銭形平次捕物控042 庚申横町
野村胡堂
『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。16,005文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 16,005文字 |
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書き出し書出 | 「親分、向うの角を左へ曲りましたぜ」「よしッ、手前はここで見張れ、俺は向うへ廻って、逆に引返して来る」平次とガラッ八は、近頃江戸中を荒し廻る怪盗、――世間で「千里の虎」というのを、小石川金杉水道町の路地に追い込んだのです。 |
初出 | 「オール讀物」文藝春秋社、1935(昭和10)年7月号 |
底本 | 銭形平次捕物控(二)八人芸の女 |
表記 | 新字新仮名 |
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