夏目漱石の全作品

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
鬼哭寺の一夜夏目漱石5分以内608

百里に迷ふ旅心、  古りし伽藍に夜を明かす。

百里に迷ふ旅心、  古りし伽藍に夜を明かす。

水底の感夏目漱石5分以内145

水の底、水の底。

水の底、水の底。

おはなし夏目漱石30分以内5,700

私はこの学校は初めてで――エー来るのは始めてだけれどもご依頼を受けたのは、決して、初めてではありません。

私はこの学校は初めてで――エー来るのは始めてだけれどもご依頼を受けたのは、決して、初めてではありません。

従軍行夏目漱石5分以内763

一 吾に讎あり、艨艟吼ゆる、       讎はゆるすな、男兒の意氣。

一 吾に讎あり、艨艟吼ゆる、       讎はゆるすな、男兒の意氣。

文芸の哲学的基礎夏目漱石1時間〜49,597

東京美術学校文学会の開会式に一場の講演を依頼された余は、朝日新聞社員として、同紙に自説を発表すべしと云う条件で引き受けた上、面倒ながらその速記を会長に依頼した。

東京美術学校文学会の開会式に一場の講演を依頼された余は、朝日新聞社員として、同紙に自説を発表すべしと云う条件で引き受けた上、面倒ながらその速記を会長に依頼した。

『心』予告夏目漱石5分以内81

今度は短篇をいくつか書いて見たいと思ひます、その一つ一つには違つた名をつけて行く積ですが予告の必要上全体の題が御入用かとも存じます故それを「心」と致して置きます。

今度は短篇をいくつか書いて見たいと思ひます、その一つ一つには違つた名をつけて行く積ですが予告の必要上全体の題が御入用かとも存じます故それを「心」と致して置きます。

博士問題の成行夏目漱石5分以内1,581

二月二十一日に学位を辞退してから、二カ月近くの今日に至るまで、当局者と余とは何らの交渉もなく打過ぎた。

二月二十一日に学位を辞退してから、二カ月近くの今日に至るまで、当局者と余とは何らの交渉もなく打過ぎた。

文士の生活夏目漱石10分以内3,679

私が巨万の富を蓄えたとか、立派な家を建てたとか、土地家屋を売買して金を儲けて居るとか、種々な噂が世間にあるようだが、皆嘘だ。

私が巨万の富を蓄えたとか、立派な家を建てたとか、土地家屋を売買して金を儲けて居るとか、種々な噂が世間にあるようだが、皆嘘だ。

入社の辞夏目漱石10分以内2,089

大学を辞して朝日新聞に這入ったら逢う人が皆驚いた顔をして居る。

大学を辞して朝日新聞に這入ったら逢う人が皆驚いた顔をして居る。

『文学論』序夏目漱石30分以内8,279

余はこの書を公けにするにあたつて、この書が如何なる動機のもとに萌芽し、如何なる機縁のもとに講義となり、今また如何なる事故のために出版せらるるかを述ぶるの必要あるを信ず。

余はこの書を公けにするにあたつて、この書が如何なる動機のもとに萌芽し、如何なる機縁のもとに講義となり、今また如何なる事故のために出版せらるるかを述ぶるの必要あるを信ず。

