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銭形平次捕物控042 庚申横町

野村胡堂

『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。15,869文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
15,869文字
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書出

「親分、向うの角を左へ曲りましたぜ」「よしツ、手前は此處で見張れ、俺は向うへ廻つて、逆に引返して來る」平次とガラツ八は、近頃江戸中を荒し廻る怪盜、――世間で『千里の虎』と言ふのを、小石川金杉水道町の路地に追ひ込んだのです。

初出「オール讀物」文藝春秋社、1935(昭和10)年7月号
底本錢形平次捕物全集第六卷 兵庫の眼玉
表記
旧字旧仮名
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