わが児に
加藤一夫
『わが児に』は青空文庫で公開されている加藤一夫の短編作品。1,752文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,752文字 |
| 人気 | 436PV |
| 書き出し書出 | 坊や、私は今お前を見る お母さまの側にそい寝して居るお前を見る 何と云うこましゃくれた相だ 何と云う不思議な生物だ それが十ヵ月前に生れたあのみにくかった肉塊か 母の胎内から外にとび出して さながら世の中を馬鹿にしたように一しゃくりくしゃみして さて初めてオギャアと泣き出したあの肉塊か ああお前は実に、私の驚異だ まだお前のお誕生が来ないのに お前はもう立派な人間だ 人並みにお前は悲しみを知って |
| 初出 | 「民衆」1918(大正7)年2月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
| 表記 |
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