博士問題とマードック先生と余夏目漱石30分以内4,905

上  余が博士に推薦されたという報知が新聞紙上で世間に伝えられたとき、余を知る人のうちの或者は特に書を寄せて余の栄選を祝した。

上  余が博士に推薦されたという報知が新聞紙上で世間に伝えられたとき、余を知る人のうちの或者は特に書を寄せて余の栄選を祝した。

子規の画夏目漱石5分以内1,640

余は子規の描いた画をたった一枚持っている。

余は子規の描いた画をたった一枚持っている。

中味と形式夏目漱石60分以内15,553

私はこの地方にいるものではありません、東京の方に平生住っております。

私はこの地方にいるものではありません、東京の方に平生住っております。

学者と名誉夏目漱石5分以内1,782

木村項の発見者木村博士の名は驚くべき速力を以て旬日を出ないうちに日本全国に広がった。

木村項の発見者木村博士の名は驚くべき速力を以て旬日を出ないうちに日本全国に広がった。

文芸とヒロイツク夏目漱石5分以内1,698

自然主義といふ言葉とヒロイツクと云ふ文字は仙台平の袴と唐桟の前掛の様に懸け離れたものである。

自然主義といふ言葉とヒロイツクと云ふ文字は仙台平の袴と唐桟の前掛の様に懸け離れたものである。

倫敦消息夏目漱石60分以内19,202

一 (前略)それだから今日すなわち四月九日の晩をまる潰しにして何か御報知をしようと思う。

一 (前略)それだから今日すなわち四月九日の晩をまる潰しにして何か御報知をしようと思う。

「額の男」を読む夏目漱石10分以内3,168

「それから」を脱稿したから取あへず前約を履行しやうと思つて「額の男」を讀んだ。

「それから」を脱稿したから取あへず前約を履行しやうと思つて「額の男」を讀んだ。

『三四郎』予告夏目漱石5分以内226

田舎の高等学校を卒業して東京の大学に這入つた三四郎が新しい空気に触れる、さうして同輩だの先輩だの若い女だのに接触して色々に動いて来る、手間は此空気のうちに是等の人間を放す丈である、あとは人間が勝手に泳いで、自ら波瀾が出来るだらうと思ふ、さうかうしてゐるうちに読者も作者も此空気にかぶれて是等の人間を知る様になる事と信ずる、もしかぶれ甲斐のしない空気で、知り栄のしない人間であつたら御互に不運と諦めるよ

田舎の高等学校を卒業して東京の大学に這入つた三四郎が新しい空気に触れる、さうして同輩だの先輩だの若い女だのに接触して色々に動いて来る、手間は此空気のうちに是等の人間を放す丈である、あとは人間が勝手に泳いで、自ら波瀾が出来るだらうと思ふ、さうかうしてゐるうちに読者も作者も此空気にかぶれて是等の人間を知る様になる事と信ずる、もしかぶれ甲斐のしない空気で、知り栄のしない人間であつたら御互に不運と諦めるよ

文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎夏目漱石10分以内3,096

文芸が果して男子一生の事業とするに足るか何うかと云うことに答える前に、先ず文芸とは如何なるものであるか、と云うことを明かにしなければならぬ。

文芸が果して男子一生の事業とするに足るか何うかと云うことに答える前に、先ず文芸とは如何なるものであるか、と云うことを明かにしなければならぬ。

落第夏目漱石30分以内4,136

其頃東京には中学と云うものが一つしか無かった。

其頃東京には中学と云うものが一つしか無かった。

西洋にはない夏目漱石5分以内309

俳諧の趣味ですか、西洋には有りませんな。

俳諧の趣味ですか、西洋には有りませんな。

初秋の一日夏目漱石5分以内1,673

汽車の窓から怪しい空を覗いていると降り出して来た。

汽車の窓から怪しい空を覗いていると降り出して来た。

文芸委員は何をするか夏目漱石30分以内5,208

上  政府が官選文芸委員の名を発表するの日は近きにありと伝えられている。

上  政府が官選文芸委員の名を発表するの日は近きにありと伝えられている。

文芸と道徳夏目漱石60分以内16,698

私はこの大阪で講演をやるのは初めてであります。

私はこの大阪で講演をやるのは初めてであります。

長谷川君と余夏目漱石30分以内4,625

長谷川君と余は互に名前を知るだけで、その他には何の接触もなかった。

長谷川君と余は互に名前を知るだけで、その他には何の接触もなかった。

コンラッドの描きたる自然について夏目漱石5分以内1,506

一月二十七日の読売新聞で日高未徹君は、余の国民記者に話した、コンラッドの小説は自然に重きをおき過ぎるの結果主客顛倒の傾があると云う所見を非難せられた。

一月二十七日の読売新聞で日高未徹君は、余の国民記者に話した、コンラッドの小説は自然に重きをおき過ぎるの結果主客顛倒の傾があると云う所見を非難せられた。

ケーベル先生夏目漱石10分以内3,250

木の葉の間から高い窓が見えて、その窓の隅からケーベル先生の頭が見えた。

木の葉の間から高い窓が見えて、その窓の隅からケーベル先生の頭が見えた。

ケーベル先生の告別夏目漱石5分以内1,538

ケーベル先生は今日(八月十二日)日本を去るはずになっている。

ケーベル先生は今日(八月十二日)日本を去るはずになっている。

教育と文芸夏目漱石30分以内6,852

私は思いがけなく前から当地の教育会の御招待を受けました。

私は思いがけなく前から当地の教育会の御招待を受けました。

幻影の盾夏目漱石60分以内22,276

一心不乱と云う事を、目に見えぬ怪力をかり、縹緲たる背景の前に写し出そうと考えて、この趣向を得た。

一心不乱と云う事を、目に見えぬ怪力をかり、縹緲たる背景の前に写し出そうと考えて、この趣向を得た。

無題夏目漱石30分以内5,948

私はこの学校は初めてで――エー来るのは初めてだけれども、御依頼を受けたのは決して初めてではありません。

私はこの学校は初めてで――エー来るのは初めてだけれども、御依頼を受けたのは決して初めてではありません。

作物の批評夏目漱石30分以内6,456

中学には中学の課目があり、高等学校には高等学校の課目があって、これを修了せねば卒業の資格はないとしてある。

中学には中学の課目があり、高等学校には高等学校の課目があって、これを修了せねば卒業の資格はないとしてある。

創作家の態度夏目漱石1時間〜65,607

演題は「創作家の態度」と云うのであります。

演題は「創作家の態度」と云うのであります。

模倣と独立夏目漱石60分以内20,666

今日は図らず御招きに預りまして突然参上致しました次第でありますが、私は元この学校で育った者で、私にとってはこの学校は大分縁故の深い学校であります。

今日は図らず御招きに預りまして突然参上致しました次第でありますが、私は元この学校で育った者で、私にとってはこの学校は大分縁故の深い学校であります。

僕の昔夏目漱石10分以内3,295

根津の大観音に近く、金田夫人の家や二弦琴の師匠や車宿や、ないし落雲館中学などと、いずれも『吾輩は描である』の編中でなじみ越しの家々の間に、名札もろくにはってない古べいの苦沙弥先生の居は、去年の暮れおしつまって西片町へ引き越された。

