坂口安吾の全作品
青空文庫で公開されている坂口安吾の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されている坂口安吾の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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文章の一形式 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は文章を書いていて、断定的な言い方をするのが甚だ気がかりの場合が多い。 | |||
訣れも愉し | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はあの頃の自分の心が良く分らない。 | |||
探偵の巻 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
去年、京都の伏見稲荷前の安食堂の二階に陣どつて「吹雪物語」を書いてゐたころ、十二月のことだつた。 | |||
風と光と二十の私と | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私は放校されたり、落第したり、中学を卒業したのは二十の年であった。 | |||
飛騨の顔 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
日本で、もう一度ノンビリ滞在してあの村この町を歩いてみたいと思う土地は、まず飛騨である。 | |||
勉強記 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
大震災から三年過ぎた年の話である。 | |||
青春論 | 坂口安吾 | 1時間〜 | |
わが青春今が自分の青春だというようなことを僕はまったく自覚した覚えがなくて過してしまった。 | |||
不連続殺人事件 | 坂口安吾 | 1時間〜 | |
俗悪千万な人間関係昭和二十二年六月の終りであった。 | |||
紫大納言 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
昔、花山院の御時、紫の大納言という人があった。 | |||
現代の詐術 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私は戦争まえまではヤミという言葉を知らなかった。 | |||
淪落の青春 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
石塚貞吉が兵隊から帰ってきたころは、日本はまったく変っていた。 | |||
出家物語 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
幸吉の叔母さんに煙草雑貨屋を営んでいる婆さんがあって、御近所に三十五の品の良い未亡人がいるから、見合いをしてみなさい、と言う。 | |||
現代とは? | 坂口安吾 | 10分以内 | |
伝統の否定と一口に言うけれども、伝統は全て否定しなければならぬというものではなくて、すでに実質を失いながら虚妄の空位を保って信仰的な存在をつゞけていることが反省され否定されなければならぬというだけだ。 | |||
新人へ | 坂口安吾 | 5分以内 | |
如何に生くべきか、ということは文学者の問題じゃなくて、人間全体の問題なのである。 | |||
感想家の生れでるために | 坂口安吾 | 5分以内 | |
文芸時評はない方がよい。 | |||
天皇陛下にさゝぐる言葉 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
天皇陛下が旅行して歩くことは、人間誰しも旅行するもの、あたりまえのことであるが、現在のような旅行の仕方は、危険千万と言わざるを得ない。 | |||
モンアサクサ | 坂口安吾 | 30分以内 | |
戦争中の浅草は、ともかく、私の輸血路であった。 | |||
机と布団と女 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
小説新潮の新年号に、林忠彦の撮影した私の二年ほど掃除をしたことのない書斎の写真が載ったから、行く先々で、あの部屋のことをきかれて、うるさい。 | |||
探偵小説とは | 坂口安吾 | 10分以内 | |
推理小説というものは、文学よりも、パズルの要素が多い。 | |||
ヤミ論語 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
世は道化芝居自宅へ強盗を手引きした青年があったと思うと、人数も同じ四人組で自宅で強盗した絹香さんという二十一の娘が現れた。 | |||
わが思想の息吹 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
「青鬼の褌を洗う女」は昨年中の仕事のうちで、私の最も愛着を寄せる作品であるが、発表されたのが、週刊朝日二十五週年記念にあまれた「美と愛」という限定出版の豪華雑誌であったため、殆ど一般の目にふれなかったらしい。 | |||
帝銀事件を論ず | 坂口安吾 | 30分以内 | |
帝銀事件はとくに智能犯というほどのものではないようだ。 | |||
D・D・Tと万年床 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私の書斎が二ヶ年ほったらかしてあるのは、別にとりたてゝ理由あることではないのである。 | |||
白井明先生に捧ぐる言葉 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
先ごろの本欄に僕の「風報」にかいた「天皇陛下に捧ぐる言葉」を評して俗うけを狙った媚態露出だとのことであるが、白井明先生の鑑賞眼は浅薄低俗と申さなければならない。 | |||
ジロリの女 | 坂口安吾 | 1時間〜 | |
私は人の顔をジロリと見る悪い癖があるのだそうだ。 | |||
将棋の鬼 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
将棋界の通説に、升田は手のないところに手をつくる、という。 | |||
