宮本百合子の全作品
青空文庫で公開されている宮本百合子の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
51–100件 / 全1,163件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 文字数 | 人気 | 書き出し |
|---|---|---|---|---|---|
| 日記 | 宮本百合子 | 30分以内 | 11,875 | 三月十日 ○晴れて、きつい西風。 | |
三月十日 ○晴れて、きつい西風。 | |||||
| 日記 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,071 | 一月一日(土曜)小雨。 | |
一月一日(土曜)小雨。 | |||||
| 旅人 | 宮本百合子 | 10分以内 | 3,213 | 人物 旅人 子供三人 A 無邪気な晴れ晴れしい抑揚のある声の児 B 実用的な平坦な動かない調子で話す児 C 考え深い様な静かな声と身振りの児 場所 小高い丘の上、四辺のからっと見はらせる所(講堂の段の上を丘に仮定) 時 夏の夕暮に近い午後 B、Cが丘の中程の木の切り株に並んで腰をかけて、編物をして居る。 | |
人物 旅人 子供三人 A 無邪気な晴れ晴れしい抑揚のある声の児 B 実用的な平坦な動かない調子で話す児 C 考え深い様な静かな声と身振りの児 場所 小高い丘の上、四辺のからっと見はらせる所(講堂の段の上を丘に仮定) 時 夏の夕暮に近い午後 B、Cが丘の中程の木の切り株に並んで腰をかけて、編物をして居る。 | |||||
| つぼみ | 宮本百合子 | 60分以内 | 22,460 | 処女の死と赤い提灯 まだ二十を二つ越したばかりの若い処女が死んだ、弱い体で長い間肺が悪かっただけその短い生涯も清いものだった。 | |
処女の死と赤い提灯 まだ二十を二つ越したばかりの若い処女が死んだ、弱い体で長い間肺が悪かっただけその短い生涯も清いものだった。 | |||||
| 旅へ出て | 宮本百合子 | 30分以内 | 6,307 | 旅へ出て 四月の三日から七日まで私は東北の春のおそい――四方山で囲まれた小村の祖母の家へ亡祖父の祭典のために行った。 | |
旅へ出て 四月の三日から七日まで私は東北の春のおそい――四方山で囲まれた小村の祖母の家へ亡祖父の祭典のために行った。 | |||||
| お女郎蜘蛛 | 宮本百合子 | 60分以内 | 13,053 | 若い娘の命をとる事もまっしろな張のある体をめちゃめちゃにする事でも平気なかおでやってのける力をもった刀でさえ錦の袋に入った大店の御娘子と云うなよやかな袋に包まれて末喜の様な心もその厚い地布のかげにはひそんで何十年の昔から死に変り生きかわりした美くしい男女の夢から生れた様なあでやかさばかりを輝かせて育った娘の名はお龍と云う。 | |
若い娘の命をとる事もまっしろな張のある体をめちゃめちゃにする事でも平気なかおでやってのける力をもった刀でさえ錦の袋に入った大店の御娘子と云うなよやかな袋に包まれて末喜の様な心もその厚い地布のかげにはひそんで何十年の昔から死に変り生きかわりした美くしい男女の夢から生れた様なあでやかさばかりを輝かせて育った娘の名はお龍と云う。 | |||||
| 芽生 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 41,546 | 鴨 青々した草原と葦の生えた沼をしたって男鴨は思わず玉子色の足をつまだてて羽ばたきをした。 | |
鴨 青々した草原と葦の生えた沼をしたって男鴨は思わず玉子色の足をつまだてて羽ばたきをした。 | |||||
| 通り雨 | 宮本百合子 | 5分以内 | 1,338 | 私の部屋の前にかなり質の好い紅葉が一本ある。 | |
私の部屋の前にかなり質の好い紅葉が一本ある。 | |||||
| 黒馬車 | 宮本百合子 | 30分以内 | 4,358 | 時候あたりだろうと云って居た宮部の加減は、よくなるどころか却って熱なども段々上り気味になって来た。 | |
時候あたりだろうと云って居た宮部の加減は、よくなるどころか却って熱なども段々上り気味になって来た。 | |||||
