青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| いちぢくの葉 | 中原中也 | 5分以内 | |
夏の午前よ、いちぢくの葉よ、 葉は、乾いてゐる、ねむげな色をして 風が吹くと揺れてゐる、 よはい枝をもつてゐる…… 僕は睡らうか…… 電線は空を走る その電線からのやうに遠く蝉は鳴いてゐる 葉は乾いてゐる、 風が吹いてくると揺れてゐる、 葉は葉で揺れ、枝としても揺れてゐる 僕は睡らうか…… 空はしづかに音く、 陽は雲の中に這入つてゐる、 電線は打つづいてゐる 蝉の声は遠くでしてゐる 懐しきも | |||
| 御霊うぶや | 岩野泡鳴 | 5分以内 | |
うごめく は これ 何者 ぞ、 牢獄 に 等しき 闇 を―― ひとつ か と まなこ 据うれば、 その数 は 増して 行く なり、 まとへる ぞ みな 墨ごろも―― 黒法師――無為 の 行列。 | |||
| 熊 | 久米正雄 | 10分以内 | |
北海道で生れた私の友達が、或日私の近所の子供たちの前でこういう熊の話をして行きました。 | |||
| 甲州郡内妖怪事件取り調べ報告 | 井上円了 | 30分以内 | |
一昨日、哲学館において井上円了氏の演ぜし妖怪取り調べ報告の大要を聞くに、左のごとし。 | |||
| 秋の暮 | 西東三鬼 | 5分以内 | |
私は今日、町はづれのお不動様の近くに、用事があつて出掛けたが、用事の済んだのは夕暮れで、道傍の草むらには、秋も終りに近い虫の声が散らばつていた。 | |||
| 美女 | 西東三鬼 | 10分以内 | |
船欄に夜露べつとり逃ぐる旅 私はいつも逃げてばかりゐるやうです。 | |||
| 彼女の周囲 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
彼女の姉だといふ人が、或る日突然竹村を訪ねて来た。 | |||
| 自滅 | 中原中也 | 5分以内 | |
親の手紙が泡吹いた 恋は空みた肩揺つた 俺は灰色のステッキを呑んだ 足 足 足 足 足 足 足 万年筆の徒歩旅行 電信棒よ御辞儀しろ お腹の皮がカシヤカシヤする 胯の下から右手みた 一切合切みんな下駄 フイゴよフイゴよ口をきけ 土橋の上で胸打つた ヒネモノだからおまけ致します | |||
| 氷河鼠の毛皮 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
このおはなしは、ずゐぶん北の方の寒いところからきれぎれに風に吹きとばされて来たのです。 | |||
| 竹の里人〔一〕 | 長塚節 | 10分以内 | |
○先生と自分との間柄は漸く三十三年からのことで極めてあつけないことであつた。 | |||
| 実験室の思い出 | 中谷宇吉郎 | 60分以内 | |
実験室に於ける寺田先生のことを書こうと思うと、私はすぐ大学の卒業実験をやった狭い実験室のことを思い出す。 | |||
| 二つの庭 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
一 隣の家の篠竹が根をはって、こちらの通路へほそい筍を生やしている。 | |||
| 『亜』の回想 | 梶井基次郎 | 5分以内 | |
亞は僕にとつては毎月の清楚な食卓だつた。 | |||
| 先駆者 | 中山啓 | 5分以内 | |
この瞬間世界は 尊い持物の一つを 失おうとしているのだ 革命をバイロンの熱で叫び出し ホーマの調で 勝鬨をあげようとした君が あわれ囚われとなって 虐政者の鉞の下に坐っている 君の晴れた瞳も華かな笑声も もう再び俺達の手に 帰って来ないのだ 地を離れて――遥かに遥かに あの蒼穹の彼方へ距りゆくのだ 歎いても泣いても 魂は再び帰って来ないのだ! 昔から幾千の思想家が磔にせられ 幾万の改革者が烙き | |||
| 暗い花 | 林芙美子 | 30分以内 | |
いつものやうに、ハンカチーフ一枚で朝湯に飛び込んだ。 | |||
| 政府を拘束しない | 池田勇人 | 5分以内 | |
※農林省案と政調会案とはどちらが妥当か。 | |||
