5分以内で読める倉橋潤一郎の短編作品
青空文庫で公開されている倉橋潤一郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-2件 / 全2件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|---|---|---|
身体検査日 | 倉橋潤一郎 | 5分以内 | |
その日学校では不安なざわめきが感ぜられ私はいくつかのあわれなささやきに耳をいためたつと立ち寄りじっとその子の瞳をみているとうちしずみものかなしいうったえるような色を浮べてじっとみかえすお前もか!お前もか!私はうったえる瞳の奥にひろがる貧しい生活を思い浮べ黙って生きてゆかねばならない曇った運命をかなしんだ先生!蓄膿病ってなおるでしょうか?淋巴腺、アデノイド、扁桃... | |||
みんな悲しげにそう思う | 倉橋潤一郎 | 5分以内 | |
胡瓜つくってもいいトマトつくってもいい南瓜も西瓜も茄子も高い肥料代や小作米にくわれる二番稲をつくるより野菜をつくって市へだすのがなんぼいいかも知れない山の向うの村からはこんで来るリヤカーの群をみるとみんな悲しげにそう思う今朝もおっかあ達はここ町の入口でがやがやとかけひきに余念がない家の側を流れる溝で夜になって月にぬれて野菜や果物を洗ってみたい自分で... |
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。