白痴
北条民雄
『白痴』は青空文庫で公開されている北条民雄の短編作品。1,649文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 1,649文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 親父は大酒飲みで、ろくすつぽ仕事もせず毎日酔つぱらつては大道に寝転び、村長でも誰でも口から出まかせに悪口雑言を吐き散らすのが無上の趣味で、母親は毎日めそめそ泣いて、困るんでござります困るんでござりますと愚痴つてばかりゐる意気地なしなのである。 |
初出 | 「山桜」1935(昭和10)年5月号 |
底本 | 定本 北條民雄全集 上巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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