5分以内で読める加藤一夫の短編作品
青空文庫で公開されている加藤一夫の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-4件 / 全4件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 幸福 | 加藤一夫 | 5分以内 | |
ほんの僅かな時でよい 生活のわずらいから脱れ 静な時をもつ事は―― おお 何と云う仕合せだろう 昨日 私は 書斎で たった一人ッきりの私の世界で 海を越えた遠い国の 心の友の著書を読み 今日も亦 別の友のを読んだが 私は私のこころにふれ 私の一番懐しい私を 彼処に そして 一人はもう此の世を去った過ぎし日に 時と処とを越えて見出した ああ その歓び その深い歓び 永遠の自分を感じた霊の潤い | |||
| わが児に | 加藤一夫 | 5分以内 | |
坊や、私は今お前を見る お母さまの側にそい寝して居るお前を見る 何と云うこましゃくれた相だ 何と云う不思議な生物だ それが十ヵ月前に生れたあのみにくかった肉塊か 母の胎内から外にとび出して さながら世の中を馬鹿にしたように一しゃくりくしゃみして さて初めてオギャアと泣き出したあの肉塊か ああお前は実に、私の驚異だ まだお前のお誕生が来ないのに お前はもう立派な人間だ 人並みにお前は悲しみを知って | |||
| 破壊 | 加藤一夫 | 5分以内 | |
未来に 黄金世界を 望むのではない ただ 現在の不合理を、破壊しようとするのだ 私はユートピアンではない ただ 衝動に聴く男だ 社会制度が 人間の意識を支配するが そして その故に 今の社会制度を 破壊するが さりとて 更に善き社会制度を 立てるのが 私の 唯一の そして究極の目的ではない まず 破壊するのだ すると新しい制度はおのずから生れるだろう 生命は流れる水 制度は 流れゆく水の路―溝 | |||
| プロパガンダ | 加藤一夫 | 5分以内 | |
今こそは、凡てのものの目覚める時だ 黎明の空は既に白みはじめた。 | |||
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