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河童小僧

岡本綺堂

『河童小僧』は青空文庫で公開されている岡本綺堂の短編作品。2,642文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
2,642文字
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書出

頃は安政の末、内藤家(延岡藩)の江戸邸に福島金吾という武士があった、この男、剣術柔術が得意で、随って気象も逞しい人物で、凡そ世の中に怖い物無しと誇っていたが、或時測らず一種の妖怪に出逢って、なるほど世には不思議もあるものだと流石に舌を巻いたと云う。

初出「文藝倶楽部」1902(明治35)年5月号
底本文藝別冊[総特集]岡本綺堂
表記
新字新仮名
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