(古る摺れた)
中原中也
『(古る摺れた)』は青空文庫で公開されている中原中也の短編作品。286文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 286文字 |
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書き出し書出 | 古る摺れた外国の絵端書――唾液が余りに中性だ雨あがりの街道を歩いたが歩いたが飴屋がめつからない唯のセンチメントと思ひますか?――額をみ給へ――一度は神も客観してやりました――不合理にも存在価値はありませうよだが不合理は僕につらい――こんなに先端に速度のある自棄々々々々下駄の歯は僕の重力を何といつて土に訴へます「空は興味だが役に立たないことが淋しい――精... |
初出 | |
底本 | 新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ |
表記 | 新字旧仮名 |
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