わかれ道
樋口一葉
『わかれ道』は青空文庫で公開されている樋口一葉の短編作品。6,778文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 6,778文字 |
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| 書き出し書出 | 上 お京さん居ますかと窓の戸の外に來て、こと/\と羽目を敲く音のするに、誰れだえ、もう寢て仕舞つたから明日來てお呉れと嘘を言へば、寢たつて宜いやね、起きて明けてお呉んなさい、傘屋の吉だよ、己れだよと少し高く言へば、いやな子だね此樣な遲くに何を言ひに來たか、又お餅のおねだりか、と笑つて、今あけるよ少時辛防おしと言ひながら、仕立かけの縫物に針どめして立つは年頃二十餘りの意氣な女、多い髮の毛を忙しい |
| 初出 | 「国民之友 二七七号」1896(明治29)年1月4日 |
| 底本 | 樋口一葉全集第二卷 |
| 表記 | 旧字旧仮名 |
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