10分以内で読める三好達治の短編作品
青空文庫で公開されている三好達治の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-6件 / 全6件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 南窗集 | 三好達治 | 10分以内 | |
鴉 靜かな村の街道を 筧が横に越えてゐる それに一羽の鴉がとまつて 木洩れ陽の中に 空を仰ぎ 地を眺め 私がその下を通るとき ある微妙な均衡の上に 翼を※めて 秤のやうに搖れてゐた 湯沸し たぎり初めた湯沸し…… それはお晝休みの 小學校の校庭だ 藤棚がある 池がある 僕らはそこでじやんけんする 僕は走る 僕は走る…… かうして肱をついたまま 夜の中に たぎり初めた湯沸し…… 靜夜 柱時 | |||
| 朝菜集 | 三好達治 | 10分以内 | |
朝菜集自序 ちかごろ書肆のすすめにより、おのれまたをりからおもふところいささかありて、この書ひとまきをあみぬ。 | |||
| 山果集 | 三好達治 | 10分以内 | |
仔羊 海の青さに耳をたて 圍ひの柵を跳び越える 仔羊 砂丘の上に馳けのぼり 己れの影にとび上る 仔羊よ 私の歌は 今朝生れたばかりの仔羊 潮の薫りに眼を瞬き 飛び去る雲の後を追ふ 雷蝶 雷の後 かみなり蝶が村へくる 村長邸の裏庭の 百合の花粉にまみれてくる 交番のある四辻で 彼女はちよいと路に迷ふ さうして彼女は風に揚る 椎の木よりもなほ高く 火ノ見櫓の 半鐘よりもなほ高く 海邊 雨後の | |||
| 柘榴の花 | 三好達治 | 10分以内 | |
万物の蒼々たる中に柘榴の花のかつと赤く咲きでたのを見ると、毎年のことだが、私はいつも一種名状のしがたい感銘を覚える。 | |||
| 海辺の窓 | 三好達治 | 10分以内 | |
破風をもる煙かすかに 水をくむ音はをりふし この庵に人はすめども 日もすがら窓をとざせり 自らかう歌つた私の家の海にむかつた窓はその前に藤棚のたふれたのがいつまでもたふれたままで、それが新らしく芽をふき蔓をのばし、白き花房が気ままに咲き乱れる時分になつても、めつたに雨戸を繰つて開け放たれたことがない。 | |||
| 池のほとりに柿の木あり | 三好達治 | 10分以内 | |
旅行に出て汽車の窓からつと見かける小学校の建もの、その校庭や体操器械など、小さな花壇や鳩小舎など、いつ見かけても心をひかれるもののあるのを覚える。 | |||
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