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俗物性と作家

坂口安吾

『俗物性と作家』は青空文庫で公開されている坂口安吾の短編作品。2,453文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
2,453文字
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書出

(上)先日高見順君の文芸時評に私の「逃げたい心」の序文の文章をとりあげて、作家は外部条件に左右されて、作品が書けたり書けなかったりするようではダメなので、作品は作家が書くべきもの、「もっとマシな作品」が書けるはずで、書けなかったなどというのはウソだ。

初出「東京新聞 第一六九一号~一六九二号」1947(昭和22)年5月27日~28日
底本坂口安吾全集 05
表記
新字新仮名
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