| 妖怪報告 | 井上円了 | 30分以内 | |
本館にて、心理講究のかたわら妖怪事実を捜索研究し、その結果を館員に報告し、また、その事実を館員より通信せしむるについては、従来の通信中、妖怪、不思議にして解釈を付し難きものを掲載し、一は館員中事実報告の参考となし、一は館員よりこれに対する意見を報知せしめ、妖怪研究の一助となさんとす。 | |||
| 庭をつくる人 | 室生犀星 | 30分以内 | |
つくばい つれづれ草に水は浅いほどよいと書いてある。 | |||
| 果物屋の広告文 | 仲村渠 | 5分以内 | |
今晩は、みなさん。 | |||
| 善根鈍根 | 佐々木邦 | 60分以内 | |
一 善良な人間は暗示が利く。 | |||
| 槍ガ岳 | 松濤明 | 30分以内 | |
荷上げ 昭和二十三年十二月十二日 五時松本着、ただちに島々へ行き、西糸屋にて干飯、餅各三升依頼。 | |||
| 笑う唖女 | 夢野久作 | 60分以内 | |
「キキキ……ケエケエケエ……キキキキッ」 形容の出来ない奇妙な声が、突然に聞こえて来たので、座敷中皆シンとなった。 | |||
| 華族のお医者 | 三遊亭円朝 | 10分以内 | |
エヽ当今の華族様とは違ひまして、今を去ること三十余年前、御一新頃の華族様故、まだ品格があつて、兎角下情の事にはお暗うござりますから、何事も御近習任せ。 | |||
| 散文詩 | 石川啄木 | 30分以内 | |
曠野 路に迷つたのだ! と氣のついた時は、此曠野に踏込んでから、もう彼是十哩も歩いてゐた。 | |||
| 国産自動車と価格の問題 | 豊田喜一郎 | 5分以内 | |
如何に良い自動車が出來ても、高價で經濟的に使用出來ぬものでは役にたゝぬ。 | |||
| 母への追慕 | 上村松園 | 10分以内 | |
父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。 | |||
| スポーツ・文学・政治 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
スポーツ談議 いま僕の書いている『スキヤキから一つの歴史がはじまる』は、はじめにスポーツマンが主人公になっているせいか、スポーツ精神といったものを書いているせいか、とにかくスポーツマンに評判がいゝ。 | |||
| 日本上代史の研究に関する二、三の傾向について | 津田左右吉 | 30分以内 | |
近ごろ、いろいろな意味で世間の注意が国史の上に向けられ、上代史についても種々の方面において種々の考察が行われている。 | |||
| 日本料理の要点 | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
持ち味を生かす 星岡茶寮において、料理人の補充を京都の地に求めたのは、単に茶寮の幹部がみな京都人であるからばかりでなく、日本料理というものが、京都を源流にして発達しているからであって、京都という土地は、言わば日本料理の家元なのである。 | |||
| 我が愛する詩人の伝記 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
北原白秋 高村光太郎(撮影・浜谷浩) [#改ページ] 萩原朔太郎 釈迢空(撮影・浜谷浩) 堀辰雄 [#改ページ] 立原道造 津村信夫 山村暮鳥 [#改ページ] 百田宗治 千家元麿 島崎藤村(撮影・土門拳) [#改丁] 北原白秋 明治四十二年三月、北原白秋の処女詩集『邪宗門』が自費出版された。 | |||
| パーティ物語 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
アメリカの脊骨をなしている中堅階級は、案外に健全な生活をしている。 | |||
| 提灯 | 田中貢太郎 | 10分以内 | |
八月の中比で国へ帰る連中はとうに帰ってしまい、懐の暖かな連中は海岸へ往ったり山へ往ったり、東京にいるのは金のない奴か物臭か、其のあたりのバーの女給にお思召をつけている奴か、それでなければ僕等のように酒ばかり飲み歩いている奴ばかりなのでしたよ。 | |||
