書簡 大杉栄宛（一九一六年六月二二日）
伊藤野枝
『書簡 大杉栄宛』は青空文庫で公開されている伊藤野枝の短編作品。1,623文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,623文字 |
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| 書き出し書出 | 宛先東京市麹町区三番町六四第一福四萬館発信地千葉県夷隅郡御宿上野屋旅館ゆふべ、また、二階の室に行つて、ひとりであの広い蚊帳のなかにすはつて手紙を書き続けようとしましたけれども、いろんな事を考へ始めましたら、苦しくなつてとても続けられませんでしたから止めて、ぢつと眼をつぶつて一時頃まで考へてゐました。 |
| 初出 | |
| 底本 | 定本 伊藤野枝全集 第二巻 評論・随筆・書簡1――『青鞜』の時代 |
| 表記 | 新字旧仮名 |
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