5分以内で読める夢野久作の短編児童文学作品
青空文庫で公開されている夢野久作の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-34件 / 全34件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|---|---|---|
青水仙、赤水仙 | 夢野久作 | 5分以内 | |
うた子さんは友達に教わって、水仙の根を切り割って、赤い絵の具と青い絵の具を入れて、お庭の隅に埋めておきました。 | |||
医者と病人 | 夢野久作 | 5分以内 | |
死にかかった病人の枕元でお医者が首をひねって、「もう一時間も六カしいです」と言いました。 | |||
三つの眼鏡 | 夢野久作 | 5分以内 | |
武雄さんはお母さんが亡くなられてから大層わるくなりました。 | |||
正夢 | 夢野久作 | 5分以内 | |
昔、ある街の町外れで大勢の乞食が集まって日なたぼっこしながら話しをしておりましたが、その中で一人の若い乞食が大きな声を出して申しました。 | |||
先生の眼玉に | 夢野久作 | 5分以内 | |
子供が大ぜい遊んでいるところに雪がふって来ました。 | |||
犬のいたずら | 夢野久作 | 5分以内 | |
去年の十二月の三十一日の真夜中の事でした。 | |||
犬の王様 | 夢野久作 | 5分以内 | |
むかしある国に独り者の王様がありました。 | |||
きのこ会議 | 夢野久作 | 5分以内 | |
初茸、松茸、椎茸、木くらげ、白茸、鴈(がん)茸、ぬめり茸、霜降り茸、獅子茸、鼠茸、皮剥ぎ茸、米松露、麦松露なぞいうきのこ連中がある夜集まって、談話会を始めました。 | |||
寝ぼけ | 夢野久作 | 5分以内 | |
太郎さんはしじゅう寝ぼけてしくじるので、口惜しくてたまりません。 | |||
働く町 | 夢野久作 | 5分以内 | |
ある国で第一番の上手というお医者さんが、ある町に招かれて来ました。 | |||
豚と猪 | 夢野久作 | 5分以内 | |
豚が猪に向って自慢をしました。 | |||
鵙征伐 | 夢野久作 | 5分以内 | |
お父さんの蛙が田圃へ虫とりに行ったまま帰って来ませんので、お神さんの蛙と子供の蛙が心配をして探しに行きましたら、かわいそうにお父さん蛙は鵙(もず)に捕えられて茅(かや)の刈り株に突き刺されて日干になって死んでいました。 | |||
雪子さんの泥棒よけ | 夢野久作 | 5分以内 | |
夜中に雨戸のところでゴリゴリと音が始まりました。 | |||
キャラメルと飴玉 | 夢野久作 | 5分以内 | |
キャラメルと飴玉とがお菓子箱のうちで喧嘩をはじめました。 | |||
キューピー | 夢野久作 | 5分以内 | |
アメリカ生まれのキューピーがいなくなったので、おもちゃ箱の中は大変なさわぎがはじまりました。 | |||
犬と人形 | 夢野久作 | 5分以内 | |
東京では今度大地震と大火事がありましてたくさんのひとが死にました。 | |||
章魚の足 | 夢野久作 | 5分以内 | |
凧(たこ)屋の店にいろいろ並んでいる凧の中で、達磨と章魚とが喧嘩をはじめました。 | |||
ドン | 夢野久作 | 5分以内 | |
たいそうあたたかくなりました。 | |||
梅のにおい | 夢野久作 | 5分以内 | |
一匹の斑猫が人間の真似をして梅の木にのぼって花を嗅いでみました。 | |||
鉛筆のシン | 夢野久作 | 5分以内 | |
子供が鉛筆を削っているとあまり無茶に削るので何べんでもシンが折れました。 | |||
お金とピストル | 夢野久作 | 5分以内 | |
泥棒がケチンボの家へ入ってピストルを見せて、お金を出せと言いました。 | |||
がちゃがちゃ | 夢野久作 | 5分以内 | |
草の中で虫が寄り合って相談を始めました。 | |||
鷹とひらめ | 夢野久作 | 5分以内 | |
ひらめが海を泳いでいますと、鷹が飛んで来て掴もうとしましたが、水が深いので掴めません。 | |||
狸と与太郎 | 夢野久作 | 5分以内 | |
与太郎は毎日隣村へ遊びに行って、まだ日の暮れぬうちに森を通って帰って来ました。 | |||
電信柱と黒雲 | 夢野久作 | 5分以内 | |
電信柱が寒い風にあたってピーピーと泣いておりました。 | |||
人形と狼 | 夢野久作 | 5分以内 | |
お腹の空いた狼が野道を歩いて来ますと、遠くに一人の赤ん坊が寝ているのを見つけました。 | |||
二つの鞄 | 夢野久作 | 5分以内 | |
小さな鞄と大きな鞄と二つ店に並んでおりました。 | |||
二人の男と荷車曳き | 夢野久作 | 5分以内 | |
昔ある処に力の強い、何でも上手の男が二人おりました。 | |||
森の神 | 夢野久作 | 5分以内 | |
森の神様が砂原を旅する人々のために木や竹を生やして、真青に茂りました。 | |||
約束 | 夢野久作 | 5分以内 | |
「ある人が橋の下で友達に会う約束をして待っていた。 | |||
蚤と蚊 | 夢野久作 | 5分以内 | |
夏の暑い日になまけものがひるねをしておりますと、蚤と蚊が代る代るやって来て刺したり食いついたりしました。 | |||
蛇と蛙 | 夢野久作 | 5分以内 | |
冬になると蛇も蛙も何もたべなくなって土の中へもぐってしまいます。 | |||
ペンとインキ | 夢野久作 | 5分以内 | |
ペン先がインキにこう言いました。 | |||
懐中時計 | 夢野久作 | 5分以内 | |
懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。 |
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。