ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリムの児童文学全作品

むかしむかし、冬のさなかのことでした。

むかし、むかし、あるところに、ちいちゃいかわいい女の子がありました。

むかしむかし夫婦者があって、永い間、小児が欲しい、欲しい、といい暮しておりましたが、やっとおかみさんの望みがかなって、神様が願いをきいてくださいました。

まずしい木こりの男が、大きな森の近くにこやをもって、おかみさんとふたりのこどもとでくらしていました。

むかし、むかし、小さい女の子がありました。

むかし、あるところに、おかあさんのやぎがいました。

むかしむかし、たれのどんなのぞみでも、おもうようにかなったときのことでございます。

主人もちのろばがありました。

むかし、あるところに、こなやがありました。

むかしむかし大昔、今から二千年も前のこと、一人の金持ちがあって、美くしい、気立の善い、おかみさんを持って居ました。

ある国の王さまが、大きな森のなかで、狩をしたことがありました。

だんなさんがお金もちの、ある女のひとがいました。

あるところに、くつ屋さんがおりました。

むかしむかし、まだどんな人ののぞみでも、思いどおりにかなったころのことです。

ネコがネズミと知りあいになりました。

あるお百姓さんが、牝牛を市場へ追っていって、七ターレルで売ってきました。

あるおとうさんが、ふたりのむすこをもっていました。

むかし、あるところに、年よりの王さまがおりました。

むかしむかし、あるところに、おかあさんのヤギがいました。

ある大きな森のまえに、ひとりの木こりが、おかみさんといっしょに住んでいました。

ある水車ごや（１）に、粉ひきのおじいさんが住んでいました。

むかし、あるところに、ひとりの女の子がおりました。

むかしむかし、あるところに、王さまとお妃さまとがおりました。

オンドリがメンドリにいいました。

むかし、あるところに、おかみさんに死なれたひとりの男と、だんなさんに死なれたひとりの女とがおりました。

ある夏の朝のことです。

むかしむかし、ひとりのまずしい男がおりました。

いまからずっと、むかしのこと、あるところにひとりの王さまが住んでおりました。

むかしむかし、ひとりの漁師とそのおかみさんがおりました。

ある村に、ひとりのまずしいおばあさんが住んでいました。

むかしむかし、あるところにちっちゃな、かわいい女の子がおりました。

むかし、あるところに、ひとりの王子がおりました。

ある後家さんに、ふたりのむすめがありました。

びんぼうな男が、子どもを十二人もっていました。

ある貧しい男にむすこが生まれましたが、なにしろひどい貧乏なので、名づけ親になってやろうという人が、たれひとり見つかりません。

猫が森のなかでお狐さまに行きあったことがありました。