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銭形平次捕物控016 人魚の死

野村胡堂

『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。12,157文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
12,157文字
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書出

一 「ガラッ八、俺をどこへ伴れて行くつもりなんだい」 「まア、黙って蹤いてお出でなせい。決して親分が後悔するようなものは、お目に掛けないから――」 「思し召は有難いが、お前の案内じゃ、不気味で仕様がねえ。また丹波篠山で生捕りましたる、八尺の大鼬なんかじゃあるまいネ」  捕物の名人銭形の平次と、その子分の八五郎、野暮用で亀井戸へ行った帰り、東両国の見世物小屋へ入ったのは、初夏の陽も、漸く蔭を作りか

初出「オール讀物」文藝春秋社、1932(昭和7)年7月号
底本銭形平次捕物控(四)城の絵図面
表記
新字新仮名
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