10分以内で読める小川未明の短編児童文学作品
青空文庫で公開されている小川未明の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されている小川未明の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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山へ帰ったやまがら | 小川未明 | 10分以内 | |
英ちゃんの飼っているやまがらは、それは、よく馴(な)れて、かごから出ると指先にとまったり、頭の上にとまったり、また、耳にとまったりするので、みんなからかわいがられていました。 | |||
夕雲 | 小川未明 | 10分以内 | |
お庭の垣根のところには、コスモスの花が、白、うす紅色と、いろいろに美しく咲いていました。 | |||
夕焼けがうすれて | 小川未明 | 10分以内 | |
汽笛が鳴って、工場の門をでるころには、日は西の山へ入るのでありました。 | |||
夢のような昼と晩 | 小川未明 | 10分以内 | |
赤い花、白い花、赤としぼりの花、いろいろのつばきの花が、庭に咲いていました。 | |||
アパートで聞いた話 | 小川未明 | 10分以内 | |
そのおじさんは、いつも考えこんでいるような、やさしい人でした。 | |||
ペスときょうだい | 小川未明 | 10分以内 | |
風の吹くたびに、ひからびた落ち葉が、さらさらと音をたて、あたりをとびまわりました。 | |||
月と海豹 | 小川未明 | 10分以内 | |
北方の海は銀色に凍っていました。 | |||
赤い実 | 小川未明 | 10分以内 | |
だんだん寒くなるので、義雄さんのお母さんは精を出して、お仕事をなさっていました。 | |||
朝の公園 | 小川未明 | 10分以内 | |
それは、さむいさむい朝のことでした。 | |||
田舎のお母さん | 小川未明 | 10分以内 | |
奉公をしているおみつのところへ、田舎の母親から小包がまいりました。 | |||
犬と古洋傘 | 小川未明 | 10分以内 | |
ある村から、毎日町へ仕事にいく男がありました。 | |||
おじいさんが捨てたら | 小川未明 | 10分以内 | |
ある日、おじいさんはいつものように、小さな手車を引きながら、その上に、くずかごをのせて、裏道を歩いていました。 | |||
お面とりんご | 小川未明 | 10分以内 | |
町の方から、いつもいい音が聞こえてきます。 | |||
からすとうさぎ | 小川未明 | 10分以内 | |
お正月でも、山の中は、毎日寒い風が吹いて、木の枝を鳴らし、雪がちらちらと降って、それはそれはさびしかったのです。 | |||
がん | 小川未明 | 10分以内 | |
若いがんたちが、狭い池の中で、魚をあさっては争っているのを見て、年とったがんが歎息をしました。 | |||
きれいなきれいな町 | 小川未明 | 10分以内 | |
あるところに、かわいそうな子どもがありました。 | |||
草を分けて | 小川未明 | 10分以内 | |
兄さんの打った球が、やぶの中へ飛び込むたびに辰夫くんは、草を分けてそれを拾わせられたのです。 | |||
黒いちょうとお母さん | 小川未明 | 10分以内 | |
このごろ毎日のように昼過ぎになると、黒いちょうが庭の花壇に咲いているゆりの花へやってきます。 | |||
曠野 | 小川未明 | 10分以内 | |
野原の中に一本の松の木が立っていました。 | |||
子ざると母ざる | 小川未明 | 10分以内 | |
ある日、かりゅうどが山へいくと、子ざるが木の実を拾ってたべていました。 | |||
三月の空の下 | 小川未明 | 10分以内 | |
花の咲く前には、とかく、寒かったり、暖かかったりして天候の定まらぬものです。 | |||
正ちゃんとおかいこ | 小川未明 | 10分以内 | |
東京の町の中では、かいこをかう家はめったにありませんので、正ちゃんには、かいこがめずらしかったのです。 | |||
少年と秋の日 | 小川未明 | 10分以内 | |
もう、ひやひやと、身にしむ秋の風が吹いていました。 | |||
しんぱくの話 | 小川未明 | 10分以内 | |
高い山の、鳥しかゆかないような嶮(けわ)しいがけに、一本のしんぱくがはえていました。 | |||
真坊と和尚さま | 小川未明 | 10分以内 | |
