宮本百合子の全作品

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
有島さんの死について宮本百合子5分以内792

有島さんの死は余りに私にとっては大きな事柄なので、この場合それに対して批判するというような気持になっていません。

有島さんの死は余りに私にとっては大きな事柄なので、この場合それに対して批判するというような気持になっていません。

弟子の心宮本百合子10分以内3,972

私が若し自叙伝のようなものをいつか書くとすれば、種々な意味で忘られない十七八歳の時代に連関して、書き落すことの出来ない人が幾人かある。

私が若し自叙伝のようなものをいつか書くとすれば、種々な意味で忘られない十七八歳の時代に連関して、書き落すことの出来ない人が幾人かある。

有島氏の死を知って宮本百合子5分以内96

一、実に心を打れた驚き、同時に畏ろしい厳粛な心持。

一、実に心を打れた驚き、同時に畏ろしい厳粛な心持。

私の覚え書宮本百合子30分以内8,803

九月一日、私は福井県の良人の郷里にいた。

九月一日、私は福井県の良人の郷里にいた。

廃したい弊風と永続させたい美風宮本百合子5分以内170

一、人間があまり太平すぎて、独占的であり、自己中心であったことから生じた種々のこと、例ば贅沢を高貴と考え違えたような多くの事実を以後繰返したくないと思います。

一、人間があまり太平すぎて、独占的であり、自己中心であったことから生じた種々のこと、例ば贅沢を高貴と考え違えたような多くの事実を以後繰返したくないと思います。

小景宮本百合子30分以内7,423

その街は、昼間歩いて見るとまるで別な処のように感じられた。

その街は、昼間歩いて見るとまるで別な処のように感じられた。

処女作より結婚まで宮本百合子5分以内754

人並みの苦心をすることは決して苦心とはいえないでしょう。

人並みの苦心をすることは決して苦心とはいえないでしょう。

断片的なもの宮本百合子5分以内70

今年は、ひどく仕事ができませんでした。

今年は、ひどく仕事ができませんでした。

すきな食べ物と嫌いな食べ物宮本百合子5分以内118

一、蝦、鰒類、うなぎ、肉類、新鮮な野菜(特に、うど、セレリー、チサ、若いなま胡瓜、よい玉葱) 二、味のすっぱいものは食べられません。

一、蝦、鰒類、うなぎ、肉類、新鮮な野菜(特に、うど、セレリー、チサ、若いなま胡瓜、よい玉葱) 二、味のすっぱいものは食べられません。

自分自分の心と云うもの宮本百合子5分以内385

どうか私共女性たちは、もっと自分自分の心というものに対して、敏感に、よい意味の神経質になりたいと思います。

どうか私共女性たちは、もっと自分自分の心というものに対して、敏感に、よい意味の神経質になりたいと思います。

静かな日曜宮本百合子5分以内1,517

十三日。

十三日。

好きな俳優宮本百合子5分以内77

私は、平常あまり芝居を観ないためか特にとりたてて好きと云う俳優も知りません。

私は、平常あまり芝居を観ないためか特にとりたてて好きと云う俳優も知りません。

雲母片宮本百合子10分以内2,572

わかい、気のやさしい春は 庭園に美しい着物を着せ       ――明るい時――  林町の家の、古風な縁側にぱっと麗らかな春の白い光が漲り、部屋の障子は開け放たれている。

わかい、気のやさしい春は 庭園に美しい着物を着せ       ――明るい時――  林町の家の、古風な縁側にぱっと麗らかな春の白い光が漲り、部屋の障子は開け放たれている。

