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寒中の木の芽

内村鑑三

『寒中の木の芽』は青空文庫で公開されている内村鑑三の短編作品。216文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
216文字
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書出

一、春の枝に花あり夏の枝に葉あり秋の枝に果あり冬の枝に慰あり二、花散りて後に葉落ちて後に果失せて後に芽は枝に顕はる三、嗚呼憂に沈むものよ嗚呼不幸をかこつものよ嗚呼冀望の失せしものよ春陽の期近し四、春の枝に花あり夏の枝に葉あり秋の枝に果あり冬の枝に慰あり。

初出
底本内村鑑三全集3 1894-1896
表記
新字旧仮名
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