永井荷風の全作品
青空文庫で公開されている永井荷風の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
101-130件 / 全130件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 鐘の声 | 永井荷風 | 5分以内 | |
住みふるした麻布の家の二階には、どうかすると、鐘の声の聞えてくることがある。 | |||
| 草紅葉 | 永井荷風 | 30分以内 | |
○ 東葛飾の草深いあたりに仮住いしてから、風のたよりに時折東京の事を耳にすることもあるようになった。 | |||
| 桑中喜語 | 永井荷風 | 60分以内 | |
一 なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人しばしばわが廬に訪ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請ふこと頻なり。 | |||
| 巷の声 | 永井荷風 | 10分以内 | |
日々門巷を過る物売の声もおのずから時勢の推移を語っている。 | |||
| 梅雨晴 | 永井荷風 | 30分以内 | |
森先生の渋江抽斎の伝を読んで、抽斎の一子優善なるものがその友と相謀って父の蔵書を持ち出し、酒色の資となす記事に及んだ時、わたしは自らわが過去を顧みて慚悔の念に堪えなかった。 | |||
| 寺じまの記 | 永井荷風 | 30分以内 | |
雷門といっても門はない。 | |||
| 葡萄棚 | 永井荷風 | 5分以内 | |
浅草公園の矢場銘酒屋のたぐひ近頃に至りて大方取払はれし由聞きつたへて誰なりしか好事の人の仔細らしく言ひけるは、かかるいぶせき処のさまこそ忘れやらぬ中絵にも文にもなして写し置くべきなれ。 | |||
| 放水路 | 永井荷風 | 30分以内 | |
隅田川の両岸は、千住から永代の橋畔に至るまで、今はいずこも散策の興を催すには適しなくなった。 | |||
| 正宗谷崎両氏の批評に答う | 永井荷風 | 30分以内 | |
去年の秋、谷崎君がわたくしの小説について長文の批評を雑誌『改造』に載せられた時、わたくしはこれに答える文をかきかけたのであるが、勢自作の苦心談をれいれいしく書立てるようになるので、何となく気恥かしい心持がして止してしまった。 | |||
| 申訳 | 永井荷風 | 60分以内 | |
昭和二年の雨ばかり降りつづいている九月の末から十月のはじめにかけて、突然僕の身の上に、種類のちがった難問題が二つ一度に差し迫って来た。 | |||
| 元八まん | 永井荷風 | 30分以内 | |
偶然のよろこびは期待した喜びにまさることは、わたくしばかりではなく誰も皆そうであろう。 | |||
| 矢立のちび筆 | 永井荷風 | 10分以内 | |
或人に答ふる文 思へば千九百七、八年の頃のことなり。 | |||
| 矢はずぐさ | 永井荷風 | 60分以内 | |
一 『矢筈草』と題しておもひ出るままにおのが身の古疵かたり出でて筆とる家業の責ふさがばや。 | |||
| 雪の日 | 永井荷風 | 30分以内 | |
○ 曇って風もないのに、寒さは富士おろしの烈しく吹きあれる日よりもなお更身にしみ、火燵にあたっていながらも、下腹がしくしく痛むというような日が、一日も二日もつづくと、きまってその日の夕方近くから、待設けていた小雪が、目にもつかず音もせずに降ってくる。 | |||
| 霊廟 | 永井荷風 | 30分以内 | |
仏蘭西現代の詩壇に最も幽暗典雅の風格を示す彼の「夢と影との詩人」アンリイ・ド・レニエエは、近世的都市の喧騒から逃れて路易大王が覇業の跡なるヴェルサイユの旧苑にさまよい、『噴水の都』La Cit※ des Eaux と題する一巻の詩集を著した。 | |||
| 礫川徜徉記 | 永井荷風 | 30分以内 | |
何事にも倦果てたりしわが身の、なほ折節にいささかの興を催すことあるは、町中の寺を過る折からふと思出でて、その庭に入り、古墳の苔を掃つて、見ざりし世の人を憶ふ時なり。 | |||
| 水 附渡船 | 永井荷風 | 30分以内 | |
仏蘭西人ヱミル・マンユの著書都市美論の興味ある事は既にわが随筆「大窪だより」の中に述べて置いた。 | |||
| 来青花 | 永井荷風 | 5分以内 | |
藤山吹の花早くも散りて、新樹のかげ忽ち小暗く、盛久しき躑躅の花の色も稍うつろひ行く時、松のみどりの長くのびて、金色の花粉風来れば烟の如く飛びまがふ。 | |||
| 深川の唄 | 永井荷風 | 30分以内 | |
一 四谷見付から築地両国行の電車に乗った。 | |||
| 勲章 | 永井荷風 | 30分以内 | |
寄席、芝居。 | |||
| 木犀の花 | 永井荷風 | 10分以内 | |
木犀の花がさくのは中秋十五夜の月を見るころである。 | |||
| 仮寐の夢 | 永井荷風 | 30分以内 | |
○家が焼けてから諸処方々人の家の空間をさがして仮寐の夢を結ぶようになって、ここに再び日本在来の家の不便を知るようになった。 | |||
| 細雪妄評 | 永井荷風 | 5分以内 | |
小説の巧拙を論ずるには篇中の人物がよく躍如としているか否かを見て、これを言えば概して間違いはない。 | |||
| 老人 | 永井荷風 | 30分以内 | |
臼木は長年もと日本橋区内に在った或病院の会計をしていた時分から、株式相場にも手を出し、早くから相応に財産をつくっていたが、支那事変の始ったころ、年も六十近くなったので、葛飾区立石町に引込み、老妻に釣道具と雑貨とを売らせ、自分は裏畠に花や野菜を栽培したり、近くの中川や江戸川へ釣に出たりして老後の日を楽しく送っている。 | |||
| あぢさゐ | 永井荷風 | 30分以内 | |
駒込辺を散策の道すがら、ふと立寄った或寺の門内で思いがけない人に出逢った。 | |||
| 銀座界隈 | 永井荷風 | 30分以内 | |
毎日同じように、繰返し繰返し営んでいるこの東京の都会生活のいろいろな事情が、世間的と非世間的との差別なく、この一、二年間はわけて、自分の身を銀座界隈に連れ出す機会を多からしめた。 | |||
| 怠倦 | 永井荷風 | 10分以内 | |
この春朝日新聞の紙上に「冷笑」と云う小説を書いていた時に、自分はその日の朝机に向って書き綴った自分の文章が、毎日毎日機械的に翌日の新聞紙に載っているものを見て、何となく自分もいよいよ小説家になった。 | |||
| にくまれぐち | 永井荷風 | 30分以内 | |
現代文士の生活も年月を経るに従って今では殆一定の形式をつくりなすようになった。 | |||
| 初硯 | 永井荷風 | 10分以内 | |
一 家尊来青山人世に在せし頃よりいかなる故にや我家にては嘗て松のかざりせし事なし。 | |||
| 虫干 | 永井荷風 | 30分以内 | |
毎年一度の蟲干の日ほど、なつかしいものはない。 | |||
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