| 三年前 | 宮本百合子 | 5分以内 | 1,686 | 人と話をする度に「内のばっぱはない」と云って女房自慢をするので村の名うてのごん平じいの所に勇ましいようでおくびょうな可愛いいようでにくらしい一匹の雄※が居た。 | |
人と話をする度に「内のばっぱはない」と云って女房自慢をするので村の名うてのごん平じいの所に勇ましいようでおくびょうな可愛いいようでにくらしい一匹の雄※が居た。 | |||||
| 動かされないと云う事 | 宮本百合子 | 5分以内 | 1,074 | 武者小路さんの「後に来る者に」の中に動かされない強みと云う事の書いてあったのを覚えて居ます。 | |
武者小路さんの「後に来る者に」の中に動かされない強みと云う事の書いてあったのを覚えて居ます。 | |||||
| 短歌 | 宮本百合子 | 5分以内 | 393 | 少し、読みためたのを、人に見てもらう。 | |
少し、読みためたのを、人に見てもらう。 | |||||
| 伊太利亜の古陶 | 宮本百合子 | 60分以内 | 15,712 | 一 晩餐が終り、程よい時が経つと当夜の主人である高畠子爵は、 「どれ――」 と云いながら客夫妻、夫人を見廻し徐ろに椅子をずらした。 | |
一 晩餐が終り、程よい時が経つと当夜の主人である高畠子爵は、 「どれ――」 と云いながら客夫妻、夫人を見廻し徐ろに椅子をずらした。 | |||||
| 小村淡彩 | 宮本百合子 | 30分以内 | 11,777 | 小村淡彩 宮本百合子 お柳はひどく酔払った。 | |
小村淡彩 宮本百合子 お柳はひどく酔払った。 | |||||
| 氷蔵の二階 | 宮本百合子 | 60分以内 | 18,705 | 氷蔵の二階 宮本百合子 一 表の往来には電車が通った。 | |
氷蔵の二階 宮本百合子 一 表の往来には電車が通った。 | |||||
| 一太と母 | 宮本百合子 | 30分以内 | 10,736 | 一太は納豆を売って歩いた。 | |
一太は納豆を売って歩いた。 | |||||
| 牡丹 | 宮本百合子 | 60分以内 | 12,984 | 人間の哀れさが、漠然とした感慨となって石川の胸に浮ぶようになった。 | |
人間の哀れさが、漠然とした感慨となって石川の胸に浮ぶようになった。 | |||||
| 白い翼 | 宮本百合子 | 10分以内 | 2,394 | 或る夕方、雄鳩が先に小屋へ入った。 | |
或る夕方、雄鳩が先に小屋へ入った。 | |||||
| 沈丁花 | 宮本百合子 | 30分以内 | 9,624 | はる子は或る知己から、一人の女のひとを紹介された。 | |
はる子は或る知己から、一人の女のひとを紹介された。 | |||||
| 海浜一日 | 宮本百合子 | 30分以内 | 4,045 | 発動機の工合がわるくて、台所へ水が出なくなった。 | |
発動機の工合がわるくて、台所へ水が出なくなった。 | |||||
| 明るい海浜 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,796 | 一 陽子が見つけて貰った貸間は、ふき子の家から大通りへ出て、三町ばかり離れていた。 | |
一 陽子が見つけて貰った貸間は、ふき子の家から大通りへ出て、三町ばかり離れていた。 | |||||
| 街 | 宮本百合子 | 60分以内 | 18,980 | 一 一九一七年に、世界は一つの新しい伝説を得た。 | |
一 一九一七年に、世界は一つの新しい伝説を得た。 | |||||
| 高台寺 | 宮本百合子 | 30分以内 | 6,646 | 三等の切符を買って、平土間の最前列に座った。 | |
三等の切符を買って、平土間の最前列に座った。 | |||||
| 白い蚊帳 | 宮本百合子 | 30分以内 | 8,989 | なほ子は、従弟の部屋の手摺から、熱心に下の往来の大神楽を見物していた。 | |
なほ子は、従弟の部屋の手摺から、熱心に下の往来の大神楽を見物していた。 | |||||
| 未開な風景 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,648 | ○ みのえは、板の間に坐っていた。 | |
○ みのえは、板の間に坐っていた。 | |||||
| 帆 | 宮本百合子 | 60分以内 | 12,291 | 一 藍子のところへ尾世川が来て月謝の前借りをして行った。 | |
一 藍子のところへ尾世川が来て月謝の前借りをして行った。 | |||||
