夢野久作の児童文学全作品

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
きのこ会議夢野久作5分以内1,544

初茸、松茸、椎茸、木くらげ、白茸、鴈茸、ぬめり茸、霜降り茸、獅子茸、鼠茸、皮剥ぎ茸、米松露、麦松露なぞいうきのこ連中がある夜集まって、談話会を始めました。

初茸、松茸、椎茸、木くらげ、白茸、鴈茸、ぬめり茸、霜降り茸、獅子茸、鼠茸、皮剥ぎ茸、米松露、麦松露なぞいうきのこ連中がある夜集まって、談話会を始めました。

懐中時計夢野久作5分以内190

懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。

懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。

医者と病人夢野久作5分以内111

死にかかった病人の枕元でお医者が首をひねって、 「もう一時間も六カしいです」  と言いました。

死にかかった病人の枕元でお医者が首をひねって、 「もう一時間も六カしいです」  と言いました。

雨ふり坊主夢野久作5分以内1,800

お天気が続いて、どこの田圃も水が乾上がりました。

お天気が続いて、どこの田圃も水が乾上がりました。

キューピー夢野久作5分以内701

アメリカ生まれのキューピーがいなくなったので、おもちゃ箱の中は大変なさわぎがはじまりました。

アメリカ生まれのキューピーがいなくなったので、おもちゃ箱の中は大変なさわぎがはじまりました。

オシャベリ姫夢野久作1時間〜25,285

ある国に王様がありまして、夫婦の間にたった一人、オシャベリ姫というお姫さまがありました。

ある国に王様がありまして、夫婦の間にたった一人、オシャベリ姫というお姫さまがありました。

青水仙、赤水仙夢野久作5分以内1,390

うた子さんは友達に教わって、水仙の根を切り割って、赤い絵の具と青い絵の具を入れて、お庭の隅に埋めておきました。

うた子さんは友達に教わって、水仙の根を切り割って、赤い絵の具と青い絵の具を入れて、お庭の隅に埋めておきました。

ルルとミミ夢野久作30分以内11,823

むかし、ある国に、水晶のような水が一ぱいに光っている美しい湖がありまして、そのふちに一つの小さな村がありました。

むかし、ある国に、水晶のような水が一ぱいに光っている美しい湖がありまして、そのふちに一つの小さな村がありました。

金銀の衣裳夢野久作10分以内2,288

昔或る処に貧乏な母娘がありました、お父様は早くになくなつて今はお母様と娘のお玉と二人切でしたが何しろ貧乏なので其日其日の喰べるものもありません、只お母様が毎日毎日他所へ行つて着物の洗ぎ洗濯や針仕事をしていくらかの賃金を貰つて来てやつと細い煙を立てゝ居りました。

昔或る処に貧乏な母娘がありました、お父様は早くになくなつて今はお母様と娘のお玉と二人切でしたが何しろ貧乏なので其日其日の喰べるものもありません、只お母様が毎日毎日他所へ行つて着物の洗ぎ洗濯や針仕事をしていくらかの賃金を貰つて来てやつと細い煙を立てゝ居りました。

