手紙は、いつもいつも辛そうな悲しい事許り知らせて来るので※子は今度K村へ行ったら早速会って話もよく聞いて見なければと思って来は来たのだけれ共、其の人の世話になって居る家の主婦のお関を想うと行く足も渋って、待たれて居るのを知りながら一日一日と訪ねるのを延ばして居た。 | |||
追憶 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
二日も降り続いて居た雨が漸う止んで、時候の暑さが又ソロソロと這い出して来た様な日である。 | |||
無題(一) | 宮本百合子 | 60分以内 | |
旅人はまだ迷って居ます。 | |||
妙な子 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
私は母からも又学課だけを教えて呉れる先生と云う人からも「妙な子」、「そだてにくいお子さん」と云われて居る。 | |||
どんづまり | 宮本百合子 | 10分以内 | |
荒漠たる原野――殊に白雪におおわれて無声の呪われた様な高原に次第次第に迫って来る夜はまことに恐ろしいほど厳然とした態度をもって居る。 | |||
小鳥の如き我は | 宮本百合子 | 5分以内 | |
枯草のひしめき合うこの高原に次第次第に落ちかかる大火輪のとどろきはまことにおかすべからざるみ力と威厳をもって居る。 | |||
無題(二) | 宮本百合子 | 10分以内 | |
世間知らずで母親のわきの下からチラリチラリと限りなく広く又深いものの一部分をのぞいて赤くなって嬉しがったりおびえたりして居る私の様なものが、これから云う様な事を切り出すのはあんまり荷のかちすぎた又云おうと思う全部は必してつくせまいとは思いながら、まだ若い何でも自分の考えて居る事を信じて居易い時の私の心は、それを思ってひかえて居る事が出来ない。 | |||
夜 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
青銅の扉に秘密を閉してもだせる夜の厳さよ!万物はかたずのみて闇に立ち迷う奇蹟をながめ故知らぬ暗示に胸をとどろかす偉なるかな!奇なるかな!生あるものは総てかく低唱しつつ厚き帳のかなた身じろぐ夜の精を見んと行手すかしつつさぐり見るなり無限の闇の広き宙には乾坤の敗者の歎きと勝者の鬨の声と石棺の底より過去を叫ぶ亡霊のうごめき奇しき形に其の音波を伝えつつ闇に生れ闇に... | |||
片すみにかがむ死の影 | 宮本百合子 | 5分以内 | |
うす暗き片すみにかがむ死の影は夜の気の定まると共にその衣のひだをまし光をまし毒気をまして人間の心の臓をうかがいて迫る。 | |||
秋風 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
秋風が冷や冷やと身にしみる。 | |||
秋毛 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
病みあがりの髪は妙にねばりが強くなって、何ぞと云ってはすぐこんぐらかる。 |
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