| 毛の指環 | 宮本百合子 | 30分以内 | 4,574 | その家は夏だけ開いた。 | |
その家は夏だけ開いた。 | |||||
| 一本の花 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 27,412 | 一 表玄関の受附に、人影がなかった。 | |
一 表玄関の受附に、人影がなかった。 | |||||
| ヴァリエテ | 宮本百合子 | 30分以内 | 5,302 | 佳一は、久しぶりで大岡を訪ねた。 | |
佳一は、久しぶりで大岡を訪ねた。 | |||||
| 赤い貨車 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 35,880 | 一 そこは広い野原で、かなたに堤防が見えた。 | |
一 そこは広い野原で、かなたに堤防が見えた。 | |||||
| ズラかった信吉 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 56,052 | (※)[#「(I)」は縦中横] 一 東海道本線を三等寝台車が走るようになった。 | |
(※)[#「(I)」は縦中横] 一 東海道本線を三等寝台車が走るようになった。 | |||||
| 共同耕作 | 宮本百合子 | 10分以内 | 3,152 | 裏のくぬぎ林のあっちをゴーゴーと二番の上りが通った。 | |
裏のくぬぎ林のあっちをゴーゴーと二番の上りが通った。 | |||||
| ピムキン、でかした! | 宮本百合子 | 60分以内 | 18,127 | 一 ピムキンはパルチザンだった。 | |
一 ピムキンはパルチザンだった。 | |||||
| 舗道 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 35,636 | 一 あっちこっちで帰り支度がはじまった。 | |
一 あっちこっちで帰り支度がはじまった。 | |||||
| 一九三二年の春 | 宮本百合子 | 60分以内 | 22,225 | 一 三月二十九日の朝、私は塩尻駅前の古風な宿屋で目をさました。 | |
一 三月二十九日の朝、私は塩尻駅前の古風な宿屋で目をさました。 | |||||
| だるまや百貨店 | 宮本百合子 | 30分以内 | 5,278 | 一 炉ばたのゴザのこっち側で、たけをが箱膳を膝の前に据え、古漬けの香のもので麦七分の飯をかっこんでいる。 | |
一 炉ばたのゴザのこっち側で、たけをが箱膳を膝の前に据え、古漬けの香のもので麦七分の飯をかっこんでいる。 | |||||
| 刻々 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 37,097 | 一 朝飯がすんで、雑役が監房の前を雑巾がけしている。 | |
一 朝飯がすんで、雑役が監房の前を雑巾がけしている。 | |||||
| 小祝の一家 | 宮本百合子 | 60分以内 | 15,437 | 一 二月の夜、部屋に火の気というものがない。 | |
一 二月の夜、部屋に火の気というものがない。 | |||||
| 聟 | 宮本百合子 | 10分以内 | 3,987 | 「――ただいま」 「おや、おかえんなさいまし」 詮吉が書類鞄をかかえたまま真直二階へあがろうとすると、唐紙のむこうから小母さんがそれを引止めるように声をかけた。 | |
「――ただいま」 「おや、おかえんなさいまし」 詮吉が書類鞄をかかえたまま真直二階へあがろうとすると、唐紙のむこうから小母さんがそれを引止めるように声をかけた。 | |||||
| 鏡餅 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,319 | 正面のドアを押して入ると、すぐのところで三和土の床へ水をぶちまけ、シュッシュ、シュッシュと洗っている白シャツ、黒ズボンの若い男にぶつかりそうになった。 | |
正面のドアを押して入ると、すぐのところで三和土の床へ水をぶちまけ、シュッシュ、シュッシュと洗っている白シャツ、黒ズボンの若い男にぶつかりそうになった。 | |||||
| 鈍・根・録 | 宮本百合子 | 30分以内 | 4,207 | 六月十三日に、ぬがされていた足袋をはき、それから帯をしめ、風呂敷の包みを下げて舗道へ出たら、駒下駄の二つの歯がアスファルトにあたる感じが、一足一足と、異様にはっきり氷嚢の下の心臓にこたえた。 | |
