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貞操の幅と限界

坂口安吾

『貞操の幅と限界』は青空文庫で公開されている坂口安吾の短編作品。2,066文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
2,066文字
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書出

私はむかし十七の娘と友達になって、一緒にお酒をのんだり(娘はお酒が強かった)方々ホテルを泊り歩いたりしたが、そしてそれを言いだすのは多くは娘の方からであったが、私たちは肉体の交渉はなかったので、娘はいつもそれを激しく拒んだ。

初出「時事新報 第一九七三一号、一九七三二号」1947(昭和22)年5月1日、2日
底本坂口安吾全集 05
表記
新字新仮名
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