素朴な庭宮本百合子5分以内1,675

私は東京で生れた。

私は東京で生れた。

惨めな無我夢中宮本百合子5分以内1,986

ああいう事の起る第一の原因は、女性も男性も、自分の心を一応考えて見るだけ頭脳の訓練を持っていないことだと思います。

ああいう事の起る第一の原因は、女性も男性も、自分の心を一応考えて見るだけ頭脳の訓練を持っていないことだと思います。

総選挙に誰れを選ぶか?宮本百合子5分以内121

さし当って誰れと云ってはっきり頭に浮びません。

さし当って誰れと云ってはっきり頭に浮びません。

異性の何処に魅せられるか宮本百合子5分以内242

斯ういう感情上のことは、各人各様であって、「男子は」「婦人は」と概括的に考えると、至極平凡なつまらないものになってしまいます。

斯ういう感情上のことは、各人各様であって、「男子は」「婦人は」と概括的に考えると、至極平凡なつまらないものになってしまいます。

嫁入前の現代女性に是非読んで貰いたい書籍宮本百合子5分以内372

常識を働かせ、実際的な立場から考えると、性、育児教育等に関するよい書物も必要でしょう。

常識を働かせ、実際的な立場から考えると、性、育児教育等に関するよい書物も必要でしょう。

新緑宮本百合子5分以内810

この頃の新緑の美しさ。

この頃の新緑の美しさ。

大切な芽宮本百合子5分以内1,753

私は、友情というものに多くの夢をかけている者だ。

私は、友情というものに多くの夢をかけている者だ。

心の飛沫宮本百合子5分以内429

胡坐  ああ 草原に出で  ゆっくりと楡の木蔭  我が初夏の胡坐を組もう。

胡坐  ああ 草原に出で  ゆっくりと楡の木蔭  我が初夏の胡坐を組もう。

蠹魚宮本百合子10分以内3,403

私は先日来、福島県下にある祖父の旧宅に来ている。

私は先日来、福島県下にある祖父の旧宅に来ている。

文字のある紙片宮本百合子10分以内2,537

「あの事があってから、もう三ヵ月になる。けれども、私の心持は当時にくらべてちょっとも明るくなっていない。それどころか、却って陰鬱さを増しているとさえ云える有様だ。今日のような天気の時には、特に堪らない。風も吹かず、日光も照らず、どんより薄ぐもりの空から、蒸暑い熱気がじわじわ迫って来る処に凝っと坐り、朝から晩まで同じ気持に捕えられていると、自分と云うものの肉体的の存在が疑わしいようになる――活きて、

「あの事があってから、もう三ヵ月になる。けれども、私の心持は当時にくらべてちょっとも明るくなっていない。それどころか、却って陰鬱さを増しているとさえ云える有様だ。今日のような天気の時には、特に堪らない。風も吹かず、日光も照らず、どんより薄ぐもりの空から、蒸暑い熱気がじわじわ迫って来る処に凝っと坐り、朝から晩まで同じ気持に捕えられていると、自分と云うものの肉体的の存在が疑わしいようになる――活きて、

粗末な花束宮本百合子30分以内6,315

地震前、カフェイ・ライオンの向う側に、山崎の大飾窓が陰気に鏡面を閃かせていた頃のことだ。

地震前、カフェイ・ライオンの向う側に、山崎の大飾窓が陰気に鏡面を閃かせていた頃のことだ。

結婚に際して親子の意見が相違した場合は宮本百合子5分以内82

情けないことだが、一時のこととしても親に左様ならという覚悟をするしかないでしょう。

情けないことだが、一時のこととしても親に左様ならという覚悟をするしかないでしょう。

翔び去る印象宮本百合子5分以内986

十月の澄んだ秋の日に、北部太平洋が濃い藍色に燦いた。

十月の澄んだ秋の日に、北部太平洋が濃い藍色に燦いた。

「洋装か和装か」への回答宮本百合子5分以内69

日本服も洋服も、本ものなら負けず劣らず美しいからすきです。

日本服も洋服も、本ものなら負けず劣らず美しいからすきです。

祖母のために宮本百合子30分以内7,688

十二月の中旬、祖母が没した。

十二月の中旬、祖母が没した。

春宮本百合子10分以内3,539

硝子戸に不思議に縁がある。

硝子戸に不思議に縁がある。

愛と平和を理想とする人間生活宮本百合子5分以内1,230

芥川さんでしたか「私達の生活の側に天国をもって来るとしたら、きっと退屈してしまって、死んでしまいたくなるだろう」って云われたように覚えてますが、それは私も同感に思います。

芥川さんでしたか「私達の生活の側に天国をもって来るとしたら、きっと退屈してしまって、死んでしまいたくなるだろう」って云われたように覚えてますが、それは私も同感に思います。