夏休みの間のことでありました。 | |||
すいれんは咲いたが | 小川未明 | 10分以内 | |
金魚鉢にいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色な花を開きました。 | |||
西洋だこと六角だこ | 小川未明 | 10分以内 | |
年郎くんは、自分の造った西洋だこを持って、原っぱへ上げにいきました。 | |||
空晴れて | 小川未明 | 10分以内 | |
山間の寂しい村には、秋が早くきました。 | |||
谷にうたう女 | 小川未明 | 10分以内 | |
くりの木のこずえに残った一ひらの葉が、北の海を見ながら、さびしい歌をうたっていました。 | |||
玉虫のおばさん | 小川未明 | 10分以内 | |
ある日、春子さんが、久代さんの家へ遊びにまいりますと、「ねえ、春子さん、きれいなものを見せてあげましょうか。 | |||
小さな弟、良ちゃん | 小川未明 | 10分以内 | |
良ちゃんは、お姉さんの持っている、銀のシャープ=ペンシルがほしくてならなかったのです。 | |||
ちょうせんぶなと美しい小箱 | 小川未明 | 10分以内 | |
正吉くんは、はじめて小田くんの家へあそびにいって、ちょうせんぶなを見せてもらったので、たいそうめずらしく思いました。 | |||
つじうら売りのおばあさん | 小川未明 | 10分以内 | |
ある日、雪のはれた晩がたでした。 | |||
手風琴 | 小川未明 | 10分以内 | |
秋風が吹きはじめると、高原の別荘にきていた都の人たちは、あわただしく逃げるように街へ帰ってゆきました。 | |||
東京の羽根 | 小川未明 | 10分以内 | |
東京のお正月は、もう梅の花が咲いていて、お天気のいい日は、春がやってきたようにさえ見えるのであります。 | |||
友だちどうし | 小川未明 | 10分以内 | |
乳色の冬の空から、まぶしいほど、日の光は大地へ流れていました。 | |||
二少年の話 | 小川未明 | 10分以内 | |
達ちゃんの組に、田舎から転校してきた、秀ちゃんという少年がありました。 | |||
ねこ | 小川未明 | 10分以内 | |
黒ねこは、家の人たちが、遠方へ引っ越していくときに、捨てていってしまったので、その日から寝るところもなければ、また、朝晩食べ物をもらうこともできませんでした。 | |||
春の日 | 小川未明 | 10分以内 | |
もう、春です。 | |||
左ぎっちょの正ちゃん | 小川未明 | 10分以内 | |
正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。 | |||
一粒の真珠 | 小川未明 | 10分以内 | |
ある町にたいそう上手な医者が住んでいました。 | |||
冬のちょう | 小川未明 | 10分以内 | |
すがすがしい天気で、青々と大空は晴れていましたが、その奥底に、光った冷たい目がじっと地上をのぞいているような日でした。 | |||
古いてさげかご | 小川未明 | 10分以内 | |
ずっと前には、ちょっと旅行するのにも、バスケットを下げてゆくというふうで、流行したものです。 | |||
古いはさみ | 小川未明 | 10分以内 | |
どこのお家にも、古くから使い慣れた道具はあるものです。 | |||
僕がかわいがるから | 小川未明 | 10分以内 | |
正ちゃんの、飼っている黒犬が、このごろから他家の鶏を捕ったり、うきぎを捕ったりして、みんなから悪まれていました。 | |||
僕たちは愛するけれど | 小川未明 | 10分以内 | |
「誠さんおいでよ、ねこの子がいるから。 | |||
もずとすぎの木 | 小川未明 | 10分以内 | |
若い元気なもずが、風の中をすずめを追いかけてきました。 | |||
ゆずの話 | 小川未明 | 10分以内 | |
お父さんの、大事になさっている植木鉢のゆずが、今年も大きな実を二つつけました。 | |||
笑わなかった少年 | 小川未明 | 10分以内 | |
ある日のこと、学校で先生が、生徒たちに向かって、「あなたたちはどんなときに、いちばんお父さんや、お母さんをありがたいと思いましたか、そう感じたときのことをお話しください。 | |||
青い石とメダル | 小川未明 | 10分以内 | |
犬ころしが、はいってくるというので、犬を飼っている家では、かわいい犬を捕られてはたいへんだといって、畜犬票をもらってきてつけてやりました。 |