ブンゴウサーチ

記憶に残る正月の思い出

宮本百合子

『記憶に残る正月の思い出』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。219文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
219文字
人気
0PV
書出

一、六つばかりの正月(多分)丁度旅順が陥落し、若かった母が、縁側に走り出、泣きながら「万歳!」と叫んだ時、私も夢中で「バンザイ!」と叫んでオイオイ泣いた。

初出「愛国婦人」1926(大正15)年1月号
底本宮本百合子全集 第十七巻
表記
新字新仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。