根津の大観音に近く、金田夫人の家や二弦琴の師匠や車宿や、ないし落雲館中学などと、いずれも『吾輩は描である』の編中でなじみ越しの家々の間に、名札もろくにはってない古べいの苦沙弥先生の居は、去年の暮れおしつまって西片町へ引き越された。

『東洋美術図譜』夏目漱石5分以内1,875

偉大なる過去を背景に持っている国民は勢いのある親分を控えた個人と同じ事で、何かに付けて心丈夫である。

偉大なる過去を背景に持っている国民は勢いのある親分を控えた個人と同じ事で、何かに付けて心丈夫である。

戦争からきた行き違い夏目漱石5分以内458

十一日の夜床に着いてからまもなく電話口へ呼び出されて、ケーベル先生が出発を見合わすようになったという報知を受けた。

十一日の夜床に着いてからまもなく電話口へ呼び出されて、ケーベル先生が出発を見合わすようになったという報知を受けた。

田山花袋君に答う夏目漱石5分以内1,397

本月の「趣味」に田山花袋君が小生に関してこんな事を云われた。

本月の「趣味」に田山花袋君が小生に関してこんな事を云われた。

文壇の趨勢夏目漱石10分以内3,077

近頃は大分方々の雑誌から談話をしろしろと責められて、頭ががらん胴になったから、当分品切れの看板でも懸けたいくらいに思っています。

近頃は大分方々の雑誌から談話をしろしろと責められて、頭ががらん胴になったから、当分品切れの看板でも懸けたいくらいに思っています。

明治座の所感を虚子君に問れて夏目漱石10分以内2,497

○虚子に誘われて珍らしく明治座を見に行った。

○虚子に誘われて珍らしく明治座を見に行った。

虚子君へ夏目漱石10分以内3,419

昨日は失敬。

昨日は失敬。

マードック先生の『日本歴史』夏目漱石10分以内3,225

上  先生は約の如く横浜総領事を通じてケリー・エンド・ウォルシから自著の『日本歴史』を余に送るべく取り計われたと見えて、約七百頁の重い書物がその後日ならずして余の手に落ちた。

上  先生は約の如く横浜総領事を通じてケリー・エンド・ウォルシから自著の『日本歴史』を余に送るべく取り計われたと見えて、約七百頁の重い書物がその後日ならずして余の手に落ちた。

鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年夏目漱石30分以内8,426

三〇五  明治三十九年一月一日 午前零時―五時 本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市猿樂町鈴木三重吉へ 加計君の所へいつか手紙をやりたい。

三〇五  明治三十九年一月一日 午前零時―五時 本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市猿樂町鈴木三重吉へ 加計君の所へいつか手紙をやりたい。

高浜虚子著『鶏頭』序夏目漱石30分以内6,766

小説の種類は分け方で色々になる。

小説の種類は分け方で色々になる。

『土』に就て夏目漱石30分以内4,197

「土」が「東京朝日」に連載されたのは一昨年の事である。

「土」が「東京朝日」に連載されたのは一昨年の事である。

岡本一平著並画『探訪画趣』序夏目漱石5分以内1,646

私は朝日新聞に出るあなたの描いた漫画に多大な興味を有っている一人であります。

私は朝日新聞に出るあなたの描いた漫画に多大な興味を有っている一人であります。

木下杢太郎『唐草表紙』序夏目漱石10分以内3,488

私は貴方から送って下さった校正刷五百八十頁を今日漸く読み了りました。

私は貴方から送って下さった校正刷五百八十頁を今日漸く読み了りました。

予の描かんと欲する作品夏目漱石10分以内2,647

如何なるものを描かんと欲するかとの御質問であるが、私は、如何なるものをも書きたいと思う。

如何なるものを描かんと欲するかとの御質問であるが、私は、如何なるものをも書きたいと思う。

処女作追懐談夏目漱石10分以内3,379

私の処女作――と言えば先ず『猫』だろうが、別に追懐する程のこともないようだ。

私の処女作――と言えば先ず『猫』だろうが、別に追懐する程のこともないようだ。

長塚節氏の小説「土」夏目漱石5分以内1,429

一方に斯んな考えがあった。

一方に斯んな考えがあった。