坂口流の将棋観 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
私は将棋は知らない。 | |||
男女の交際について | 坂口安吾 | 30分以内 | |
近ごろの世道人心が堕落タイハイしているとか道義が地におちたとか慨嘆するのは当らない。 | |||
文人囲碁会 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
先日中央公論の座談会で豊島与志雄さんに会ったら、いきなり、近頃碁を打ってる?これが挨拶であった。 | |||
後記にかえて〔『教祖の文学』〕 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は社会人としての自我というものを考えるから、政治についても考えるけれども、政治家にはなる筈のない生れつきである。 | |||
遺恨 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
梅木先生は六十円のオツリをつかんで中華料理店をとび出した。 | |||
無毛談 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私のところには二人ねるだけのフトンしかないのである。 | |||
三十歳 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
冬であった。 | |||
不思議な機構 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
「馬車物語」(新東宝)の撮影に、伊豆へロケーションに行ったことを徳川夢声氏が随筆に書いている。 | |||
アンゴウ | 坂口安吾 | 60分以内 | |
矢島は社用で神田へでるたび、いつもするように、古本屋をのぞいて歩いた。 | |||
私の葬式 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は葬式というものがキライで、出席しないことにしている。 | |||
ニューフェイス | 坂口安吾 | 60分以内 | |
前頭ドンジリの千鳥波五郎が廃業してトンカツ屋を開店することになったとき、町内の紺屋へ頼んだノレンが届いてみると「腕自慢、江戸前トンカツ、千鳥足」と意気な書体でそめあげてある。 | |||
探偵小説を截る | 坂口安吾 | 10分以内 | |
私は探偵小説をよむと、みんな同じ書き方をしているので、まずウンザリする。 | |||
集団見合 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
あの日は何月何日だったか、その前夜、雑誌の用で、たしか岩田専太郎先生の小説を持ってきて、私にサシエをかけ、という難題をフッかけにきたサロンのチンピラ記者、高木青年が、ちょッと顔をあからめなどして、ボク、アスは社用によって見合いでして、朝十時、早いです、これからウチへかえってズボンをネドコの下へしいてネオシをして、エヘエヘとロレツのまわらないようなことを言いだした。 | |||
本因坊・呉清源十番碁観戦記 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
上対局前夜、夕方六時、対局所の小石川もみじ旅館に両棋士、僕、三人集合、宿泊のはずであった。 | |||
「花妖」作者の言葉 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
この小説は今までの新聞小説といくらか違って、場面や事件が時間的な順を追うて展開せず、心理の流れに沿うて、時間的にも前後交錯し、場面と人物も常に変転交錯しつゝ展開して行きます。 | |||
世評と自分 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は抗議も弁明も好まない。 | |||
酒のあとさき | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は日本酒の味はきらひで、ビールの味もきらひだ。 | |||
わが戦争に対処せる工夫の数々 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はこれより一人の男がこの戦争に対処した数々の秘策と工夫の人生に就てお話したい。 | |||
序〔『逃げたい心』〕 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
「海の霧」は私が始めて職業雑誌といふものへ書いた、つまり原稿料といふものを貰つた最初の作品で、昭和六年夏、私は二十六であつた。 | |||
てのひら自伝 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は私の意志によって生れてきたわけではないので、父を選ぶことも、母を選ぶこともできなかった。 | |||
貞操の幅と限界 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
私はむかし十七の娘と友達になって、一緒にお酒をのんだり(娘はお酒が強かった)方々ホテルを泊り歩いたりしたが、そしてそれを言いだすのは多くは娘の方からであったが、私たちは肉体の交渉はなかったので、娘はいつもそれを激しく拒んだ。 | |||
あとがき〔『いづこへ』〕 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私の終戦後の作品のうち「外套と青空」「白痴」以後の今日までの短篇の大部分をまとめたものです。 | |||
私の小説 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
近頃の編輯者は芸なしぞろひで、今年になつてから、私に、私の小説の弁明を書けと言つてきた新聞、雑誌が、合計二十ほどあるのである。 | |||
俗物性と作家 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
(上)先日高見順君の文芸時評に私の「逃げたい心」の序文の文章をとりあげて、作家は外部条件に左右されて、作品が書けたり書けなかったりするようではダメなので、作品は作家が書くべきもの、「もっとマシな作品」が書けるはずで、書けなかったなどというのはウソだ。 |