紅葉
伊藤左千夫
『紅葉』は青空文庫で公開されている伊藤左千夫の短編作品。6,545文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 6,545文字 |
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書き出し書出 | 秀麗世にならひなき二荒の山に紅葉かりせはやと思ひたち木の芽の箱をは旅路の友と頼みつゝ丙申の秋神無月廿日の午の後二時半と云ふに上野の山のふもとより※車にこそうち乘りけれいかはかり紅葉の色や深からん山また山のおくをわけなは赤羽さわらひ浦和大宮なと夢の間に打過て上野の國宇都宮[#「上野の國宇都宮」はママ]にそ日は暮にけるはる/\ときしやに訪へはや紅葉しゝ紅葉のかけの猶もまたるゝしはしやすろふ暇もなく烏羽玉の夜路をは馳りつゝ※車は直に日光山にこそ向ひにけれはや近し... |
初出 | |
底本 | 左千夫全集 第二卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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