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詩語としての日本語

折口信夫

『詩語としての日本語』は青空文庫で公開されている折口信夫の中編作品。13,434文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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書出

酩酊船 さてわれらこの日より星を注ぎて乳汁色の 海原の詩に浴しつゝ緑なす瑠璃を啖ひ行けば こゝ吃水線は恍惚として蒼ぐもり 折から水死人のたゞ一人想ひに沈み降り行く 見よその蒼色忽然として色を染め 金紅色の日の下にわれを忘れし揺蕩は 酒精よりもなほ強く汝が立琴も歌ひえぬ 愛執の苦き赤痣を醸すなり アルチュル・ランボオ 小林秀雄 この援用文は、幸福な美しい引例として、短い私の論文の最初にかゝげ

初出「現代詩講座 第二巻」1950(昭和25)年5月
底本折口信夫全集 12
表記
新字旧仮名
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