無題(二)
宮本百合子
『無題(二)』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。2,767文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,767文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 世間知らずで母親のわきの下からチラリチラリと限りなく広く又深いものの一部分をのぞいて赤くなって嬉しがったりおびえたりして居る私の様なものが、これから云う様な事を切り出すのはあんまり荷のかちすぎた又云おうと思う全部は必してつくせまいとは思いながら、まだ若い何でも自分の考えて居る事を信じて居易い時の私の心は、それを思ってひかえて居る事が出来ない。 |
初出 | 「宮本百合子全集 第二十九巻」新日本出版社、1981(昭和56)年12月25日 |
底本 | 宮本百合子全集 第二十九巻 |
表記 | 新字新仮名 |
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