「三人姉妹」のマーシャ宮本百合子5分以内887

○ 「三人姉妹」で、マーシャがどんな風に活かされるかと楽しみにしていた。

○ 「三人姉妹」で、マーシャがどんな風に活かされるかと楽しみにしていた。

田舎風なヒューモレスク宮本百合子30分以内7,917

都会の者だって夫婦げんかはする。

都会の者だって夫婦げんかはする。

宝に食われる宮本百合子5分以内1,790

この間、ほんの四五日であったが奈良に行った。

この間、ほんの四五日であったが奈良に行った。

わからないこと宮本百合子10分以内2,234

時々考えると疑問になることがある。

時々考えると疑問になることがある。

読者の感想宮本百合子5分以内660

宇野さんには、まだお会いしたこともない。

宇野さんには、まだお会いしたこともない。

この夏宮本百合子30分以内6,265

これから書こうとするのは、筋も何もない漫筆だ。

これから書こうとするのは、筋も何もない漫筆だ。

茶色っぽい町宮本百合子30分以内4,113

小石川――目白台へ住むようになってから、自然近いので山伏町、神楽坂などへ夜散歩に出かけることが多くなった。

小石川――目白台へ住むようになってから、自然近いので山伏町、神楽坂などへ夜散歩に出かけることが多くなった。

狭い一側面宮本百合子10分以内2,368

私が、初めて瀧田哲太郎氏に会ったのは、西片町に在った元の中央公論社でであった。

私が、初めて瀧田哲太郎氏に会ったのは、西片町に在った元の中央公論社でであった。

記憶に残る正月の思い出宮本百合子5分以内201

一、六つばかりの正月(多分)丁度旅順が陥落し、若かった母が、縁側に走り出、泣きながら「万歳!」と叫んだ時、私も夢中で「バンザイ!」と叫んでオイオイ泣いた。

一、六つばかりの正月(多分)丁度旅順が陥落し、若かった母が、縁側に走り出、泣きながら「万歳!」と叫んだ時、私も夢中で「バンザイ!」と叫んでオイオイ泣いた。

夫即ち妻ではない宮本百合子5分以内329

どういう意味からにしても、今の場合それをいうのは少し困ります。

どういう意味からにしても、今の場合それをいうのは少し困ります。

京都人の生活宮本百合子5分以内922

都会が、いろいろな特色をもっている。

都会が、いろいろな特色をもっている。

九州の東海岸宮本百合子10分以内3,103

細い流れがうねって引込んである。

細い流れがうねって引込んである。

吠える宮本百合子10分以内2,156

雨が降って寒い夕暮など、私はわざと傘を右に傾け、その方は見ないようにして通るのだ。

雨が降って寒い夕暮など、私はわざと傘を右に傾け、その方は見ないようにして通るのだ。

長崎の印象宮本百合子60分以内14,088

不図眼がさめると、いつの間にか雨が降り出している。

不図眼がさめると、いつの間にか雨が降り出している。

十年の思い出宮本百合子10分以内3,134

文芸のような無限の仕事をするものにとって、十年という月日は決して長いものではありません、考えように依ってはほんの僅かな一瞬間に過ぎないのに。

文芸のような無限の仕事をするものにとって、十年という月日は決して長いものではありません、考えように依ってはほんの僅かな一瞬間に過ぎないのに。

夏宮本百合子5分以内290

去年の今頃はもう鎌倉に行っていた。

去年の今頃はもう鎌倉に行っていた。

空の美宮本百合子5分以内250

空の美しさという場合、大抵広々とした空、晴やかな空などという。

空の美しさという場合、大抵広々とした空、晴やかな空などという。

竹宮本百合子5分以内243

支那や日本の絵にはよく竹が出てくる。

支那や日本の絵にはよく竹が出てくる。

雨と子供宮本百合子10分以内3,192

一  ぼんやり薄曇っていた庭の風景が、雲の工合で俄に立体的になった。

一  ぼんやり薄曇っていた庭の風景が、雲の工合で俄に立体的になった。

九月の或る日宮本百合子30分以内5,253

一  網野さんの小説集『光子』が出たとき私共はよろこび、何か心ばかりの御祝でもしたいと思った。

一  網野さんの小説集『光子』が出たとき私共はよろこび、何か心ばかりの御祝でもしたいと思った。