六月十三日に、ぬがされていた足袋をはき、それから帯をしめ、風呂敷の包みを下げて舗道へ出たら、駒下駄の二つの歯がアスファルトにあたる感じが、一足一足と、異様にはっきり氷嚢の下の心臓にこたえた。 | |||||
| 突堤 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,322 | 炎天の下で青桐の葉が黝んで見えるほど暑気のきびしい或る夏の単調な午後、格子の内と外の板廊下にいる者とが見えないところでこんな話をしている。 | |
炎天の下で青桐の葉が黝んで見えるほど暑気のきびしい或る夏の単調な午後、格子の内と外の板廊下にいる者とが見えないところでこんな話をしている。 | |||||
| 雑沓 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 25,275 | 一 玄関の大きい硝子戸は自働ベルの音を高く植込みのあたりに響かせながらあいた。 | |
一 玄関の大きい硝子戸は自働ベルの音を高く植込みのあたりに響かせながらあいた。 | |||||
| 海流 | 宮本百合子 | 1時間〜 | 36,562 | 一 やっと客間のドアのあく音がして、瑛子がこっちの部屋へ出て来た。 | |
一 やっと客間のドアのあく音がして、瑛子がこっちの部屋へ出て来た。 | |||||
| 道づれ | 宮本百合子 | 60分以内 | 20,886 | 一 山がたに三という字を染め出した紺ののれんが細長い三和土の両端に下っていて、こっちから入った客は、あっちから余り人通りのない往来へ抜けられるようになっている。 | |
一 山がたに三という字を染め出した紺ののれんが細長い三和土の両端に下っていて、こっちから入った客は、あっちから余り人通りのない往来へ抜けられるようになっている。 | |||||
| 猫車 | 宮本百合子 | 60分以内 | 17,548 | 紺唐草の木綿布団をかけた炬燵のなかへ、裾の方三分の一ばかりをさし入れて敷いた床の上に中気の庄平が眠っていた。 | |
紺唐草の木綿布団をかけた炬燵のなかへ、裾の方三分の一ばかりをさし入れて敷いた床の上に中気の庄平が眠っていた。 | |||||
| 築地河岸 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,947 | 門鑑を立っている白服にかえして前の往来へ出ると、ひどいぬかるみへ乱暴に煉瓦の破片をぶちこんで埋めたまま乾きあがっている埃っぽい地面とギラギラした白雲との間から、蒸れかえった暑気が道子の小柄な体をおし包んだ。 | |
門鑑を立っている白服にかえして前の往来へ出ると、ひどいぬかるみへ乱暴に煉瓦の破片をぶちこんで埋めたまま乾きあがっている埃っぽい地面とギラギラした白雲との間から、蒸れかえった暑気が道子の小柄な体をおし包んだ。 | |||||
| 鏡の中の月 | 宮本百合子 | 30分以内 | 7,397 | 二十畳あまりの教室に、並べられた裁縫板に向って女生徒たちが一心に針を運んでいた。 | |
二十畳あまりの教室に、並べられた裁縫板に向って女生徒たちが一心に針を運んでいた。 | |||||
| 二人いるとき | 宮本百合子 | 30分以内 | 8,859 | 習慣になっているというだけの丁寧なものごしで、取次いだ若い女は、 「おそれいりますが少々おまち下さいませ」と引下って行った。 | |
習慣になっているというだけの丁寧なものごしで、取次いだ若い女は、 「おそれいりますが少々おまち下さいませ」と引下って行った。 | |||||
| その年 | 宮本百合子 | 60分以内 | 14,199 | 一 雨天体操場の前へ引き出された台の上から痩せぎすな連隊長の訓辞が終り、隊列が解けはじめると、四辺のざわめきと一緒にお茂登もほっと気のゆるんだ面持で、小学生が体操のとき使う低い腰かけから立ち上った。 | |
一 雨天体操場の前へ引き出された台の上から痩せぎすな連隊長の訓辞が終り、隊列が解けはじめると、四辺のざわめきと一緒にお茂登もほっと気のゆるんだ面持で、小学生が体操のとき使う低い腰かけから立ち上った。 | |||||
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