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永井荷風の全作品

青空文庫で公開されている永井荷風の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
鐘の声永井荷風
5分以内
住みふるした麻布の家の二階には、どうかすると、鐘の声の聞えてくることがある。
草紅葉永井荷風
30分以内
○  東葛飾の草深いあたりに仮住いしてから、風のたよりに時折東京の事を耳にすることもあるようになった。
桑中喜語永井荷風
60分以内
一  なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人しばしばわが廬に訪ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請ふこと頻なり。
巷の声永井荷風
10分以内
日々門巷を過る物売の声もおのずから時勢の推移を語っている。
梅雨晴永井荷風
30分以内
森先生の渋江抽斎の伝を読んで、抽斎の一子優善なるものがその友と相謀って父の蔵書を持ち出し、酒色の資となす記事に及んだ時、わたしは自らわが過去を顧みて慚悔の念に堪えなかった。
寺じまの記永井荷風
30分以内
雷門といっても門はない。
葡萄棚永井荷風
5分以内
浅草公園の矢場銘酒屋のたぐひ近頃に至りて大方取払はれし由聞きつたへて誰なりしか好事の人の仔細らしく言ひけるは、かかるいぶせき処のさまこそ忘れやらぬ中絵にも文にもなして写し置くべきなれ。
放水路永井荷風
30分以内
隅田川の両岸は、千住から永代の橋畔に至るまで、今はいずこも散策の興を催すには適しなくなった。
正宗谷崎両氏の批評に答う永井荷風
30分以内
去年の秋、谷崎君がわたくしの小説について長文の批評を雑誌『改造』に載せられた時、わたくしはこれに答える文をかきかけたのであるが、勢自作の苦心談をれいれいしく書立てるようになるので、何となく気恥かしい心持がして止してしまった。
申訳永井荷風
60分以内
昭和二年の雨ばかり降りつづいている九月の末から十月のはじめにかけて、突然僕の身の上に、種類のちがった難問題が二つ一度に差し迫って来た。
元八まん永井荷風
30分以内
偶然のよろこびは期待した喜びにまさることは、わたくしばかりではなく誰も皆そうであろう。
矢立のちび筆永井荷風
10分以内
或人に答ふる文  思へば千九百七、八年の頃のことなり。
矢はずぐさ永井荷風
60分以内
一 『矢筈草』と題しておもひ出るままにおのが身の古疵かたり出でて筆とる家業の責ふさがばや。
雪の日永井荷風
30分以内
○  曇って風もないのに、寒さは富士おろしの烈しく吹きあれる日よりもなお更身にしみ、火燵にあたっていながらも、下腹がしくしく痛むというような日が、一日も二日もつづくと、きまってその日の夕方近くから、待設けていた小雪が、目にもつかず音もせずに降ってくる。
霊廟永井荷風
30分以内
仏蘭西現代の詩壇に最も幽暗典雅の風格を示す彼の「夢と影との詩人」アンリイ・ド・レニエエは、近世的都市の喧騒から逃れて路易大王が覇業の跡なるヴェルサイユの旧苑にさまよい、『噴水の都』La Cit※ des Eaux と題する一巻の詩集を著した。
礫川徜徉記永井荷風
30分以内
何事にも倦果てたりしわが身の、なほ折節にいささかの興を催すことあるは、町中の寺を過る折からふと思出でて、その庭に入り、古墳の苔を掃つて、見ざりし世の人を憶ふ時なり。
水 附渡船永井荷風
30分以内
仏蘭西人ヱミル・マンユの著書都市美論の興味ある事は既にわが随筆「大窪だより」の中に述べて置いた。
来青花永井荷風
5分以内
藤山吹の花早くも散りて、新樹のかげ忽ち小暗く、盛久しき躑躅の花の色も稍うつろひ行く時、松のみどりの長くのびて、金色の花粉風来れば烟の如く飛びまがふ。
深川の唄永井荷風
30分以内
一  四谷見付から築地両国行の電車に乗った。
勲章永井荷風
30分以内
寄席、芝居。
木犀の花永井荷風
10分以内
木犀の花がさくのは中秋十五夜の月を見るころである。
仮寐の夢永井荷風
30分以内
○家が焼けてから諸処方々人の家の空間をさがして仮寐の夢を結ぶようになって、ここに再び日本在来の家の不便を知るようになった。
細雪妄評永井荷風
5分以内
小説の巧拙を論ずるには篇中の人物がよく躍如としているか否かを見て、これを言えば概して間違いはない。
老人永井荷風
30分以内
臼木は長年もと日本橋区内に在った或病院の会計をしていた時分から、株式相場にも手を出し、早くから相応に財産をつくっていたが、支那事変の始ったころ、年も六十近くなったので、葛飾区立石町に引込み、老妻に釣道具と雑貨とを売らせ、自分は裏畠に花や野菜を栽培したり、近くの中川や江戸川へ釣に出たりして老後の日を楽しく送っている。
あぢさゐ永井荷風
30分以内
駒込辺を散策の道すがら、ふと立寄った或寺の門内で思いがけない人に出逢った。
銀座界隈永井荷風
30分以内
毎日同じように、繰返し繰返し営んでいるこの東京の都会生活のいろいろな事情が、世間的と非世間的との差別なく、この一、二年間はわけて、自分の身を銀座界隈に連れ出す機会を多からしめた。
怠倦永井荷風
10分以内
この春朝日新聞の紙上に「冷笑」と云う小説を書いていた時に、自分はその日の朝机に向って書き綴った自分の文章が、毎日毎日機械的に翌日の新聞紙に載っているものを見て、何となく自分もいよいよ小説家になった。
にくまれぐち永井荷風
30分以内
現代文士の生活も年月を経るに従って今では殆一定の形式をつくりなすようになった。
初硯永井荷風
10分以内
一 家尊来青山人世に在せし頃よりいかなる故にや我家にては嘗て松のかざりせし事なし。
虫干永井荷風
30分以内
毎年一度の蟲干の日ほど、なつかしいものはない。
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