薄田泣菫の全作品

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作品名	著者	読了時間	文字数	書き出し
茶話	薄田泣菫	30分以内	4,456	慈善家５・女性男といふものは、郵便切手を一枚買ふのにも、同じ事なら美しい女から買ひたがるものなのだ。
慈善家５・女性男といふものは、郵便切手を一枚買ふのにも、同じ事なら美しい女から買ひたがるものなのだ。
茶話	薄田泣菫	30分以内	6,462	帽子＊＊＊１・５サンデー毎日若い英文学者のＮ氏は、神戸のある高等専門学校で語学の教師をつとめてゐた。
帽子＊＊＊１・５サンデー毎日若い英文学者のＮ氏は、神戸のある高等専門学校で語学の教師をつとめてゐた。
茶話	薄田泣菫	1時間〜	37,881	主人の頭を打つ女むかしは男は月代といふものを剃つたものだが、それは髭を剃る以上に面倒くさいものであつた。
主人の頭を打つ女むかしは男は月代といふものを剃つたものだが、それは髭を剃る以上に面倒くさいものであつた。
恋妻であり敵であった	薄田泣菫	30分以内	4,202	中央公論の二月号と三月号とに、文壇諸家の交友録が載つてゐました。
中央公論の二月号と三月号とに、文壇諸家の交友録が載つてゐました。
中宮寺の春	薄田泣菫	10分以内	2,867	ある歳の一月五日午後二時過ぎのことでした。
ある歳の一月五日午後二時過ぎのことでした。
春の賦	薄田泣菫	10分以内	2,237	また春が帰つて来た。
また春が帰つて来た。
白羊宮	薄田泣菫	1時間〜	30,639	［＃ページの左右中央］この書を後藤寅之助氏にささぐ［＃改ページ］［＃改ページ］わがゆく海わがゆくかたは、月明りさし入るなべに、さはら木は腕だるげに伏し沈み、赤目柏はしのび音に葉ぞ泣きそぼち、石楠花は息づく深山、――『寂靜』と、『沈默』のあぐむ森ならじ。
［＃ページの左右中央］この書を後藤寅之助氏にささぐ［＃改ページ］［＃改ページ］わがゆく海わがゆくかたは、月明りさし入るなべに、さはら木は腕だるげに伏し沈み、赤目柏はしのび音に葉ぞ泣きそぼち、石楠花は息づく深山、――『寂靜』と、『沈默』のあぐむ森ならじ。
独楽園	薄田泣菫	1時間〜	77,150	［＃ページの左右中央］この書をわが老母と妻に［＃改丁］早春の一日読書にも倦きたので、庭におりて日向ぼつこをする。
［＃ページの左右中央］この書をわが老母と妻に［＃改丁］早春の一日読書にも倦きたので、庭におりて日向ぼつこをする。