キャラメルと飴玉夢野久作5分以内1,007

キャラメルと飴玉とがお菓子箱のうちで喧嘩をはじめました。

キャラメルと飴玉とがお菓子箱のうちで喧嘩をはじめました。

お金とピストル夢野久作5分以内457

泥棒がケチンボの家へ入ってピストルを見せて、お金を出せと言いました。

泥棒がケチンボの家へ入ってピストルを見せて、お金を出せと言いました。

お菓子の大舞踏会夢野久作10分以内2,384

五郎君はお菓子が好きでしようがありませんでした。

五郎君はお菓子が好きでしようがありませんでした。

狸と与太郎夢野久作5分以内484

与太郎は毎日隣村へ遊びに行って、まだ日の暮れぬうちに森を通って帰って来ました。

与太郎は毎日隣村へ遊びに行って、まだ日の暮れぬうちに森を通って帰って来ました。

豚吉とヒョロ子夢野久作1時間〜56,763

豚吉は背の高さが当り前の半分位しかないのに、その肥り方はまた普通の人の二倍の上もあるので、村の人がみんなで豚吉という名をつけたのです。

豚吉は背の高さが当り前の半分位しかないのに、その肥り方はまた普通の人の二倍の上もあるので、村の人がみんなで豚吉という名をつけたのです。

がちゃがちゃ夢野久作5分以内896

草の中で虫が寄り合って相談を始めました。

草の中で虫が寄り合って相談を始めました。

虻のおれい夢野久作10分以内2,691

チエ子さんは今年六つになる可愛いお嬢さんでした。

チエ子さんは今年六つになる可愛いお嬢さんでした。

若返り薬夢野久作10分以内3,061

太郎さんはお父さまから銀色にピカピカ光る空気銃を一梃頂きました。

太郎さんはお父さまから銀色にピカピカ光る空気銃を一梃頂きました。

三つの眼鏡夢野久作5分以内1,757

武雄さんはお母さんが亡くなられてから大層わるくなりました。

武雄さんはお母さんが亡くなられてから大層わるくなりました。

キキリツツリ夢野久作10分以内3,098

露子さんは継子で、いつもお母さんからいじめられて泣いてばかりいました。

露子さんは継子で、いつもお母さんからいじめられて泣いてばかりいました。

クチマネ夢野久作10分以内3,508

美代子さんは綺麗な可愛らしい児でしたが、ひとの口真似をするので皆から嫌われていました。

美代子さんは綺麗な可愛らしい児でしたが、ひとの口真似をするので皆から嫌われていました。

正夢夢野久作5分以内1,784

昔、ある街の町外れで大勢の乞食が集まって日なたぼっこしながら話しをしておりましたが、その中で一人の若い乞食が大きな声を出して申しました。

昔、ある街の町外れで大勢の乞食が集まって日なたぼっこしながら話しをしておりましたが、その中で一人の若い乞食が大きな声を出して申しました。

虫の生命夢野久作10分以内2,922

炭焼きの勘太郎は妻も子も無い独身者で、毎日毎日奥山で炭焼竈の前に立って煙の立つのを眺めては、淋しいなあと思っておりました。

炭焼きの勘太郎は妻も子も無い独身者で、毎日毎日奥山で炭焼竈の前に立って煙の立つのを眺めては、淋しいなあと思っておりました。

猿小僧夢野久作30分以内5,764

一  一人の乞食の小僧が山の奥深く迷い入って、今まで人間の行った事のない処まで行くと、そこに猿の都というものがあった。

一  一人の乞食の小僧が山の奥深く迷い入って、今まで人間の行った事のない処まで行くと、そこに猿の都というものがあった。

白髪小僧夢野久作1時間〜100,239

第一篇 赤おうむ      一 銀杏の樹  昔或る処に一人の乞食小僧が居りました。

第一篇 赤おうむ      一 銀杏の樹  昔或る処に一人の乞食小僧が居りました。

雪の塔夢野久作30分以内5,157

玉雄と照子は兄妹で毎日仲よく連れ立って、山を越えて向うの学校に通って、帰りも仲よく一所になって帰って来ました。

玉雄と照子は兄妹で毎日仲よく連れ立って、山を越えて向うの学校に通って、帰りも仲よく一所になって帰って来ました。

黒い頭夢野久作5分以内1,900

ヒイラ、フウラ、ミイラよ  ミイラのおべべが赤と青  そうしておかおが真黒け  四つよく似たムクロージ  五ついつまでねんねして  六つむかしの夢を見て  何千万何億年  やっとこさあと眼がさめて  九つことしはおめでとう  とんだりはねたり躍ったり  とうとう一貫借りました。

ヒイラ、フウラ、ミイラよ  ミイラのおべべが赤と青  そうしておかおが真黒け  四つよく似たムクロージ  五ついつまでねんねして  六つむかしの夢を見て  何千万何億年  やっとこさあと眼がさめて  九つことしはおめでとう  とんだりはねたり躍ったり  とうとう一貫借りました。

白椿夢野久作10分以内2,815

ちえ子さんは可愛らしい奇麗な児でしたが、勉強がきらいで遊んでばかりいるので、学校を何べんも落第しました。

ちえ子さんは可愛らしい奇麗な児でしたが、勉強がきらいで遊んでばかりいるので、学校を何べんも落第しました。

先生の眼玉に夢野久作5分以内621

子供が大ぜい遊んでいるところに雪がふって来ました。

子供が大ぜい遊んでいるところに雪がふって来ました。

奇妙な遠眼鏡夢野久作30分以内6,915

ある所にアア、サア、リイという三人の兄弟がありました。

ある所にアア、サア、リイという三人の兄弟がありました。

犬のいたずら夢野久作5分以内1,258

去年の十二月の三十一日の真夜中の事でした。

去年の十二月の三十一日の真夜中の事でした。

犬の王様夢野久作5分以内1,345

むかしある国に独り者の王様がありました。

むかしある国に独り者の王様がありました。

寝ぼけ夢野久作5分以内944

太郎さんはしじゅう寝ぼけてしくじるので、口惜しくてたまりません。

太郎さんはしじゅう寝ぼけてしくじるので、口惜しくてたまりません。

働く町夢野久作5分以内276

ある国で第一番の上手というお医者さんが、ある町に招かれて来ました。

ある国で第一番の上手というお医者さんが、ある町に招かれて来ました。

豚と猪夢野久作5分以内282

豚が猪に向って自慢をしました。

豚が猪に向って自慢をしました。

鵙征伐夢野久作5分以内814

お父さんの蛙が田圃へ虫とりに行ったまま帰って来ませんので、お神さんの蛙と子供の蛙が心配をして探しに行きましたら、かわいそうにお父さん蛙は鵙に捕えられて茅の刈り株に突き刺されて日干になって死んでいました。

