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解かれた象

寺田寅彦

『解かれた象』は青空文庫で公開されている寺田寅彦の短編作品。3,662文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
3,662文字
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書出

上野の動物園の象が花屋敷へ引っ越して行って、そこで既往何十年とかの間縛られていた足の鎖を解いてもらって、久しぶりでのそのそと檻(おり)の内を散歩している、という事である。

初出「女性改造」1924(大正13)年1月
底本寺田寅彦随筆集 第二巻
表記
新字新仮名
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