5分以内で読める中原中也の短編作品
青空文庫で公開されている中原中也の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|
青空文庫で公開されている中原中也の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|---|---|---|
(テンピにかけて) | 中原中也 | 5分以内 | |
テンピにかけて焼いたろかあんなヘナチヨコ詩人の詩百科辞典を引き廻し鳥の名や花の名やみたこともないそれなんかひつぱり出して書いたつて――だがそれ程想像力があればね――やい!いつたい何が表現出来ました?自棄のない詩は神の詩か凡人の詩かそのどつちかと僕が決めたげます。 | |||
(バルザック) | 中原中也 | 5分以内 | |
バルザックバルザック腹の皮が収縮する胃病は明治時代の病気らしいそんな退屈は嫌で嫌で悟つたつて昂奮するさ同時性が実在してたまるものか空をみて涙と仁丹雨がまた降つて来る。 | |||
(頁 頁 頁) | 中原中也 | 5分以内 | |
頁頁頁歴史と習慣と社界意識名誉欲をくさして名誉を得た男もありました認識以前の徹定土台は何時も性慾みたいなもの上に築れたものゝ価値十九世期は土台だけをみて物言ひました○×××○×××○×××飴に皮がありますかい女よダダイストを愛せよ。 | |||
夜汽車の食堂 | 中原中也 | 5分以内 | |
雪の野原の中に、一条のレールがあつて、そのレールのずつと地平線に見えなくなるあたりの空に、大きなお月様がポツカリと出てゐました。 | |||
夏 | 中原中也 | 5分以内 | |
私が貧乏で、旅行としいへば殆んど夏にしかしないからかも知れない、………夏と聞くと旅愁が湧いて来て、却々「夏は四季のうち、自然の最も旺んなる時なり」どころではない、なんだか哀れにも懐しいといつた風で、扨この夏はどうしようかなと思ふと、忽ちに嘗て旅した何処かの、暑い暑い風景が浮んで来て、おもへば遠く来つるかなと、そいつた気持に胸はふくらむで来るのである。 |