お父さんの蛙が田圃へ虫とりに行ったまま帰って来ませんので、お神さんの蛙と子供の蛙が心配をして探しに行きましたら、かわいそうにお父さん蛙は鵙に捕えられて茅の刈り株に突き刺されて日干になって死んでいました。

雪子さんの泥棒よけ夢野久作5分以内869

夜中に雨戸のところでゴリゴリと音が始まりました。

夜中に雨戸のところでゴリゴリと音が始まりました。

犬と人形夢野久作5分以内1,564

東京では今度大地震と大火事がありましてたくさんのひとが死にました。

東京では今度大地震と大火事がありましてたくさんのひとが死にました。

章魚の足夢野久作5分以内608

凧屋の店にいろいろ並んでいる凧の中で、達磨と章魚とが喧嘩をはじめました。

凧屋の店にいろいろ並んでいる凧の中で、達磨と章魚とが喧嘩をはじめました。

ドン夢野久作5分以内909

たいそうあたたかくなりました。

たいそうあたたかくなりました。

梅のにおい夢野久作5分以内941

一匹の斑猫が人間の真似をして梅の木にのぼって花を嗅いでみました。

一匹の斑猫が人間の真似をして梅の木にのぼって花を嗅いでみました。

鉛筆のシン夢野久作5分以内213

子供が鉛筆を削っているとあまり無茶に削るので何べんでもシンが折れました。

子供が鉛筆を削っているとあまり無茶に削るので何べんでもシンが折れました。

鷹とひらめ夢野久作5分以内197

ひらめが海を泳いでいますと、鷹が飛んで来て掴もうとしましたが、水が深いので掴めません。

ひらめが海を泳いでいますと、鷹が飛んで来て掴もうとしましたが、水が深いので掴めません。

電信柱と黒雲夢野久作5分以内215

電信柱が寒い風にあたってピーピーと泣いておりました。

電信柱が寒い風にあたってピーピーと泣いておりました。

人形と狼夢野久作5分以内282

お腹の空いた狼が野道を歩いて来ますと、遠くに一人の赤ん坊が寝ているのを見つけました。

お腹の空いた狼が野道を歩いて来ますと、遠くに一人の赤ん坊が寝ているのを見つけました。

二つの鞄夢野久作5分以内499

小さな鞄と大きな鞄と二つ店に並んでおりました。

小さな鞄と大きな鞄と二つ店に並んでおりました。

二人の男と荷車曳き夢野久作5分以内1,031

昔ある処に力の強い、何でも上手の男が二人おりました。

昔ある処に力の強い、何でも上手の男が二人おりました。

森の神夢野久作5分以内284

森の神様が砂原を旅する人々のために木や竹を生やして、真青に茂りました。

森の神様が砂原を旅する人々のために木や竹を生やして、真青に茂りました。

約束夢野久作5分以内382

「ある人が橋の下で友達に会う約束をして待っていた。そのうちに雨が降って水がだんだん深くなって、その人の胸まで来た。けれどもその人は約束を守って立っていた。そのうちに水はいよいよ深くなって、その人の口の処まで来た。けれどもその人は動かなかった。そのうちに水は口から鼻から眼まで来て、とうとうその人は溺れ死んでしまった。だから約束を守るのはわるい事だ」  とある人が言いました。

「ある人が橋の下で友達に会う約束をして待っていた。そのうちに雨が降って水がだんだん深くなって、その人の胸まで来た。けれどもその人は約束を守って立っていた。そのうちに水はいよいよ深くなって、その人の口の処まで来た。けれどもその人は動かなかった。そのうちに水は口から鼻から眼まで来て、とうとうその人は溺れ死んでしまった。だから約束を守るのはわるい事だ」  とある人が言いました。

ツクツク法師夢野久作10分以内2,894

むかしあるところに一人の欲ばりの坊さんがおりました。

むかしあるところに一人の欲ばりの坊さんがおりました。

蚤と蚊夢野久作5分以内189

夏の暑い日になまけものがひるねをしておりますと、蚤と蚊が代る代るやって来て刺したり食いついたりしました。

夏の暑い日になまけものがひるねをしておりますと、蚤と蚊が代る代るやって来て刺したり食いついたりしました。