| 銀座 | 永井荷風 | 30分以内 | |
この一、二年何のかのと銀座界隈を通る事が多くなった。 | |||
| ジャンの新盆 | 山川方夫 | 30分以内 | |
雲のなかで、ジャンはいらいらしながら待ちつづけた。 | |||
| 押しかけ女房 | 伊藤永之介 | 30分以内 | |
一 うす穢い兵隊服にズダ袋一つ背負つた恰好の佐太郎が、そこの丘の鼻を廻れば、もう生家が見えるという一本松の田圃路まで来たとき、フト足をとめた。 | |||
| われはうたえども やぶれかぶれ | 室生犀星 | 1時間〜 | |
詩を書くのにも一々平常からメモをとっている。 | |||
| 東洋文化、東洋思想、東洋史 | 津田左右吉 | 30分以内 | |
東洋文化とか東洋思想とかいう語が西洋文化または西洋思想と対立する意味において一部の人士に用いられるのは、かなり久しい前からのことであって、日本人の文化、日本人の思想がやはりその東洋のであり、従ってそれが西洋のに対立するものの如く説かれるのである。 | |||
| 文章の一形式 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は文章を書いていて、断定的な言い方をするのが甚だ気がかりの場合が多い。 | |||
| 環礁 | 中島敦 | 1時間〜 | |
寂しい島 寂しい島だ。 | |||
| 花二三ヶ所 | 田山花袋 | 5分以内 | |
一 花の咲きはじめるのを待つのも好いものだが、青葉になつてから、静かに上野の山あたりを歩くのもわるくない。 | |||
| 八百屋 | 三遊亭円朝 | 10分以内 | |
亭「今帰つたよ。女房「おやお帰りかい、帰つたばかりで疲れて居やうが、後生お願だから、井戸端へ行つて水を汲んで来てお呉れな、夫から序にお気の毒だけれど、お隣で二杯借たんだから手桶に二杯返してお呉れな。亭「うーむ、水まで借りて使ふんだな。妻「其代りお前の嗜な物を取て置いたよ。亭「え、何を。妻「赤飯。亭「赤飯、嬉しいな、実ア今日なんだ、山下を通つた時、ぽツ/\と蒸気が立つてたから喰ひてえと思つたんだが、 | |||
| 小問題大問題 | 佐々木邦 | 30分以内 | |
津島君の子爵病は長いことだった。 | |||
| 夫婦共稼ぎと女子の学問 | 大隈重信 | 10分以内 | |
近来夫婦共稼ぎという声を盛んに聞く様になった。 | |||
| 雪を降らす話 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
雪国に育った私たちには、お正月に雪がないと、どうもお正月らしい気がしない。 | |||
| 柵草紙の山房論文 | 森鴎外 | 1時間〜 | |
我に問ふ、何故に久しく文を論ぜざるかと。 | |||
| 京洛日記 | 室生犀星 | 60分以内 | |
前書 十年前に金澤にゐて京都の寺を見に出かけようとして、芥川龍之介君に手紙を出してその話をすると、簡單な京案内のやうなものを書いて呉れた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「親分、あれを聞きなすったかい」 「あれ? 上野の時の鐘なら毎日聞いているが――」 銭形平次は指を折りました。 | |||
| 『団栗』のことなど | 中谷宇吉郎 | 60分以内 | |
今度岩波文庫に『寺田寅彦随筆集』の第一巻が出た。 | |||
| 俳句への道 | 高浜虚子 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] おやをもり俳諧をもりもりたけ忌 虚子 もりたけ(荒木田守武) 室町末期の俳人・連歌師 天文十八年八月八日没 [#改ページ] 序 二、三年来『玉藻』誌上に載せた短い俳話を集めて本書が出来た。 | |||
| 長谷川等伯の「松林図屏風」 | 吉野秀雄 | 5分以内 | |
水墨の絵から何か一つ選ばうと思案する間もなく、長谷川等伯の松林図屏風がはうふつと目の前に現はれた。 | |||