30分以内で読める江戸川乱歩の短編作品

青空文庫で公開されている江戸川乱歩の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1–21件 / 全21件

青空文庫の作品を人気順に表示
作品名著者読了時間文字数人気書き出し
日記帳江戸川乱歩30分以内6,913

ちょうど初七日の夜のことでした。

ちょうど初七日の夜のことでした。

一人二役江戸川乱歩30分以内6,784

人間、退屈すると、何を始めるか知れたものではないね。

人間、退屈すると、何を始めるか知れたものではないね。

踊る一寸法師江戸川乱歩30分以内7,863

「オイ、緑さん、何をぼんやりしてるんだな。ここへ来て、お前も一杯御相伴にあずかんねえ」  肉襦袢の上に、紫繻子に金糸でふち取りをした猿股をはいた男が、鏡を抜いた酒樽の前に立ちはだかって、妙に優しい声で云った。

「オイ、緑さん、何をぼんやりしてるんだな。ここへ来て、お前も一杯御相伴にあずかんねえ」  肉襦袢の上に、紫繻子に金糸でふち取りをした猿股をはいた男が、鏡を抜いた酒樽の前に立ちはだかって、妙に優しい声で云った。

お勢登場江戸川乱歩30分以内11,928

一  肺病やみの格太郎は、今日も又細君においてけぼりを食って、ぼんやりと留守を守っていなければならなかった。

一  肺病やみの格太郎は、今日も又細君においてけぼりを食って、ぼんやりと留守を守っていなければならなかった。

算盤が恋を語る話江戸川乱歩30分以内8,183

○○造船株式会社会計係のTは今日はどうしたものか、いつになく早くから事務所へやって来ました。

○○造船株式会社会計係のTは今日はどうしたものか、いつになく早くから事務所へやって来ました。

接吻江戸川乱歩30分以内6,371

一  近頃は有頂天の山名宗三であった。

一  近頃は有頂天の山名宗三であった。

火星の運河江戸川乱歩30分以内4,768

又あすこへ来たなという、寒い様な魅力が私を戦かせた。

又あすこへ来たなという、寒い様な魅力が私を戦かせた。

悪霊物語江戸川乱歩30分以内8,322

老人形師  小説家大江蘭堂は、人形師の仕事部屋のことを書く必要に迫られた。

老人形師  小説家大江蘭堂は、人形師の仕事部屋のことを書く必要に迫られた。

江川蘭子江戸川乱歩30分以内11,305

赤き泉  ビヘヴィアリズムの新心理学によれば、人間生涯の運命というものは、遺伝よりも教育よりも、生後数ヶ月の環境によって殆ど左右されるものだそうである。

赤き泉  ビヘヴィアリズムの新心理学によれば、人間生涯の運命というものは、遺伝よりも教育よりも、生後数ヶ月の環境によって殆ど左右されるものだそうである。

夢遊病者の死江戸川乱歩30分以内11,218

彦太郎が勤め先の木綿問屋をしくじって、父親の所へ帰って来てからもう三ヶ月にもなった。

彦太郎が勤め先の木綿問屋をしくじって、父親の所へ帰って来てからもう三ヶ月にもなった。

妻に失恋した男江戸川乱歩30分以内5,739

わたしはそのころ世田谷警察署の刑事でした。

わたしはそのころ世田谷警察署の刑事でした。

二癈人江戸川乱歩30分以内11,451

二人は湯から上って、一局囲んだ後を煙草にして、渋い煎茶を啜りながら、何時の様にボツリボツリと世間話を取交していた。

二人は湯から上って、一局囲んだ後を煙草にして、渋い煎茶を啜りながら、何時の様にボツリボツリと世間話を取交していた。

毒草江戸川乱歩30分以内4,721

よく晴れた秋の一日であった。

よく晴れた秋の一日であった。

百面相役者江戸川乱歩30分以内9,885

一  僕の書生時代の話しだから、随分古いことだ。

一  僕の書生時代の話しだから、随分古いことだ。

モノグラム江戸川乱歩30分以内11,103

私が、私の勤めていたある工場の老守衛(といっても、まだ五十歳には間のある男なのですが、何となく老人みたいな感じがするのです)栗原さんと心安くなって間もなく、恐らくこれは栗原さんの取って置きの話の種で、彼は誰にでも、そうした打開け話をしても差支のない間柄になると、待兼ねた様に、それを持出すのでありましょうが、私もある晩のこと、守衛室のストーブを囲んで、その栗原さんの妙な経験談を聞かされたのです。

私が、私の勤めていたある工場の老守衛(といっても、まだ五十歳には間のある男なのですが、何となく老人みたいな感じがするのです)栗原さんと心安くなって間もなく、恐らくこれは栗原さんの取って置きの話の種で、彼は誰にでも、そうした打開け話をしても差支のない間柄になると、待兼ねた様に、それを持出すのでありましょうが、私もある晩のこと、守衛室のストーブを囲んで、その栗原さんの妙な経験談を聞かされたのです。

五階の窓江戸川乱歩30分以内10,405

一 「社長、又脅迫状です」  ドアが開いて、庶務の北川が入って来た。

一 「社長、又脅迫状です」  ドアが開いて、庶務の北川が入って来た。

殺人迷路江戸川乱歩30分以内8,162

インパーフェクト・クライム 「で犯行の手掛は? 被害者の身許が分らないとすると、せめて、犯人の手口を示す、一寸した証拠でも残ってはいなかったかしら」  正岡警部が鎌倉署長の顔色を読むようにして尋ねた。

インパーフェクト・クライム 「で犯行の手掛は? 被害者の身許が分らないとすると、せめて、犯人の手口を示す、一寸した証拠でも残ってはいなかったかしら」  正岡警部が鎌倉署長の顔色を読むようにして尋ねた。

木馬は廻る江戸川乱歩30分以内9,893

「ここはお国を何百里、離れて遠き満洲の……」  ガラガラ、ゴットン、ガラガラ、ゴットン、廻転木馬は廻るのだ。

「ここはお国を何百里、離れて遠き満洲の……」  ガラガラ、ゴットン、ガラガラ、ゴットン、廻転木馬は廻るのだ。

薔薇夫人江戸川乱歩30分以内9,116

一  青山浩一は、もと浜離宮であった公園の、海に面する芝生に腰をおろして、そこに停泊している幾つかの汽船を、ボンヤリと眺めていた。

一  青山浩一は、もと浜離宮であった公園の、海に面する芝生に腰をおろして、そこに停泊している幾つかの汽船を、ボンヤリと眺めていた。

火縄銃江戸川乱歩30分以内9,257

或年の冬休み、私は友人の林一郎から一通の招待状を受け取った。

或年の冬休み、私は友人の林一郎から一通の招待状を受け取った。

女妖江戸川乱歩30分以内9,822

一  いつ、どこで、どうして、死ぬかということが、ただ一つ残っている問題だった。

一  いつ、どこで、どうして、死ぬかということが、ただ一つ残っている問題だった。