旧聞日本橋22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
長谷川時雨
『旧聞日本橋』は青空文庫で公開されている長谷川時雨の短編作品。3,490文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,490文字 |
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書き出し書出 | あたしの古郷のおとめといえば、江戸の面影と、香を、いくらか残した時代の、どこか歯ぎれのよさをとどめた、雨上りの、杜若のような下町少女で、初夏になると、なんとなく思出がなつかしい。 |
初出 | |
底本 | 旧聞日本橋 |
表記 | 新字新仮名 |
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